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Posted by ブクログ
ツチノコについて、広く網羅した一冊だがあくまで視点と手法は民俗学のそれとなっている。故に、実在についてはあまり言及されていない。あくまで『ツチノコ』というモノが人間にとってどういうものなのか?そして、どう扱ってきたものなのかについての本。
読んでまず思ったのが、存外と狭い界隈なのだなと思う。
知られている割に既知のものが多い。ツチノコの目撃譚も取り上げられているが、記録はあくまで目撃譚で、具体的な物証はない。『ないものは、ないことは証明できない』という言葉が浮かび、人間というものは厄介だなあと感じた。
論の展開は丁寧で、参考文献も多く説得力がある。
その中で、多くを占めている『逃げろツチノコ』に興味がわくが、多分自分は読まない気がしている。この精神性こそが、ツチノコをツチノコたらしめているのだと、私は知っている。この本を読んだなら、それを理解出来るように思う。
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