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Posted by ブクログ 2022年10月03日
日本語学者であり「語用論」の専門家である著者による、「我々はなぜ相手を怒らすことを言ってしまうのか」をアカデミックな視点から解説した本。
著者によれば、我々が普段生活していて不愉快に感じる発言には必ずそのロジカルな理由があるという。相手の言葉に微妙に現れている感情や思いを感じ取って不快に思う。
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Posted by ブクログ 2011年04月16日
予想以上に実践的な内容。目から鱗。
「なぜ、その言い方は人を不快にするのか?」を、心理学や経験則からではなく、言語学的に分析していて新鮮。
「他者のパトスを断定しない物言い」の重要性に大いに納得。
ロゴスの正当性だけではなく、パトスへの共感が必要」という主張を、この本自体が損なわないように、著者が配...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月09日
タイトルだと啓蒙書っぽいけど、実際には言葉(主に日本語)について分析した一冊。
ロゴスとパドスについて、そして実際の使用法について記述している。
長くなるので詳細は割愛するけれど、その中で「全然おいしい」や、「お越しになられました」みたいな二重敬語は必ずしも間違いではないと書かれていた。
論拠と...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月30日
[ 内容 ]
謝罪の場面で真意が伝わらず怒らせる、誤解を与える、だらだらと長く続く言い訳文、空気の読めない発言、どこか変な敬語、…。
こうしたコミュニケーションの行き違いを生じさせる言い方や表現は、ニュアンスや印象論で語られがちだが、実は言語学的な理由がある。
本書では、「まずい」具体例を数多く取り...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月21日
仕事で思うところがあり、手に取った本。書き言葉ではなく、話し言葉について中心に書かれています。『火に油を注ぎかねない「は」』とかうなずきながら読んでしまいました。。ただ、最初のほうは結構面白くてぐいぐい読んで行けたんですが、最後のほうになってちょっと減速。。。そこで少し点数を下げました。それでも、人...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月30日
前半には 身近に見られる引っかかりを感じる言葉遣いを例にあげながら、どの様に意思疎通の失敗が起こるのかを解説。
後半は筆者の専門領域である語用論に踏み込み、前半の様な誤解が起こる仕組みを、ロゴスとパトス、「空気を読む」などと言われる話者や場の了解事項などの枠組みで捉え直し、どうやって気持ちを害さず...続きを読む
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