案山子の村の殺人

案山子の村の殺人

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

4.0

楠谷佑のペンネームで活動する僕ら合作推理作家の、次の新作は山奥の寒村を舞台にした本格ミステリになる予定だ。しかし真舟のプロットは仕上がったものの、執筆担当の僕の作業が捗らない。田舎の村に行ったことがないからだ。だったら、と大学の友人に勧められ、旅館を営む彼の実家がある宵待村に、僕と真舟は旅行に出掛けたが、そこで本物の事件に巻き込まれることになるとは、僕たちはまったく想像していなかった。案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた。推理作家の大学生コンビ、篠倉真舟と宇月理久が謎解きに挑む。

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案山子の村の殺人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    秩父の山奥の村で殺人事件が起こった
    奇しくも大雪によりクローズド・サークルに…
    偶然旅行で来ていたコンビミステリー作家で従兄弟同士の大学生男子・理久と真舟が丁寧にその謎を1つずつ解明していく

    まず理久と真舟のコンビがとても良い
    同居する従兄弟同士ということで、会話がスムーズに進み無駄がない
    お互いが推理に必要な部分を補い合い、仲間割れをすることもないので読者側の心の疲弊なく読めた

    そして描写が丁寧で、自分も一緒に村にいる気分になれる
    推理の基本はフーダニットだが、ハウダニットも絡めつつ細かく紐解いていくので、推理の過程を登場人物の1人のように楽しめた
    強いて言うなら村の地図があればもっと分かりやすかった気がする
    それともあえて載せていないのか…

    さて、そこまで細部に拘った文章だったのなら、もちろん読者も犯人が見事分かったのだろう…と思わせといて

    まーーーーーったく分からなかった!!(笑)

    犯人も、方法も、動機も、まーーーったく当たらず(笑)

    つまり、めちゃくちゃ面白かった!!ということ
    全部分かっちゃう推理小説なんてつまんないですからね

    いやー、見事な作品でした

    どうやらシリーズものになりそうなので、第二弾にも期待です!!

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    全く前情報仕入れず帯が面白そうで読んだら主人公は学生でダブル主人公で最初ビックリした
    ただ、恋愛系とは違って推理モノで学生かどうかはあまり意識しないので面白く読み進められました
    かなり厚みはあったけど面白くて1日で読破してしまった
    作者の方もお若く、最初の先入観もあり王道かー?と思って予測しながら読んでたけどまんまと騙されました
    シリーズなら是非他も読みたい

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    いろんな要素が、王道のミステリな感じがしてワクワクしました。
    読者への挑戦状があるミステリを初めて読んだので、主人公たちと一緒に推理して楽しめました。

    結局、真舟が推理してやっと、あ!犯人あの人か!と気づける程度の推理力しかわたしにはありませんでした。

    第一弾と書いてあるので、第二弾を楽しみにまちます!

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    従兄弟同士の大学生推理作家コンビが友人の実家の旅館に取材旅行へ。そこで起こった連続殺人事件に挑む。いわゆる雪の限界集落が舞台で、ゆるいクローズドサークル、そして二度の読者への挑戦状。丁寧に書かれているけれど物語が動き出すまでが意外と長く感じたのと動機とトリックが少し弱いように感じた。

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    これぞフーダニット!というべき作品だった。
    推理小説家のプロット担当と執筆担当というバディは初では?
    2人がまだ大学生で、「探偵」ではないからこその自由さがよかった。
    これから探偵になりそうだし、ならなそうでもあるか。

    読者への挑戦が2つもあるのは贅沢。
    しかも1つ目の挑戦には探偵役と公平を期すための条件まである。すごい。

    現代が舞台で、図らずも村に閉じ込められてしまった状況からの殺人事件。
    ミステリ好きにはわくわくでしかない。
    じつは単行本の時点で読みたかったのだけど、タイミングを逃しに逃して今に至る…
    第1弾とあるので、続編にも期待!


    追記
    なんかモヤっとしたところあったなと思って考えていた。
    あれか、ほぼ序盤にだけ出てきた「BL営業」みたいなところか。(探偵役がワトソン役によく可愛いと言っているという)
    BLに行くなら行く、行かないなら行かないではっきりしてほしい。ただのいとこの設定で進むなら、このシーンいらないように思う。こういうのはあくまでナチュラルなのがブロマンスのエモさでは。
    実際に「可愛い」と言ってるシーンはあまり記憶にない。「そういう層」をとりこめればいいな、というような適当な感がある。つけ焼き刃のようなBLシーンは冷める。
    そもそも大学生で同い年の男に可愛いとか言うもんかね?…うーむ。相当可愛い顔してるならまだしもそういう感じでもなさそうだしな。
    そういうバディもののエモさは有栖川有栖先生が秀逸。有栖川有栖先生最高。それしかない。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み易かったし因習や案山子などを使ったミステリーは、凄く好き。クローズド・サークルも凄く好き。でも、犯人は、すぐにわかったな。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!たぶん初めて読んだ作家さん。正統派ミステリで、様々な要素を散りばめながらもごちゃごちゃせずに、テンポよく書かれているなと感じだ。ミステリだけではなく、感情のところもミステリとしてはよく書けてると思った。ほかの作品も読みたい。

    0
    2026年09月02日

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