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中世にキリスト教によって追放された古代原子論は,ルネサンスによって再発見されます。そしてアルキメデスに注目したガリレオなどにより,その原子論的考え方が復活し,その後の科学研究をリードすることになります。その後,科学の研究が進み,原子の存在を証明する事実が次々と明らかになり,いまやその「原子仮説」は最重要の科学知識として確立したのです。
巻末に原子論の歴史の詳細な年表がついています。
科学史と教育を専門とする著者の40年来の研究が結実。これまでの原子論についての通説を覆す画期的な論文です。
★★ もくじ ★★
第9章 ルネサンスと原子論の復活
……ブルーノ,シェークスピアまで
第10章 ガリレオの時代と原子論
……〈液体分子の運動〉と〈結晶の中の分子の配列〉
第11章 近代科学の確率以後の原子論
……原子論の発展・勝利
第12章 革命の時代と化学的原子論
……ラヴォアジェとドールトンの時代
第13章 原子論の最後の最後の勝利
……ブラウン運動のなぞ
私の原子論とのつきあいと原子論の教育の歴史
……あとがきにかえて
原子論の歴史 年表
索引
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