量子力学で生命の謎を解く(新潮文庫)

量子力学で生命の謎を解く(新潮文庫)

ヨーロッパコマドリの「渡り」には量子力学がなければ解明できなかった謎がある。光合成という身近な現象や、嗅覚という感覚にも難問が潜んでいる……。極小世界を探る量子力学は半導体などエレクトロニクスの根幹だが、本書ではこの理論を武器に、電子や陽子の超ミクロ世界から、生命誕生や心の不思議に迫る。その先に見えてくる衝撃の世界とは。話題のロングセラーの文庫化。

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量子力学で生命の謎を解く(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    量子力学の入門書としていい。
    2026年8月現在、光合成の原理についての量子ウォーク説は、論文により否定されていますので、注意

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    量子と聞くと、極めて小さな世界で起こる、私たちの生命活動とは縁遠い話のように感じていた。本書は、そんな思い込みを覆してくれた。

    酵素反応や呼吸、光合成から、匂いの識別、鳥の方角感覚、さらには突然変異まで。証拠の積み重なったものから仮説段階のものまで幅はあるが、身近な生命現象と量子力学のつながりが次々と紹介され、生命を見る視野が広がった。

    特に面白かったのは、生命が量子現象をうまく活かせる「反応の場」を作り出している可能性だ。たとえば、タンパク質内のアミノ酸の配置が、電子や陽子の移動に適した距離や環境を生み出す。普段は分子の形や結合として捉えていたものが、量子的な振る舞いを左右する場として見えてくる。

    進化の過程で形づくられた生命の仕組みには、量子レベルの性質を活かす工夫まで織り込まれているのかもしれない。もちろん、すべてが解明されたわけではない。それでも、私たちが生きているという日常の奥に、これほど緻密で不思議な世界が広がっていることに驚かされた。

    0
    2026年09月30日

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