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Posted by ブクログ
【それでもあの時、みんな溌剌として輝いていた】
いしいしんじさんの著書『トリツカレオトコ」のような童話風の優しい世界観を想像してページを捲った。
物語はコロナ禍の青春と日常。
コロナ禍は、よいイメージがないから正直なかなか物語に入り込めなかった。
思えば私の娘達もコロナ禍でたくさんのものを奪われた。
修学旅行も、部活も、おしゃべりも、……好き勝手に取られっぱなしの青春。
でも、作中のタイミラージュの描写が
気持ちをうまく言語化できないけど心に響いた。
あったはずの未来
楽しかった過去
友達との何気ない日常
心にモヤモヤを抱えながら
それでもあの時、みんな溌剌として輝いていた。✨
主人公夏実の力は空気を読む、息を合わせるという息が形や色に具現化して見えるもの。
でもそれはマスクの下にある隠された
表情や本音、気持ち、心のなかの信号
そんなところが住野よるさんの著書『かくしごと』
に似ているなと思った。
うまく言語化できない、でも、形のない温かい息が胸に残るような……
あぁ、やっぱりいしいしんじさんの優しい物語なんだなと納得の一冊。( ꈍᴗꈍ)
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