蝶々さん(下)
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蝶々さん(下)

817円 (税込)

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5.0

水月楼の女将が不審死すると、いきなり下女同然の扱いを受け、活水(かつすい)女学校に通わせる約束も反故にされる。が、彼女を案ずる絹たちの計らいで水月楼を出て芸妓見習いとなった蝶は、アメリカ領事主催の宴会に呼ばれ、故障で寄港していた戦艦の士官フランクリン少尉と出会い、恋に落ちる……。感動の力作長編。(講談社文庫)

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蝶々さん のシリーズ作品

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  • 蝶々さん(上)
    869円 (税込)
    明治初頭、長崎港外の深堀に士族の娘として生まれた蝶は、父の形見の『学問のすゝめ』を読んで育つ。かくれキリシタンの少女ユリとも仲良しになり、文明開化の夢がふくらむものの、コレラの流行で母と祖母を失って運命は一変。小学校を卒業すると同時に丸山遊郭「水月楼」の女将の養女となって長崎へ向かう。(講談社文庫)
  • 蝶々さん(下)
    817円 (税込)
    水月楼の女将が不審死すると、いきなり下女同然の扱いを受け、活水(かつすい)女学校に通わせる約束も反故にされる。が、彼女を案ずる絹たちの計らいで水月楼を出て芸妓見習いとなった蝶は、アメリカ領事主催の宴会に呼ばれ、故障で寄港していた戦艦の士官フランクリン少尉と出会い、恋に落ちる……。感動の力作長編。(講談社文庫)

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蝶々さん(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年12月27日

    美しいという言葉は蝶々さんのある言葉だと思う。彼女は最後まで誇りを捨てなかった。本当に武士の娘であり続けた。明治という激動の時代に飲み込まれるのではなく、しっかりと人生を歩んだと思う。私はだれのおもちゃでもないと証明する。独立した心をもつ女性であった。上巻は嫌われ松子を思い出させるような展開だったが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月08日

    p.426「私が、だれのおもちゃでもなかったという証明だけはしなければならないと」
    p.442「美しく生きるために命がけになる。」

    今まで時代劇を見ていても、サムライの自害をどうにも理解できんかった。
    でもこれを読んで蝶々さんの生き方を知って、侍の誇りとか生きることへの意識とか、少しは納得できるか...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年09月28日

    男性上位の維新後の世において、侍の娘として生まれ、幼いときから『葉隠』を手本として生き抜くには、相当の覚悟と強靭な意思が必要である。それを体現して見せたのは、「伊藤蝶」、通称蝶々さんその人であった。武士道という言葉を聞けば、その顛末が自刃による散華となることは容易に想像できる。本作でもその部分は、そ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    上巻に引き続き、一気読み。
    プッチーニによって「マダムバタフライ」としてオペラ化されている、明治の長崎を舞台にした蝶々さんこと伊東蝶という1人の女性の人生を描いた作品。

    蝶が学校に通っていた頃は幸せな毎日だった。
    父の形見の学問のすすめを読み、ユリと仲良く、母と2人のババ様と暮らした生活がいかに恵...続きを読む

    0

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