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Posted by ブクログ 2011年12月27日
美しいという言葉は蝶々さんのある言葉だと思う。彼女は最後まで誇りを捨てなかった。本当に武士の娘であり続けた。明治という激動の時代に飲み込まれるのではなく、しっかりと人生を歩んだと思う。私はだれのおもちゃでもないと証明する。独立した心をもつ女性であった。上巻は嫌われ松子を思い出させるような展開だったが...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月08日
p.426「私が、だれのおもちゃでもなかったという証明だけはしなければならないと」
p.442「美しく生きるために命がけになる。」
今まで時代劇を見ていても、サムライの自害をどうにも理解できんかった。
でもこれを読んで蝶々さんの生き方を知って、侍の誇りとか生きることへの意識とか、少しは納得できるか...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月28日
男性上位の維新後の世において、侍の娘として生まれ、幼いときから『葉隠』を手本として生き抜くには、相当の覚悟と強靭な意思が必要である。それを体現して見せたのは、「伊藤蝶」、通称蝶々さんその人であった。武士道という言葉を聞けば、その顛末が自刃による散華となることは容易に想像できる。本作でもその部分は、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月08日
上巻に引き続き、一気読み。
プッチーニによって「マダムバタフライ」としてオペラ化されている、明治の長崎を舞台にした蝶々さんこと伊東蝶という1人の女性の人生を描いた作品。
蝶が学校に通っていた頃は幸せな毎日だった。
父の形見の学問のすすめを読み、ユリと仲良く、母と2人のババ様と暮らした生活がいかに恵...続きを読む
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