【感想・ネタバレ】その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジーのレビュー

あらすじ

私は戦争を呪咀(のろ)う」――。夢野久作「戦場」の中で、ある医師はそう宣言し、地獄のような体験を語った。
戦争が生んだ悲しみ、恨み、歪みを、あの時代を生きたミステリー作家はどう描いてきたのか。

終戦80周年を超え、当事者の声を聴く機会が少なくなった“今”こそ読んでほしい珠玉の8作品を、タイトルにその一文を引用したエッセイ、坂口安吾「もう軍備はいらない」とともにお届け。

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Posted by ブクログ

戦争は、災害や事故などと同じように人生を大きく狂わせる、しかも大量に。作品を読むと、戦争さえなければ、この人々の人生は狂わなかったかと思い知らされた。地味に日々開戦の危機を回避してくれている人々に感謝。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

8/15の今日、読み終えることができてよかった。
兵士として戦いを強いられた男達、残された家族、自分の身を守るため他人を傷つけたことを悔やむ者など、戦争によって狂わされた人間達を戦争を経験した作者達が書くからこそ、内容に説得力が感じられた。

ラストに掲載されてた安吾のエッセイは淡々とシニカルに書かれてたけど、最後の文章は特に、戦時中を生きた安吾がどれだけ戦争を憎んでるかがよく伝わってきた。

「戦争にも正義があるし、大義名分があるというようなことは大ウソである。戦争とは人を殺すだけのことでしかないのである。その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない」

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2026年08月15日

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