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世界史の上で、最も強烈な光を放った男、ナポレオン。勇敢さと人並み外れた集中力で、仏皇帝の座に就いた彼もまた人の子であった。幼児性を残し、自己正当化の果てに破滅していく生涯。少年兵の体験を持つ著者が、矛盾する大号令を臆面もなくかけ続けた男の素顔に、現地取材して迫る。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ 2011年10月26日
二十代前半,後半,三十代前半…というように,ナポレオンの人生を時間を追って眺めてゆく。全体を貫くキーワードは「幼児性」と「率いること」。 エジプト遠征からの帰還を,子会社に社長として出向していた人間が,芳しい実績を上げられず本社へ戻ってきたことに譬えるなど,著者ならではの描き方が興味深い。
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