子どもが減って何が悪いか!

子どもが減って何が悪いか!

770円 (税込)

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少子化が進んでいる。このままでは日本が危ない。そう危ぶむ声もある。これに対し、仕事と子育ての両立支援などを行い、男女共同参画社会を実現させれば少子化は止まる、と主張する人たちがいる。本書は、こうした主張には根拠がないことを、実証的なデータを用いて示してゆく。都市化が進む現代にあって少子化は止めようがなく、これを前提とした公平で自由な社会を目指すべきだと主張する本書は、少子化がもたらす問題を考える上で示唆に富む一冊である。

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子どもが減って何が悪いか! のユーザーレビュー

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    この本を読んで、改めて、少子化対策がことごとくうまくいっていないのは、「各対策にそもそも効果がない」、あるいは「前提が間違っている」という思いを強くしました。

    少子化は、ある意味、自然な流れなので、それを前提にした社会設計には大賛成です。
    もちろん、男女平等の実現は大前提。

    以前読んだ、『

    0
    2017年02月12日

    Posted by ブクログ

    リサーチ・リテラシーについての本。
    データに騙されるな!という『社会調査のウソ』の実践版という感じかな。

    著者は問いと答えを以下のように記している。 p.24
    ・男女共同参画は少子化対策と結びつくべきなのか。→「否」
    ・少子化は問題なのか→「多少、問題」
    ・仮に少子化が問題だとして、出生率回復策で

    0
    2014年02月13日

    Posted by ブクログ

    全ての章に渡って、データを慎重に見ること、算出された数値をいかに解釈するか、子供を持つ・持たない家庭、結婚の意思がない人への配慮など、選択の自由に重きを置いて男女共同参画社会と少子化の関係について批判的に論じている。「子供を育てやすい社会になれば一件落着」とマスコミが伝える情報を鵜呑みにしていた自分

    0
    2012年10月28日

    Posted by ブクログ

    名著!!

    新書でここまで説得力のある
    本に出会ったのは久しぶり。

    リサーチリテラシーの観点から、
    「男女共同参画が進めば、出生率は上がる」
    という欺瞞を見事に暴いている。

    フェミニズムについても言及しており、

    『「性からの自由」と「性への自由」は等価であることが理想である』

    0
    2012年09月22日

    Posted by ブクログ

    タイトルがトンデモ本のようでアレなんだけど、中身はちゃんとしたもの。
    インパクトを与えたかったんだろうね。
    社会学者が社会学的に「少子化は何の問題もない!!」と斬っている。
    しかもこの先生、社会学でもこの分野は専門外らしい。
    それだけ少子化対策とかジェンダーフリーに疑問を持っていたのだろう。

    0
    2009年10月04日

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