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Posted by ブクログ
一話々々の完成度が異常じゃないか……?短編集としてはほぼ満点だと思う
この人の作品はすごく綺麗でキラキラしてるように見せかけて、気付くとグサッ!っと刺されているようなイメージ。ほとんどの話がかなりエグいというか悲しい話なんだけど、最後の最後でほんの少しだけ救いがある。ほんの少しだけ救われる。そんな余韻のある実に良い終わり方をしている。それを一話完結の短編でこなしてしまうからすごい
「きょうはなんの日」
辛いね。それこそ主人公にはなれなかった女の子の話。でもどこにでもある話
「茉莉花にくちなし」
結局、結局みんな自分の本当の気持ちを伝えることはできなかった。広樹の本当の気持ちを知った茉莉花も、もう生きて広樹に会うことはできない。茉莉花はもう、支子に謝ることはできない。生きている人は、死んでしまった人を受け入れなければならない。でもそれでも少しの救いはあったのだと、そう思える終わり方だった
「亘理くんとふれたなら」
珍しく少女漫画らしい作品。主人公も前向きで、良い子って感じ。それでも全てがうまくはいかないってのがこの人の作品の好きなところかな
「もう卵は殺さない」
表題作。そ、そうきたか……!!なんちゅう可哀想な話だろう。可哀想じゃないか。うん、もう殺さないで
Posted by ブクログ
表題作を含め、計4作の短編が収録されている。新参者の幽霊が、元クラスメイトに憑依したり離れたりしながら、最後は百合っぽく終わる話とか、「主人公斡旋所」に登録されてから10年以上お呼びのかからない「主人公」が、自分の存在意義を問いかける話とか、相変わらず繊細で一癖ある作品ばかり。香魚子さんは、短編を描かせると個性が存分に発揮されるけど、長編になると自力で話を構成し続けることが困難なタイプの漫画家だと思う(分かりやすい例で言うと、藤崎竜タイプ)。なので、別冊マーガレットで始まった新連載「魔法使いの心友」(原作:柚木麻子)には、すごく期待している。「伯爵と妖精」のコミック版も良かったしね。
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