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Posted by ブクログ
まさかの心霊系。
昔は大好きだった心霊・怨念ものも、年々苦手になってきた。それでも序盤は怪異そのものより、人間の思い込みや逆恨みが生み出す「ヒトコワ」として面白く読んだ。
それにしても、とんだ濡れ衣だ。
なぜキンケシ本人に確かめないのか。
なぜ亮子が相手だと思い込むのか。
何も知らないまま人違いで恨まれ、
憎悪を向けられる理不尽さは、
下手な心霊現象よりよほど恐ろしい。
ところが物語が進むにつれ、これでもかと怪異現象のオンパレード。あまりに畳みかけてくるものだから、怖がるどころか少々興醒めしながら読み進めていた。
――が、ラストで一転。
最後に待っていたとんでもない展開を知った瞬間、それまで見えていたものの意味まで変わってしまった。
幽霊も怨念も十分怖い。
けれど結局、一番恐ろしいのは人間なのかもしれない。
そして中でも――女の嫉妬、恐るべし。
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