その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー

その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー

小説・文芸
840円 (税込)

4pt

3.7

私は戦争を呪咀(のろ)う」――。夢野久作「戦場」の中で、ある医師はそう宣言し、地獄のような体験を語った。
戦争が生んだ悲しみ、恨み、歪みを、あの時代を生きたミステリー作家はどう描いてきたのか。

終戦80周年を超え、当事者の声を聴く機会が少なくなった“今”こそ読んでほしい珠玉の8作品を、タイトルにその一文を引用したエッセイ、坂口安吾「もう軍備はいらない」とともにお届け。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー
  • タイトルID
    :
    2317594
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    8MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争は、災害や事故などと同じように人生を大きく狂わせる、しかも大量に。作品を読むと、戦争さえなければ、この人々の人生は狂わなかったかと思い知らされた。地味に日々開戦の危機を回避してくれている人々に感謝。

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    戦争✕ミステリーアンソロジーということで、それぞれの物語に何らかの形で戦争が関わっている。

    夢野久作の「戦場」や乱歩の「芋虫」は、惨さが映像イメージで分かりやすく伝わってきて目をそらしたくなる。
    山川方夫の「夏の葬列」は、浮かれた直後に絶望に突き落とされるさまが秀逸。本人の意識に関係なく、おかした罪からは逃れることができないのだろう。
    小松左京の「召集令状」は、平和な今だからこそ他人事ではないと感じる。個々の意思と関係なく、人知の及ばない力によってなすすべもなく連れ去られる若者たち。本物の赤紙と何が違うのか。
    そして、タイトルに引用された一文が載っている、坂口安吾のエッセイ「もう軍備はいらない」は、戦時中の光景とひとの在り方が生々しく描かれており、体験したからこその言葉の重みが衝撃的だった。これからも知ることと考えることをやめてはいけないと思った。
    ***
    この本を読んでから、自分の心の有り様…幸せだと満足して感謝することの大切さについてずっと考えている。SNSなどで自分より「持っている人」と比較して、必ずしも生きていくために必要ではないのに物欲を刺激される情報を浴び続けて、一体何を不満に思い誰かに文句を言い続けるのか。
    時々ちょっと立ち止まって、振り返って、自分はどう有るべきか確認しながら進んでいきたい。

    0
    2026年10月02日

    Posted by ブクログ

    あの時代を生きた作家8名によるアンソロジー。暗号、戦場、疎開、赤紙などを題材に地獄の中の主人公達の恐怖や悲しみに言葉がない…
    坂口安吾のエッセイの1部分が書名。
    インパクトあるエッセイでした。
    乱歩の“芋虫“がモチーフの映画“キャタピラー“も原作同様に衝撃だった。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    夢野久作は、戦争を知らない私には映像が想像できる内容でひたすら怖い
    小松左京のは、さすがに不気味
    久生十蘭は哀しい結末
    江戸川乱歩は久しぶりに読んだけど乱歩だーという内容だった

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    SNSでみて気になったので。

    結構読みづらくて最初は苦戦した。
    山川方夫の夏の葬列、これ教科書に載ってるんですか??かなりトラウマじゃないですかこれ??
    というか冒頭部分めちゃ読みにくかった…
    以下引用
    彼はいわゆる疎開児童として、この町にまる三カ月ほど住んでいたのだった。――あれ以来、おれは一度もこの町をたずねたことがない。その自分が、いまは大学を出、就職をし、一人前の出張がえりのサラリーマンの一人として、この町に来ている……。

    こことか、彼、おれ、自分、サラリーマンの一人、が全部主人公のことを指してるわけじゃないですか。混乱するんですが。

    よく知らないけど、現代の小説って編集の人とか校閲の人とかのチェックが細かく入ってだいぶ読みやすくなってるんですかね??一人称小説ばっかり読んでるから読みやすいのか?
    海外の小説とか呼称がたくさんあって困惑する感じ

    召集令状とかはミステリーというよりホラー?ゾワゾワ怖かった。
    山のふところに、はおばあちゃんのほのぼのからのラストがゾクッとしてよい。

    戦後の日本の雰囲気が味わえて良かったです。こういう時代があったことを忘れてはいけないですね。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    戦争がもたらす悲劇は、ずっと後々まで残る。
    そのときに生きた者たちが綴る言葉は、悲しみや恨みだけではない暗闇を感じる。
    当時を知る作家のアンソロジーである。

    [アンゴウ]坂口安吾
    [戦場]夢野久作
    [涅槃雪]大坪砂男
    [夏の葬列]山川方夫
    [母子像]久生十蘭
    [招集令状]小松左京
    [芋虫]江戸川乱歩
    [山のふところに]仁木悦子

    [エッセイ]もう軍備はいらない 坂口安吾

    戦争という地獄を経験すれば、誰もが普通の精神ではいられなくなるだろうと思うほど、残された者たちにも影響する。涅槃雪は悲劇であり、芋虫は悲惨であり、山のふところには不条理から復讐になるのか…。
    どうやら戦争は、最悪でしかないということになる。



    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    8/15の今日、読み終えることができてよかった。
    兵士として戦いを強いられた男達、残された家族、自分の身を守るため他人を傷つけたことを悔やむ者など、戦争によって狂わされた人間達を戦争を経験した作者達が書くからこそ、内容に説得力が感じられた。

    ラストに掲載されてた安吾のエッセイは淡々とシニカルに書かれてたけど、最後の文章は特に、戦時中を生きた安吾がどれだけ戦争を憎んでるかがよく伝わってきた。

    「戦争にも正義があるし、大義名分があるというようなことは大ウソである。戦争とは人を殺すだけのことでしかないのである。その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない」

    0
    2026年08月15日

その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー
  • タイトルID
    :
    2317594
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    8MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

宝島社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

『このミステリーがすごい!』編集部 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す