ほんとはこわい「やさしさ社会」

ほんとはこわい「やさしさ社会」

ビジネス・実用
924円 (税込)

4pt

現代社会は「やさしさ」「楽しさ」が無条件に善いとされ、人間関係のきびしいルールになっている。しかし、それは本当に生きやすい社会なのだろうか。なぜやさしいひとばかりが増えてしまったのか。その根本から丁寧に解き明かし、しんどさやこわさをなくして気楽に生きるための智恵を探る。

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ほんとはこわい「やさしさ社会」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    時代が変わり自己実現を重視するよう、生き方が変わってきた。しかし、①楽しまなければならない、②能力を発揮したい、という感覚が、自滅になっているという感覚は感じる。「楽しくないとだめ」は本当にどうしようもない結果をもたらしてしまうという感覚もある。本当に今はなぜか不思議なくらい、ぎりぎりのところに立ちたがると思う。読み終えたばかりなので、後日にまとめることにする。

    0
    2022年03月26日

    Posted by ブクログ

    とくりふ読書会課題図書

    いやー社会学面白い
    そして今の人間関係の関心ごとにぴったり

    「なんで日本人ってこうも残念なのだろう」という長年の疑問がまた一つ納得できた。
    そして、うまい具合にやさしさを使えるようになろうとも考えられた。

    国木田さん、ありがとう!
    来週楽しみ

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    「やさしさ」「楽しさ」が無条件に善いとされ、人間関係のルールである現代社会。それがもたらす「しんどさ」「こわさ」をなくし、もっと気楽に生きるための智恵を探る。

    0
    2015年10月12日

    Posted by ブクログ

    治療としてのやさしさ・予防としてのやさしさ

    治療としてのやさしさは、たとえば、将来苦労しないように今は少し厳しくするという、少し昔のタイプのやさしさ。一方、現代的なやさしさは、今相手を傷つけないように努力べきというように考える。

    この現代の「やさしさ」は伝わりづらい。なぜなら、現代的な「やさしさ」つまり、予防的やさしさは「~しない」という形を取ることが多いからだ。

    予防としてのやさしさの例として、本書には電車内で寝たふりをする女の子の例が載っている。


    ”電車でお年寄りに席をゆずろうと思ったけれども、気分を害するかもしれないと考え、あえて席を譲らない。黙っていればすべて良いというわけではないということは自分にもわかっているが、相手のことを考えるとつい黙ってしまう。自分にとって黙っていることは相手に対する見えない優しさだと考えている。”


    私自身、そういうところがある。電車内で少し離れた席の女性がかばんの中のものをばらまいてしまった際に、「あ、拾ってあげようかな。でも、そうやって注目されるのを恥ずかしいことだと思って嫌がるかもしれない」と考え、つい見てない振りをしてしまったことがあった。おそらく誰にでも似たようなことはあるだろう。

    こうした現代的やさしさには「今」を大事にしたいという
    考え方が根本にあるという。「今」気分を害さないように席を譲らなかったり、「今」恥ずかしがらせないように、見ていないふりをしたり。

    予防的やさしさのすべてがなくなれば良いとは思わないが、電車内で席を譲ったりという相手を思いやってした行動がすべて否定されてしまうような社会は生きづらいものだ。

    時にはつらいこともあるよ、ということを受け入れられなければ、こうした伝わりづらいやさしさは変わらないのだろうか。

    0
    2012年07月03日

    Posted by ブクログ

    わかりやすく、すごく納得。
    今重視の優しさと、後先を見た厳しさが丁重に説明されていて、考えの幅が広がった感じです。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    p.16やさしいきびしさ「愛のムチ」
    p.18きびしいやさしさ「謝るぐらいなら、最初からあんなことをするな!」

    p.20治療としてのやさしさ 注意して治す
      予防としてのやさしさ 注意しない
    →人に恥をかかせないのが「やさしさ」現代

    0
    2022年12月09日

    Posted by ブクログ

    2008年の本。当時の他人に厳しい怖い社会
    のことを書いたものだけど、2020年に読むと、今現在、ますます怖さが増した感がありますね。今は人権に配慮っつう政治的な正しさをもった優しさがトッピングされましたからね。勿論、人権意識が低いのは問題なんだけど、本来ならもっと前からちゃんとしとくものでしょ。怖い時代になってから人権問題なのか、自己崇拝は政治に目覚めたんかーとしみじみ思ったわ。現代人は自己目的化に生きる意味を見出す剥き出しの脆弱な個っつことなら当然の帰結か。

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

    現代の人間関係が冷たく感じる社会の性質と成り立ちを分かりやすく解説している本。
    なぜこんなに窮屈な感じがするのか。見知らぬ相手を注意することはなぜいけないのか。そんな疑問が氷解していく。
    また著者の考察が深く鋭い。示唆に富み、多くの気づきを与えてくれる。例えば人生の自己目的化について。昔は人生の目的は家であったり国であったりした。しかし太平洋戦争後には人生は自分の為に生きるのが普通になった。偉いのは個人。人格が崇拝された。するとその神聖な人格を傷つけることはタブーとなる。それを破って注意すると、された方は神聖な人格を傷つけられたとして逆上する。などなどなるほどと思う。
    ただし、具体的な解決策は書かれていない。が、楽しさ至上主義を改めた方が良いという。常に楽しさばかり追い求めると苦しいし焦る。それがこの窮屈な社会を生み出す原因の1つだと。
    この社会は何となく生きにくいなと思っている方にオススメです。

    0
    2016年04月24日

    Posted by ブクログ

     表面上のやさしさが最優先されるこの社会は,ほんとうはもっとも恐い社会ではないのか。
     少しでも傷つけることを許さない集団の中にいることが,集団そのものの閉塞状態を生み,空気を読めない子を平気で排除することになる。自分だけが目立たないように平等で対等な関係のふりをしながら,ますますその集団から抜け出せなくなってくる。しかしその反面,見えない世界では,平気で人を傷つける言葉を吐く…。
     最近の子どもの社会がここに描かれていて,ドッキリしました。学級崩壊も,やさしさ優先の社会だからこそ多発しているのかも…と思ったくらいです。
     もう一度,じっくり読みながら,子どもたちの現状を分析してみたいと思います。

    0
    2013年03月17日

    Posted by ブクログ

    「謝るくらいなら、最初からしいなければいいのに。」通常的に使用するこの言い回しに対しての著者の反論を読むと、もう使用できなくなる。良本。

    0
    2011年04月09日

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