あらすじ
楠谷佑のペンネームで活動する僕ら合作推理作家の、次の新作は山奥の寒村を舞台にした本格ミステリになる予定だ。しかし真舟のプロットは仕上がったものの、執筆担当の僕の作業が捗らない。田舎の村に行ったことがないからだ。だったら、と大学の友人に勧められ、旅館を営む彼の実家がある宵待村に、僕と真舟は旅行に出掛けたが、そこで本物の事件に巻き込まれることになるとは、僕たちはまったく想像していなかった。案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた。推理作家の大学生コンビ、篠倉真舟と宇月理久が謎解きに挑む。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これぞフーダニット!というべき作品だった。
推理小説家のプロット担当と執筆担当というバディは初では?
2人がまだ大学生で、「探偵」ではないからこその自由さがよかった。
これから探偵になりそうだし、ならなそうでもあるか。
読者への挑戦が2つもあるのは贅沢。
しかも1つ目の挑戦には探偵役と公平を期すための条件まである。すごい。
現代が舞台で、図らずも村に閉じ込められてしまった状況からの殺人事件。
ミステリ好きにはわくわくでしかない。
じつは単行本の時点で読みたかったのだけど、タイミングを逃しに逃して今に至る…
第1弾とあるので、続編にも期待!