いかに相手国の人びとの「心と精神を勝ち取る」か-。政府要人同士の伝統的外交と異なり、相手国世論に直接働きかけるパブリック・ディプロマシー。世界各地の反米主義へのアメリカの対抗策として急速に広まったこの文化戦略は、対外広報、人物交流、国際放送など多彩であり、日本でも「クール・ジャパン」といった形で取り入れられてきた。欧米中韓が積極展開する中、文化と外交の融合戦略の実態と思想を明らかにする。

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公新書
ページ数
204ページ
電子版発売日
2014年02月07日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2013年01月20日

パブリック・ディプロマシー(文化・広報外交)について書かれた本で、経済・軍事力といったハードパワーと対比される文化・国際交流のソフトパワーについて、各国の事例・日本と外国との対比を交えながら解説した良書。

そもそも文化・広報外交やパブリック・ディプロマシーという言葉自体に一般のなじみは薄く、Bri...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2011年12月31日

文化・外交ということを考えた時の、いかに自国の道義性や存在感を示し、国際世論の「心と精神を勝ち取る」ことの重要性を認識した。
日本はここが圧倒的に弱いことも痛感。

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2014年05月23日

パブリック・ディプロマシー入門書。外交政策よりも文化人類学寄りの視点からのものなので国際政治に興味がある人もない人もそれなりに得るものがある気がします。
パブリック・ディプロマシーとは?から、その歴史、影響など縦軸横軸共に述べてあるので内容が物足りない感は否めませんが、それはそれ。輪郭をとらえるには...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月16日

ソフトパワーを活用した外交、パブリック・ディプロマシー(PD)について書いてある本。2011年発行なので最近の情勢が反映されている。特に東日本大震災と中国との関係の変化は大きい。
 大まかな流れはPDの今、歴史、具体例、批判、日本のPD、となっている。ソフト・パワーはジョセフ・ナイが提唱したものとし...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2013年07月25日

パブリックディプロマシーの意義について、他国の例も挙げながら非常にわかり易く説明。ナイのソフトパワーを如何に実務的に国策として展開していくか、まさに今の日本に必要とされている。
縦割り的(国内、国外)に取り組むことで、その効果は望まずにどんどん他国に流されるのでなく、マンガやAKB、相撲などフルに活...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2012年02月15日

「クールジャパン」を活用することで達成しようとしている政策目標は極めて曖昧で、働きかける対象も不明瞭。省エネ・リサイクルの取組み、環境や公衆衛生への取組み、復興・平和への取組みなどは、「もう一つのクールジャパン」を十分形成しうる。

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2012年01月15日

本書はソフトパワー(文化、サブカルチャー)の発信が外交や国家のイメージに与える影響力について、日本、欧米、中国等の成功例、失敗例から、その価値について考察したもの。
パブリック・ディプロマシー(文化外交)、プロパガンダの歴史や概念の説明もあり、文化発信の基本を理解できる良書。国際マーケティング等、海...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2011年12月18日

パブリックディプローマシーとは、相手国の政府ではなく相手国の国民に働きかけて、国際社会における自国の存在感やイメージを向上させ、自国についての理解を高めて行く外交政策である。

しかし、ソフトパワーやクールジャパンといった掛け声は手垢まみれで、明確なターゲットの不在、情報の操作可能性への過信など、戦...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2011年11月26日

政府同士の外交ではなく、相手国の世論に働きかけるパブリック・ディプロマシー。現在のいわゆる韓流や、戦後の米国の対日政策が思い浮かぶ。マーケットの小さい韓国が外に向かざるを得ないのは国家の方針としてしょうがないが、ちょっと前の男優さんたちや女性グループの露出の多さで日本における韓国の好感度は全般的に上...続きを読む

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文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代

Posted by ブクログ 2017年01月10日

著者は、文化人類学者の渡辺靖。その文化への関心は主題の「パブリック・ディプロマシー」と通底するが、しかし、本書の理論的背景は国際政治学ないし国際関係論である。これらの分野への関心から読むとより一層面白いだろう。翻って言えば、関心がないと苦痛かもしれない(第Ⅳ章の日本外交史についての記述は、率直に言っ...続きを読む

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