歴史家が見る現代世界

歴史家が見る現代世界

891円 (税込)

4pt

3.8

「現代」はいつから始まったのか? 「近代」と「現代」は何が変わったのか? そもそもどのようにして「時代区分」をするのか? 近年、歴史学の潮流は急速に変化してきた。視野の狭い国別の歴史にとらわれて、世界規模で進む大きな歴史のうねりを見逃してはならない。ハーバード大・歴史学部の名誉教授が書き下ろした、「現代世界」を考えるための手引き書。(講談社現代新書)

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歴史家が見る現代世界 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アメリカ歴史学会会長を務めた入江昭。

    1990年以降、
    歴史研究に枠組みが変化。従来は国家単位。いまはより広範囲、太平洋とか大西洋、世界全体に広がった著述が増えている。グローバルとかトランスナショナル。


    背景はそれまでの歴史研究が欧米中心だったのでは?世界の欧米以外の地位の高まりと合わせて。西

    0
    2020年02月11日

    Posted by ブクログ

    2014.11記。

    入江昭氏の(新旧)「日本の外交」と言えば、外交官試験のスタンダードな教科書。著者の作品はもちろんこれだけではないが、同じ新書でもあり、本書は事実上「三部作の最終作品」の位置づけに見える。

    企業やNGOなど、国家という存在を乗り越えるアクター(Non State Actors)

    0
    2019年01月05日

    Posted by ブクログ

    米国に半世紀以上住んでいる日本人歴史家による、来るべき歴史のあり方のようなもの。グローバル・ヒストリーであるとかトランスナショナル世界主義、国際主義という言葉で説明しようとしている。トラディショナルな歴史感覚から見れば眉唾だが国家の枠組み、西洋的進歩観、大国の枠組みそういった枠組みで歴史の事実を解釈

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    歴史を論じる時、どうしても国家の興亡が中心になる。
    どのような仕組みの国が、どう生まれ衰退または継続してきたのかだ。もちろん国際関係も抜きには語れない。
    それだけ人にとって、国家ってものが重要と信じられているからだ。
    そこにトランスナショナルな史観を提唱する一冊。冷戦の終焉は国家論や従来の現実主義の

    0
    2015年01月08日

    Posted by ブクログ

    国際関係論でよく見られる、バランス・オブ・パワーというような現実主義的な観点を俯瞰し、批判している。そういう意味でリベラリズム論者と言えるのだろうか。なんか合点がゆかない。ただの理想主義者だろうか、コスモポリタンだろうか。
    しかし、パックス・アメリカーナと言われるアメリカ覇権を肯定しているでもなく

    0
    2014年06月05日

    Posted by ブクログ

    【由来】
    ・講談社のメルマガ

    【要約】


    【ノート】
    ・ニーモシネ

    ・歴史研究においては、もう、国家単位での把握ではなく、様々な主体による関係論から、ひいては環境も含めた全地球的な視野で捉えるようになっているらしい。グローバリズムが進むことによって、国家が相対的に弱体化し、また同時に、欧米の

    0
    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    現代哲学の流れにおいても、人間中心主義や西洋的理性中心主義の反省から、脱中心化的な動きがあった。歴史学のなかでも、国家間の「インターナショナル」の歴史から、国家の枠を超えた「トランスナショナル」、地球規模で環境などにも焦点を当てた「グローバル」な視点からの歴史認識への変遷が最近の動きという。また、軍

    0
    2015年10月20日

    Posted by ブクログ

    今を歴史家なりに分析した本。

    グローバル化が進み、トランスナショナルな非国家主体の活躍が目立つ中、国家を中心とした枠組みは意味をほとんどなさない、という主張に違和感を覚えた。そばに中国があって、パワーに基づくメチャクチャな動きをしているからだと思う。
    無論、これだけが全てではなく、草の根のレベルで

    0
    2014年05月13日

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