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Posted by ブクログ
この本を読んで、女性が清潔、栄養、コミュニケーションにこだわるのは子供の発達のために必要な進化の結果である事がよく分かった。
また、ヒトとは、社会脳、すなわちコミュニケーション能力の獲得に対して、進化においても、個の発達においてもかなりのコストを支払っていることも分かった。
簡単に言えば、赤ちゃんに手がかかるのは当たり前だということである。
エイリアンベッドを使ったSRを作った人が社会脳の研究をしているとは思っていなかった。そういう意味で驚いた。
本を読むと、中二病全開のネーミングセンスや、SFなどからの着想など、大変共感が得られた。マッドサイエンティストはこうあるべきだ。(^.^)
Posted by ブクログ
理研の研究者が自身の研究内容をまとめたものです。前著「つながる脳」以降の研究の進み具合が分かります。脳関係の本は多くありますが、ほとんどが、他の方が行った研究をまとめたもので、自身の研究のみを書いたものは少ないと思います。そのためか、参考文献がありません。
内容は独自性が強く、エキサイティングです。研究毎度をくすぐられるものでしょう。おおむね2つから構成され、1つがSRシステムで、バーチャルリアリティのようなものを感じられる装置で、もう1つが、多次元生体情報記録手法で、脳や社会情報をまるごと全て記録し、解析するもので、書くと、簡単そうだが、非常に苦労が多く、誰も手を出さない所だろう。
研究データを全て公開しようというのも現代的な気がします。アクセスすると、何か面白いことがあるのでしょうか?
非常に多くの可能性、広がりについて、書かれており、今後の進捗が期待されます。子どもの頃に、こういう内容を見れば、こういう所で研究できればと思うのかもしれません。
Posted by ブクログ
著者の研究分野は、人と人との関係の中で脳がどのようにふるまうかという「社会脳」を明らかにすることである。。この「社会脳」というテーマを探索するためには、再現性を担保することが困難であるという「一回性の問題」があるために、従来の脳科学の研究手法では解明が困難であった。そこで、著者藤井博士は全く新しいツールを生み出すことで、その問題を突破しようとしている。それが、現実では起こっていない状況(代替現実)をつくり出す「SRシステム」と呼ばれるツールだ。このユニークかつオリジナルなツールを使って、辿り着いた境地はSFの世界そのものである。
著者は本書終盤で「ツールに何を使うかによって、ぼくたちがどこまでいけるのかが決まる」という印象的な言葉を残している。過去にもインターネットやスマホといった画期的なツールにより、我々の生活は一新されたといっても過言ではない。本書では何とも不思議な「SRシステム」というツールが頻繁に登場するが、「このツールで何かが起こせることを既に知っている」という「メタ認知」があなたの脳にも起こるかもしれない。
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