カップ焼きそばの謎

カップ焼きそばの謎

ビジネス・実用
1,320円 (税込)

6pt

焼いていないのに「焼きそば」?
焼きそば史上、最大の謎に挑む。

カップ麺市場で醤油ラーメン以上の人気を誇るカップ焼きそば。食べ比べるとそれぞれに特徴的な味だが、そこには各社の熱意と創意、熾烈なシェア争いの軌跡が刻まれていた! 高度経済成長の終焉とともに埼玉県のとある中堅メーカーの起死回生の一手として誕生したカップ焼きそばは、その後半世紀にわたり日本人の食文化を形作っていく。U.F.O.、ペヤング、ごつ盛り……もうひとつの「国民食」の歴史に迫る無二の書。『ソース焼きそばの謎』『あんかけ焼きそばの謎』と続いた三部作、ここに完結!

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カップ焼きそばの謎 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     著者の塩崎 省吾(しおざき しょうご)さんは、焼きそば研究家。1970年生まれの静岡県出身です。本業はITエンジニアさんとのことですが、ブログを持ち著書も多いスゴイ方です♡

     夏は焼きそばですよね?
    冷やし中華も良いけど、焼きそば♪ ですよね♡

     買い置きしておけば、家でいつでも食べられるのがカップ焼きそばです♡ 
     尊いです♡ カップ焼きそば♪

     ですが、誰しもが疑問に思うことがありますよね。。。
    そうです、あれです、あれ。

     奇しくも、本書(しかも「まえがき」の冒頭)で、塩崎さんはストレートにその疑問をぶつけてくれています。
     その問いこそ、
       「カップ焼きそばは焼きそばか?」
     です。

     すると、塩崎さんは、すぐにはその問いに答えることをせず、まず軽くカップ焼きそばの沿革を概説し、カップ焼きそばには謎が多いことを指摘し、謎の解明と業界の裏話の数々を楽しんで欲しいと宣言するのです。

     そして、「まえがき」の最後になって、ようやく「その問いには、迷わず「イエス」(カップ焼きそばは焼きそばである)と答えている」と教えてくれました。
     でも、「その理由は本書の最後に明かす」のだそうです。どこまでもミステリアスですw

     気になりますよね?
    けど、本書、厚いです! 316ページあります。
     そして、熱いです!
     熾烈を極める各社の開発競争。さらに市場競争。マーケティングに広報活動・CM。
     たかがカップ焼きそば、ではありません。
     されどカップ焼きそば、さらにカップ焼きそばです!

     解説は微に入り細を穿ち、豊富な商品写真、そして興味深いコラム。
     絶対的にオススメいたします。

     夏休みの自由研究にもなりそうな本です。
     焼きそばソースのような濃厚な一冊、ぜひご味読ください♡

    〔作品紹介・あらすじ〕
     焼きそば史上、最大の謎に挑む。
     カップ麺市場で醤油ラーメン以上の人気を誇るカップ焼きそば。食べ比べるとそれぞれに特徴的な味だが、そこには各社の熱意と創意、熾烈なシェア争いの軌跡が刻まれていた! 高度経済成長の終焉とともに埼玉県のとある中堅メーカーの起死回生の一手として誕生したカップ焼きそばは、その後半世紀にわたり日本人の食文化を形作っていく。U.F.O.、ペヤング、ごつ盛り……もうひとつの「国民食」の歴史に迫る無二の書。『ソース焼きそばの謎』『あんかけ焼きそばの謎』と続いた三部作、ここに完結!

    〈本書の内容の一部〉
    ●世界初のカップ焼きそば「エビスカップ焼きそば」とはどんな商品だったのか
    ●「ペヤング顔」に「ペヤング算」、『東京卍リベンジャーズ』に『僕ヤバ』…… ペヤングが「文化」になったわけ
    ●「カップヌードルをぶっつぶせ!」父・百福から受け継いだ‟破壊の遺伝子”がU.F.O.を生んだ
    ●朝食・間食から主食へ。「市場の限界」を突破した大盛りいか焼そば
    ●サッポロ一番 おたふくソース焼そばに見る「地域性」戦略
    ●一平ちゃんって誰?
    ●ときに全カップ焼きそばどころか全カップ麺で売上第1位のマルちゃん ごつ盛り、なぜ無名?
    ●「湯切りいらず」から「ホントに焼いた」まで、幻の逸品も数々紹介

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    大好きなカップ焼きそばのルーツを知るために購入。UFOやペヤングソース焼きそばといった定番商品が生まれた背景から今日に至る道のりまで詳細に説明されていて大変参考になった。UFOの日清食品と一平ちゃんシリーズの明星食品、サッポロ一番のサンヨー食品とエースコックの親密なる関係なども初めて知った出来事。マルちゃんで知られる東洋水産の独自路線など、これからカップ焼きそばを食べていく上で興味深い事実が満載です。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    すでに焼きそば史専門家として不動の地位を確立していると言ってもなんの誇張もないノンフィクション作家・塩崎省吾による、焼きそばの謎シリーズ三部作の第三部。これまでの二部作(ソース焼きそば & あんかけ焼きそば)は日本と世界の近代食文化史として優れた貢献があったが、この『カップ焼きそばの謎』は戦後日本の即席麺産業のうちカップ焼きそばのシェアに関わるトップ6社(まるか、日清、明星、サンヨー、エースコック、東洋水産)のあゆみと、その中でのカップ焼きそば商品のヒットについてそれぞれ記述することで、国内即席麺業界の気風を伝えている。特に東洋水産は(読んでいる私が元々道民だったため『やきそば弁当』でも世話になっていることもあるが)社史や経営戦略を読んで改めてファンになってしまったし、日清と明星、サンヨーとエースコックの関係も、この本を通じて学ぶとなかなかに愛おしく感じられた。
    とはいえ、自分は正直に告白すると、「カップ焼きそばはやきそば弁当しか食べない」という生活を送ってきた為、本書に出てきた製品の大半をちゃんと味わっていなかった。正直に言うと、やきそば弁当以外のメジャーなカップ焼きそばではほぼペヤングとUFOしか食べたことがなく、しかも人生でそれぞれ10食も食べたことがないのではないかというくらい(今まで食べてきた数百食のほとんどが焼きそば弁当だった、ということになる)。せめて『一平ちゃん 夜店の焼きそば』(明星)、『サッポロ一番 おたふくソース焼きそば』(サンヨー)、『スーパーカップ 大盛りいか焼きそば』(エースコック)、『ごつ盛り ソース焼きそば』(東洋水産)の4種くらいはどんな味か、今後確かめておきたい。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    袋麺からカップ麺。そしてオイルショックと高度成長期の
    終わりに登場した、カップ焼きそば。
    その誕生から現在までの開発と熾烈なシェア争い、
    そして食文化にも影響した商品についてを分かり易く説明。
    ・まえがき
    ・プロローグ カップ焼きそば食べ比べ
    第一章 幻の「世界初」
    第二章 角型容器で市場を席巻
    第三章 「打倒!カップヌードル」後継者の挑戦
    第四章 カップ焼きそばが「食事」になった
    第五章 袋麺の王者が放ったスマッシュヒット
    第六章 三強時代のはじまり
    第七章 オープン価格帯の頂点に立つダークホース
    ・エピローグ 麺を蒸して揚げるということ
    カップ焼きそば異聞①~⑦有り。
    ・あとがき
    カップ焼きそば年表、参考文献有り。

    世界最初のカップ焼きそばは、エビスカップ焼きそば。
    屋台の焼きそばから発想の四角い容器、
    まるか食品のペヤングソース焼きそばはロングセラー。
    後継者の挑戦の丸い皿型容器。社内改革にも繋がった、
    日清食品の日清焼きそばU.F.O.。
    カップ麺の量は足りてるのか?その疑問からの
    開発は主食にも定番にもなった1.5倍への挑戦、
    エースコックのスーパーカップ大盛りいかやきそば。
    袋麺トップシェアのサンヨー食品が手掛けた
    サッポロ一番おたふくソース焼きそばは、一時撤退から復活。
    明星食品の明星一平ちゃん夜店の焼きそばは、バブル崩壊後の
    起死回生。からしマヨネーズとマーケティングで大ヒットに。
    東洋水産の地方での強みと、認知度が低いのに大ヒットに
    なったマルちゃんごつ盛りソース焼きそば。
    それぞれの会社の歩みの中に浮かび上がるのは、
    熾烈なシェア争い。更にオイルショック、
    高度成長とその終わり、バブル崩壊などの影響。
    その中での開発への熱意は、容器や製法、味、麺に注がれる。
    それらが丁寧に説明されてる上に、マンガや小説に
    登場する話や、カップ焼きそば異聞での今は無き会社や
    商品の話もあり、興味深く読み進めることができました。
    エピローグにある世界の即席麺の話も、驚きでした。
    思えば自分はペヤングソース焼きそば、一択だったなぁ。
    だけど読んでたら、他のカップ焼きそばも美味しそう!
    食べてみようかな?なんて食欲まで刺激される、ヤバさ有り。

    0
    2026年03月02日

    Posted by ブクログ

    ありがとうカップ焼きそば!

    それは去年の年末のことである
    ちょっとしたことで奥さんの機嫌を損ねてしまいつい最近までお弁当作りをボイコットされてしまったのである
    いや分かっているみなまで言うな
    ちょっとしたことじゃなかったんやろ?
    でもまぁ今はその話は置く
    とにかく1ヶ月近くお弁当なしの生活が続いたわけである
    そんなひまわりめろんさんを救ってくれたのが「マルちゃんごつ盛りソース焼きそば」であったのだ!
    いや食べた
    食べに食べた
    一切飽きることなく食べに食べた
    命の恩人である
    いや命の恩麺である

    ありがとう「マルちゃんごつ盛りソース焼きそば」フォーエバー「マルちゃんごつ盛りソース焼きそば」

    さて本書は、今やカップ麺市場のジャンル別構成比でNo.1となっているカップ焼きそばについて綴った書である

    カップ麺の五大メーカーと東日本でトップシェアを誇るあの会社と元祖のメーカーを加えた七社の看板商品とメーカーの歴史を振り返ったすんばらしい内容となっている
    章立ては以下の通りだ

    第一章 エビス産業 エビスカップ焼きそば

    第二章 まるか食品 ペヤングソースやきそば

    第三章 日清食品 日清焼そばU.F.O.

    第四章 エースコック スーパーカップ大盛りいか焼きそば

    第五章 サンヨー食品 サッポロ一番おたふくソース焼きそば

    第六章 明星食品 明星一平ちゃん夜店の焼きそば

    第七章 東洋水産 マルちゃんごつ盛りソース焼きそば

    なんて魅惑的なラインナップw
    そしてそれぞれに各社の創意工夫や情熱が語られていて非常に面白かった!

    ちなみにさんざん「ごつ盛り」にお世話になったわいですが、一番好きなのは「大盛りいか焼きそば」ですw
    ただし「大盛りいか焼きそば」は現在は販売されてないんよな
    世界的なイカの不漁で原材料費が高騰してるからなんやけど、なんとかならんかの〜
    イカの不漁は地球温暖化と乱獲が原因とされているんだけど、やっぱ地球温暖化はイカんな〜(出ました)

    終わり!

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

     さて、私はカップ焼きそばが大好きである。身体に悪いだとか、味に飽きるとかどうでも良い。ただカップ焼きそばが大好きなのである。思えば小学校の頃、父に連れられて行ったスキー場。母がいないのを良いことに父は、UFOを昼飯に与えてくれた。今でもその衝撃は忘れらない。最初の一口で革命が起こった。悴んだ鼻に臭いを判別する機能はなく、その強烈なソースは口の中で爆発した。緊急事態に興奮し、遅れて機能を思い出した鼻は、強烈なまでに香ばしい臭いを感じ取る。本来であれば、外から中へ駆け抜けるものが内側から全身を駆け抜けた。以来、私はカップ焼きそばが大好きなのである。本書はその情熱に火を焼べる。

    0
    2026年01月25日

    Posted by ブクログ

    ごつもり推しです。

    カップ焼きそばにも(当然ですが)市場の原理があり、どこで戦うか・どう戦うかを見たようで面白かったです。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    群雄割拠のカップ焼きそば市場の盛衰。
    現在ならペヤング、U・F・O、一平ちゃんと隠れたベストセラーごっつ盛り。

    そこには、チキンラーメン、カップラーメンの安藤百福と同様に経営者たちのどらまがあった。

    口の中が間違いなくソース味になる楽しい一冊。

    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    【焼いてないのに焼きそば?】

    言われてみればなぜなんでしょうね。
    こういう疑問を疑問で終わらせようとしないところが著書の魅力でしょう。(ただ、冒頭への見解はあとがきにしか書かれてない。)

    数あるカップ焼きそばが生まれ消えていく…。
    世界で食べられている即席麺の違いこういう国民性の違いを研究するところがすごい【P303】

    カップ焼きそばに【量と旨さ】しか求めない私にとって興味深い1冊でした。

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    前2作「ソース焼きそばの謎」「あんかけ焼きそばの謎」はその成り立ちを歴史的に考察する内容だったが、本作はペヤングソース焼きそばや日清焼きそばUFOなど有名なインスタント焼きそばを中心にそれぞれの会社のインスタント麺とインスタント焼きそばの歴史についてまとめられた一冊である。
    前2冊とは毛色が違ったが楽しく読めた。また、前2作と同様、読みながらカップ焼きそばを食べたくて仕方がなかった。
    東洋水産(マルちゃん)のごっつ盛りソース焼きそばの人気には意外な思いがしたが、解説される東洋水産の社風は素晴らしい。過去に読んだ、東洋水産の森社長を主人公とした高杉良の「燃ゆるとき」を再読したくなると同時に、ごっつ盛りを贔屓にしたくなった。「燃ゆるとき」では安藤百福は敵役だったなぁ。

    0
    2026年06月13日

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