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Posted by ブクログ
ミスに対して「気を付ける」という精神論が諸悪の根源になり得ます。本書は、問題を対処するだけの対処療法ではなく、組織の構造自体を根本から変える根治的アプローチを提示している本です。
そもそも人為的ミスは「無視・無知・過信」というトリガーによって誘発されます。これは脳がエネルギーを節約するために組み込まれた、いわばバグなのです。
根本治療にシフトするためには、ミスを起こさせない環境をつくるという構造改革が必要です。包丁によるスタッフの怪我を回避するための「セントラルキッチン」化や、個人の能力に依存しない「システムによる強制ロック」といった具体策が紹介されています。
しかし、作業環境やシステムをいくら改善しても、想定外のエラーは起こるもの。本書ではそうしたエラーには必ず小さな予兆があると指摘します。リーダーが予兆に気づくこと、そして現場が声をあげやすい環境・文化を育てることが重要です。「予兆カード」の活用による情報共有のフォーマット化も推奨されています。
ミスが発生した時のリーダーの振る舞い方としては、
・しからない
・すぐに対処する
・一緒に対処を考える
が挙げられています。小さな予兆を軽視し、失敗を個人のミスとして不機嫌に処理することで隠蔽が生まれ、組織に爆弾を抱えることになると本書で強調されているのが印象的でした。
「作業を憎んで、人を憎まず」という信念のもと、会社に最も大きな損害を与えた社員に社長賞を贈ったホンダの例が紹介されていました。挑戦を奨励する会社にはこうした強固な企業文化が根付いているのだと深く実感させられました。
Posted by ブクログ
会社の中で業務改善することはないか考えていたときにタイトルが気になり読みました。
内容は、失敗はなぜ起きるのかを分類分け、失敗の防ぎ方、失敗に対する会社、上司の振る舞い方失敗の活かし方がかかれていました。
最近、社員の出入りが激しくイージーミスが多くあり、その後始末に時間が多くかかっていて、このイージーミスを減らす仕組み作りを考える日々です。
マニュアルを作るも、忙しくて読んでいないと言われ、意味をなさない状況。
この本を読みマニュアルを作って満足しておた自分に気づきました。
他の人が作ったマニュアルでは、人には、響かない。
ミスを共有し、自分たちで考えるから覚えて自分たちのマニュアルをつくっていく必要があると思いました。
忙しいけれど、急がば回れが一番の近道ですね。
Posted by ブクログ
「思考法」というよりは、ミスをどう認識し、どう扱うかといった「対応策」が書かれている印象。
実際の仕事に反映させるという観点においては、会社の大小は関係なく、記述されている「20のルール」はわかりやすく、上手く取り入れることが出来そうだ。
また、実在する有名企業におけるミス、問題を多く取り上げている。何故大きな問題が起きたのか、反対に問題が深刻化しなかった企業はどのような対策を取ったのか両側面より記述されている。同じようなミスでも扱いが異なることで全く別の結果が生じることがよく分かった。ただし、この点に関しては、興味のない方においては、少々冗長にも感じるかもしれない。また、少し立ち止まるような読みにくさも感じた。
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