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Posted by ブクログ
鹿角南シリーズの3冊目。
関わり方しては3冊の中でかなり消極的な関わり方。食指が動かなかったのか本にならないからか。
今回は偶然手入れたお面を被り踊った生徒が亡くなったことからその源へと向かうお話。
目の部分が縦に裂けたような穴だけがある仮面。口で咥えて固定する面。知識の中では激しく動く踊りとかでそういうのがあると聞いたけれど、そうするには通気穴がないのでかなり苦しかろうと思う。
お面を被るのは、仮面の人として振る舞うためとか、神のふりをするとかあるけれど、この話では神に目を貸して見ることなのか、神が見ているのを見ることなのか、どちらになるのだろう。日本の神様は目をつけられたら終わり、みたいなところがある以上、神と共に見るという行為もそもそも外れた行為のようにも思う。
後半にいくにつれ、怪異に巻き込まれ、思い通りにならず、気力でどうにか死なないようにもがく主人公の心の声のクソッタレ感が面白く、悪い方向にいっているのに人の生きるという強さで死を押し返そうとしているようにも見えて面白い。
たたろうがよわかろうが神は神である以上当たり前の結末ではあるけれど、怪異を恐れず受け入れてしまうことの怖さは、他のホラーにもあるように悪手なのだわかる?
Posted by ブクログ
ホラー作家、鹿角南が主人公のシリーズ。
「祝山」もそうだけど、派手なシーンがないのにすごくコワイ。
古い面を着けて踊っていた大学生が変死。ネットに公開されたその面は、鹿角の友人、和歌子の祖父の遺品にあった神楽面と形状が似ていた。
死んだ学生の友人、奈良崎と村上から相談を受けた鹿角と和歌子は、面の出自を調査していく。
面の正体は徐々に明らかになっていくけど、霊能者というわけではない鹿角は、視えてしまうだけに、奈良崎たちに深く関わるべきなのかだいぶ葛藤している。結局、面を着けてしまって怪異に襲われていた村上を助けようと、2人して危険な目に遭ってしまう。命からがら戻ることができて、助かったのかと思いきや‥村上は死んでしまう。
モヤモヤしたままの後味の悪い結末。スッキリしないところが妙にリアルで、加門七海ならではの怖さがある。読み終わってから改めて表紙絵を見ると、余計にコワイ。しかも、このイラスト、諸星大二郎じゃん!コワイよー。
関係ないけど、夜中に1人で読んでいたら、地震と警告音に襲われて心臓バックバクになった‥。
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