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近未来の高度管理社会。15歳の少年アレックスは、平凡で機械的な毎日にうんざりしていた。そこで彼が見つけた唯一の気晴らしは超暴力。仲間とともに夜の街をさまよい、盗み、破壊、暴行、殺人をけたたましく笑いながら繰りかえす。だがやがて、国家の手が少年に迫る!
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Posted by ブクログ
映画も凄かったですが、小説はさらに凄い。映画をみた方でも小説は楽しめます。暴力を楽しむ主人公がどうなるのか、どこに行き着くのかが読みどころです。
キューブリックの映画で昔見たことあったけど原作は読んだことなかったので読んでみたところハラショーだった
映画版とはラストが異なるので違う解釈で楽しめる。 無論、キューブリック版の方は風刺たっぷりでインパクト大だがアンソニーバージェスはそのままこの話を青少年の成長の話だと結論付けてるのが面白かった。
序盤はアレックスの過激な暴力シーンで隠れてしまっているが、政府に人格を変えられた後に居場所を求めるところをみるとアレックスはやはりれっきとした成長途中の思春期の15歳であると実感する。 最初、行き過ぎた暴力に嫌悪感を抱いていたが、中盤からなんだかアレックスが憎めなく、可哀想になってくるのはアレック...続きを読むスが語り手として物語が進みそこに自分が感情移入してるからなのだろうか。それとも、政府への嫌悪感、自分の芯をもつアレックスにどこか共感または、感服しているのだろうか。 それをはっきり言い表せない自分に言語化能力の限界を感じて悔しい。
嫌酒薬みたいな暴力の荒療治、結構いいのでは?と思わなくもなかったが。 「よう、これからどうする?」から始まる物語、何度も繰り返されるこの問いかけと「時計じかけのオレンジ」というタイトルから発光するメッセージがあまりにも強すぎる。自由意志、か……最終章は必要だと思う派かな。
実は映画好きにも関わらずまだ見ていない作品 映画を先に見るか、小説を先に見るかで悩みましたが今回は小説を先に。 人間本能だけで生きる社会だとどうなるんですかね。幼い頃からちゃんと教育されないとやっぱりみんなこうなるんですかね。
あまり近未来の高度管理社会というSF感が前面に出ているわけじゃないが、これはこれで面白かった コンプラなしの描写と随所で出てくるクラシックは確かに映画映えしそうだなという感じ ソ連を意識してると思うけどもう少しディテールが欲しかった
9月の1冊 主人公目線で書かれている一冊。 物語が進むにつれてアレックスの中身が変わっていったことに気付く作品だった。ハラショーやブリトバなど聞き馴染みない言葉は豊富に登場したが、彼らの民度が感じられる。 見方はそれぞれあるように感じるが、僕はアレックスが可哀想に思えた。
アントニイ・バージェスの長篇。映画もヒットした、世界的に有名な作品。 1962年発行。 十五歳の少年、アレックスは、社会に強い反抗心を持ち、夜な夜な仲間たちとともに街に繰り出しては、強盗・強姦をはたらき、その過程で凄惨な暴力を「善良な人々」に与えていた。 ある日、アレックスは仲間と喧嘩をし、裏切...続きを読むられたことで逮捕される。さらに、強盗に入った家で老婆をはずみで殺してしまう。 これにより長期間刑務所に服役することになり、アレックスは絶望する。 服役後、3年余りが経った頃、アレックスは急に刑務所長に呼び出される。そして、アレックスを更生させるための特別なプログラムを用意したことを告げられる。 そのプログラムとは、特別な映像・音楽を毎日浴びせることで、アレックスが暴言や暴行を働こうとすると、激しい吐き気と嫌悪感が襲ってくるようにする、というものだった。 アレックスは強制的にこの「治療」を受けさせられ、「更生」したものの、釈放後も自分の変化に苦しむようになり、、、 というのがあらすじ。 SFではあるものの、舞台説明がほとんどなく、それ故にテンポが良い。 アレックスは主人公かつストーリーテラーであり、彼の饒舌な喋りが特徴的。 また、彼と仲間は「ナッドサット」と呼ばれる、ロシア語混じりの不思議なスラングを多用する。読み始めはこのスラングに違和感があり、読みにくいと思ったが、後半になりこれに慣れると、このスラングが絶妙な「異世界感」を醸成していることに気づいた。 これが、本作を舞台や背景の説明が少ないながらも、立派なSF足らしめている。 本作のテーマは「人間の善悪」である。 アレックスは社会に対する反発心から、あらゆる犯罪を繰り返していた。これは他人を無闇に傷つける「悪」の行為である。 それ故に、アレックスは政府の「治療」を受けることになり、「悪」の行動を取ろうとすると耐えきれない嫌悪感によって自制されるようになった。結果的には、「悪」行動をまったく働かない、「善」良な青年に見える。 では、後者を真の「善」的人間と言えるだろうか? これが本作の投げ掛ける命題である。 作中、アレックスの入っていた刑務所の牧師が、「神は、善良であることを望んでおられるのか?それとも、善良であることの選択を望んでおられるのか?どうかして悪を選んだ人は、押し付けられた善を持っている人よりも、すぐれた人だろうか?」というセリフを投げる。 これは本質を突いていると個人的にも思う。 「善」とは、強制的に選択させられるものではなく、自分の中から湧いてくるものである。 むしろ、選択の放棄こそ大罪である。 自らの頭で考えることを停止し、根拠のない慣習や前例に無条件に従うことこそ、人間としての敗北であり、最も愚かな姿に他ならない。 にも関わらず、思考停止でロジックを横流しして悦に浸っている人間が多すぎる。自らは何にも挑まないくせに、人の足を引っ張ることだけに固執している人間が多すぎる。 この状況に、我々はもっと危機感を持たなければならない。 そんなことを考えさせられた小説だった。 テンポが良く、ストーリーが洗練されている名作。昔の小説ではあるので、古くさい部分はあるもの、それが良い味となっている。
映画は結構序盤でバイオレンスすぎて断念。したものの、本で再挑戦。面白い!というよりは、」こんなメッセージの伝え方があったか! 毎日自分に聞いていこう。よう、これからどうする?
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