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Posted by ブクログ
「自分なんか」そんな風に思ってしまうのは大人も子供も一緒だと思う。でも、ある程度歳を取ってくると「誰しもがそうなんだ」ということに気づく。ただ、子供は特に思春期の少年・少女はそれに気づかない。クラスメートを完璧だと思ってしまい、自分を省みて落ち込む、涙する。そんな少女たちに「そんなことないんだよ」と「誰だって悔しい思いを抱えていたり、傷ついたりしてるんだよ」と語りかけるのがこの作品だ。
表紙にもなっている志保のストーリーはとにかく痛い。一番かけられたくない言葉をかけられた彼女の痛みは、我がことのように僕の胸を締め付ける。だけど、彼女には彼女の良さがある。彼女はそれと意識していないかもしれないけれど、それは凄いことだ。傷つけた方の人物だって、決して「完璧」じゃない。自らの傷に痛み、挫折に苦しみそれを他人にぶつける姿が完璧なはずがない。
でも、それで良いんだ。彼女たちは子供で、大人にだって完璧な人はそうはいない。痛みや情けなさ、涙を抱えて歩く彼女たちの姿は僕たちに確かな勇気と暖かさを与えてくれる
Posted by ブクログ
うわ、これはヤバい。面白すぎる。中学生の複雑な感情を描いた、思春期特有のセンシティブな物語なんだけど、同性同士、異性同士、それぞれ色々な葛藤が複雑に入り乱れていて、先が全く読めないし、すっかり惹きこまれてしまった。作画のレベルも高い。シャープな絵柄が物語にマッチしているし、なにより黒髪(奈七美とか崇とか)の毛先の描き方がハンパなく上手いんですけど~。
ちなみに著者の香魚子は、「伯爵と妖精」のコミック版を描いている人で、オリジナルの長編としてはおそらく本作が初連載にあたる。将来がめちゃくちゃ楽しみである。とりあえず短編集を急いで手に入れなくては!
Posted by ブクログ
少女マンガ作家の中でも屈指の画力を持つ香魚子先生、オリジナルとしては初の長編。楽しみにしてました!
相変わらず美麗すぎる絵はそのまま画集になりそうな勢い。それでいて少女マンガとしての質も高く、甘酸っぱいやらやるせないやらの気持ちにしっかりなれるところがマル。
どの子も可愛すぎてまいる。第1話の志保ちゃんの素朴な可愛さもさることながら、奈七美ちゃんの透き通るキレイさも捨てがたい。が、一番はやっぱり聡美さんで間違いなし。年上のお姉さんへの憧れ。うう、つい昔を思い出してしまいます。今も昔も、少年が憧れるのは年上のお姉さんなのだ。そんな少年の淡い恋心とイケナイ感情がこんなにキレイに渦巻いてるのが貴重。
2巻にも大いに期待したいです。
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