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Posted by ブクログ 2013年01月20日
パブリック・ディプロマシー(文化・広報外交)について書かれた本で、経済・軍事力といったハードパワーと対比される文化・国際交流のソフトパワーについて、各国の事例・日本と外国との対比を交えながら解説した良書。
そもそも文化・広報外交やパブリック・ディプロマシーという言葉自体に一般のなじみは薄く、Bri...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月31日
日本のパブリックディプロマシーに投ずる予算は先進国の中で圧倒的に低い(国際交流基金の展開力も含め)。にも関わらず、日本への関心を高めるなど漠然とした目標がずっと掲げられている。もっとターゲットを絞り、具体的な目標にフォーカスしたアプローチこそ必要。また、メタ的な要素としては自国に都合の良いところのみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月25日
パブリックディプロマシーの意義について、他国の例も挙げながら非常にわかり易く説明。ナイのソフトパワーを如何に実務的に国策として展開していくか、まさに今の日本に必要とされている。
縦割り的(国内、国外)に取り組むことで、その効果は望まずにどんどん他国に流されるのでなく、マンガやAKB、相撲などフルに活...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月15日
本書はソフトパワー(文化、サブカルチャー)の発信が外交や国家のイメージに与える影響力について、日本、欧米、中国等の成功例、失敗例から、その価値について考察したもの。
パブリック・ディプロマシー(文化外交)、プロパガンダの歴史や概念の説明もあり、文化発信の基本を理解できる良書。国際マーケティング等、海...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月26日
パブリックディプローマシーとは、相手国の政府ではなく相手国の国民に働きかけて、国際社会における自国の存在感やイメージを向上させ、自国についての理解を高めて行く外交政策である。
しかし、ソフトパワーやクールジャパンといった掛け声は手垢まみれで、明確なターゲットの不在、情報の操作可能性への過信など、戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月26日
政府同士の外交ではなく、相手国の世論に働きかけるパブリック・ディプロマシー。現在のいわゆる韓流や、戦後の米国の対日政策が思い浮かぶ。マーケットの小さい韓国が外に向かざるを得ないのは国家の方針としてしょうがないが、ちょっと前の男優さんたちや女性グループの露出の多さで日本における韓国の好感度は全般的に上...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月19日
政府要人同士の伝統的外交と異なり、相手国世論に直接働きかけ、相手国国民の「心と精神を勝ち取る」ためのパブリック・ディプロマシーについて、その中国や欧米による最前線から始まり、その起源と今日に至るまでの概念的変遷、代表的な手法と事例、注目すべき近年の動向、それに対する懐疑や批判、そして、日本におけるパ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月11日
国益の最大化を図るための政治家や官僚による外交、さらには武力行使というハードな手段に対し、様々なソフトを通じた国際交流や文化の流布による対外戦略についてコンパクトに解説されてます。TwitterやSNSなどで個人による広範囲な情報発信が容易になった現在、もっと強く意識すべき観点を説いてくれる良書です...続きを読む
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