あらすじ
亮子は幼なじみの森本と再会し、久しぶりに同級生たちとの飲み会を楽しんだ。その日から、悪夢のような日々が始まる。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信。まさか森本の連れていた少女のような妻が、自分たちの仲を疑っている? 理屈では説明のつかない出来事が次々に亮子を追いつめていく。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい? 反撃に出る亮子。だが、本当の恐怖は始まったばかりだった――。
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Posted by ブクログ
まさかの心霊系。
昔は大好きだった心霊・怨念ものも、年々苦手になってきた。それでも序盤は怪異そのものより、人間の思い込みや逆恨みが生み出す「ヒトコワ」として面白く読んだ。
それにしても、とんだ濡れ衣だ。
なぜキンケシ本人に確かめないのか。
なぜ亮子が相手だと思い込むのか。
何も知らないまま人違いで恨まれ、
憎悪を向けられる理不尽さは、
下手な心霊現象よりよほど恐ろしい。
ところが物語が進むにつれ、これでもかと怪異現象のオンパレード。あまりに畳みかけてくるものだから、怖がるどころか少々興醒めしながら読み進めていた。
――が、ラストで一転。
最後に待っていたとんでもない展開を知った瞬間、それまで見えていたものの意味まで変わってしまった。
幽霊も怨念も十分怖い。
けれど結局、一番恐ろしいのは人間なのかもしれない。
そして中でも――女の嫉妬、恐るべし。
Posted by ブクログ
亮子は20年ぶりに幼馴染の森本に出会う。
その後、同級生の飲み会に参加するが、そこに森本が妻同伴で来ていた。
それ以降、不可解な手紙が投函されたり、無言電話が続いたり、気味が悪いのは度々、料理のなかに長い髪の毛が入っていたり…と説明のつかない出来事が亮子を追い詰める。
全ては不倫を疑う森本の妻かと思われたが、身に覚えがない亮子は、なんとかしようとするのだが…。
結末が気になる展開で、だがもし疑われてこのようなめに遭えば神経が疲弊するどころではないだろうと想像してしまう。
最後は思いもよらない驚愕な結末で。
恐怖しかない。