ファンタジー

御徒町鳩

14歳と59歳。いつしか本気の恋。特殊な能力で犯罪者の心を読む仕事に就く14歳の少女・るみは、親友のかえと共に、寄り添うように暮らしながら、定年間近の警官・ジンさんへの淡い恋心を募らせていた。口は悪いけれど優しいジンさんの心が、傷ついたるみの心を癒してくれる。年の差を超え、次第に心を結んでゆく二人――。……“フツウ”にはなれない少女の心に宿った、小さな愛の物語。描きおろしエピローグ「それから」収録!

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 太田出版
• 掲載誌・レーベル: マンガ・エロティクス・エフ
• ページ数: 184ページ
• 電子版発売日: 2013年12月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 29MB

[きょうほほほ · ★★★★★]

キュンキュンします

年上の男性が好きな方には超、超オススメです。設定や結末もよくて、長編だったらもっと楽しかっただろうなあ。簡潔にまとまってて、これはこれで。

[ブクログ · ★★★★★]

ちょーいい！だいすきなラブストーリー。
59歳イケメンと14歳美少女。そう聞くだけでときめくのに読むと想像以上に良いです。
こんな人と恋できるなんて幸せ過ぎるでしょう。

[ブクログ · ★★★★★]

14歳の少女・るみと、定年間近の警官・ジンさん。
出会い、心を通わせ、いつしか本気の恋を結んでゆくふたり。

年の差恋愛を描いた作品は数あれど、こんなに切なく心ときめく物語はありません。
色気のある男性を描いた作品は数あれど、こんなにかっこいいイケメン中年はいません！
口は悪いけれど優しくて、るみを温かく見守ってくれて、
そうかと思えば、るみを意識して戸惑うところが可愛かったり。
「カレセン」なんて言葉がありますが、まったくカレてなんかいないジンさん。
ずっとずっと読み継がれてほしい、ラブストーリーです。

そして、この作品は、生まれながらに人の心を読む力をもってしまった少女・るみが、
“フツウ”になりたいと憧れ、“フツウ”になれないことに苦しみ、それでも幸せにいきる道を探していく、成長譚でもあります。
著者の御徒町鳩さんが紡ぐ言葉が、胸にジンと響きます。

「きれいごとってなに？」
「信じたいことだよ」

[ブクログ · ★★★★★]

こう書くのが適切なのかは微妙だが・・・線の一本、一本がエロい
ハードなシーンは皆無なんだけど、こう、読み手のツボをまともにくすぐってくるからか、妙に興奮してしまう
キャラの心理描写が丁寧で、淡いキラキラを感じて、胸が切なくなると同時に、奥の辺りが柔かく温かくなる
友情、愛情、親愛が混じって、タイトルに偽り無く、幻想的な気持ちになった
１４歳と５９歳か・・・愛に年齢の差なんて関係ない、なんて簡単に言って良いものじゃないけど、誰かを好きになってしまうのは理屈じゃなくて、もしかすると、その年齢差が理由になるのかも
ちゃっかりしてる宮村さんと沢田先生が結構、好きかも
これから要注目の漫画家、ベスト１０に入れました、御徒町鳩先生

[たま · ★★★★☆]

優しいお話

歳の差好きの方には振り幅最大級なカップルです(何せ45歳差)。ほんわかしたラブシーンは嫌味がありません。ヒロインが彼に惹かれた境遇も理解出来るし、躊躇いながら進む彼の色気もいい。そしてお話全体を包む異端である事の哀しみや見守る人々の優しさがじんわり沁みます。

[ブクログ · ★★★★☆]

2012/12/11
【やや好き】非BL。　59歳♂：ジンさん×14歳♀：るみ。　るみと同じ施設で育った月野×かえで。　超能力持ちとか超年の差CPとか表題作通りファンタジーだった(笑)　親に捨てられたり寂しかったりする痛さを幸せになりたい願いで越えていく超能力者の青春。　ジンさんの頬染め顔はなかなか◎。　しかし、るみが18歳だとジンさんは63歳だけど…大丈夫なのか？デキるのか？

[ブクログ · ★★★★☆]

14歳と59歳。という帯に惹かれて買ってみました。
「フツウ」じゃない能力を持った3人とその周辺の人々のおはなし。

主人公ではなく、その友人かえちゃんと月野くんのくだりが個人的に好みでした。

[ブクログ · ★★★★☆]

異能の子供たちが主人公ですが、そこが主題じゃないせいか痛々しくて（ちょいエロー）も暖かいエンド。痛々しいのに甘さでクラクラする程。
この世界の断片でつなぐ物語、別のメンバーでも読みたいな。予定なさそうだけど。

[ブクログ · ★★★☆☆]

超年の差愛。
おじさんと少女、ということで榎本ナリコ作品のような臭そうで閉鎖的な世界を想像していた。けど、こちらは飄々としたおじさんがいたって健全思想なので、性に積極的な禁忌的な女の子も、可愛く思えて面白かった。
表紙絵の二人より、奇形の女の子と性にトラウマ持ちの男の子のカップルの方が気に入った。なぜその奇形について詳細がないのか。これって何かのスピンオフ？まぁ、他の作者だとここぞとばかりにそのエピソードを掘り下げていくだろうけど、そのあっさり感が逆に引き付けられた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

如何とも判断し難い。嫌いではない、が、これを諸手を挙げて肯定してよいのかと思ってしまう自分もいる。多分内なる良識みたいなそんなものが。
でも、もっとじっくり描いてもらえてもよかったかなぁ・・・