ソース焼きそばの謎

ソース焼きそばの謎

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

なぜ醤油ではなくソースだったのか? 発祥はいつどこで? 謎を解くカギは「関税自主権」と「東武鉄道」にあった! 全国1000軒以上の焼きそばを食べ歩いてきた男が、多数の史料・取材と無限の焼きそば愛でソース焼きそばのルーツに迫る興奮の歴史ミステリー。

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ソース焼きそばの謎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白すぎるー!こんなに大真面目にソース焼きそばのことを考えたことがなかったので、その奥深さに感動しました。100年以上の歴史を紐解いていく、その過程はまるでミステリ小説のよう。ドキドキワクワクしながら、最後まで楽しんで読むことができました。作者の方のリサーチ力、本当にすごいですね。ここまで情熱を注げるものがない人間として、素直に脱帽します。あ、あと読み終わったらめっちゃお腹空いたので、今日の夕飯は焼きそばにします笑。

    0
    2026年04月29日

    Posted by ブクログ

    戦後に生まれたと言われている「焼きそば」の話です。

    「果たしてその説は本当なのだろうか」という疑問を持ち、今日の焼きそばの誕生に
    至る過程を解き明かした一冊です。

    鍵はお好み焼きですね。

    お好み焼きは、明治の終わり頃に天ぷらや西洋料理を模して、天かすや餅を小麦粉に
    溶いて焼いた代用食というか、パロディ的な食べ物だったそうです。

    調理は鉄板で行われていたわけですから、あとはここに麺があれば「焼きそば」の
    出来上がりですが、そうは簡単に行かなかったそうです。

    なぜか。

    麺が高級であったそうですが、つまり小麦粉が高かったのでしょう。

    しかし東武鉄道の玄関口である浅草には、北関東の小麦の生産地から容易に小麦粉が
    運ばれ、容易に入手できたそうです。

    浅草に今もお好み焼き屋やもんじゃ焼屋が多いのは、上記の理由だそうです。

    東京では「焼きそば」といえばイメージは「アレ」ですが、地方ではソースが後がけ
    であったり、あんかけであったり、さらに具にもその場所の特産品の「地焼きそば」も
    生まれています。

    ご当地焼きそばを巡る旅も面白ろそうだな、と新たな旅の発見を与えてくれる一冊です。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    #ヨンデルホン
    #ソース焼きそばの謎 / #塩崎省吾(#ハヤカワ新書)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    圧倒的な調査と参考文献の数に裏打ちされて、第二次大戦前後の政治や外交、あるいは食糧事情などから見えてくる、誰もが愛してやまない「ソース焼きそば」の謎が解き明かされる。読みごたえあり。

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本で言うと「ポテトチップスと日本人」も思い切り堪能しましたが、この「ソース焼きそばの謎」もなかなかに満喫できる新書でした。マニアックという言葉では言い表せられない探求力でなんとなく語られている俗説を打破していきます。例えば大阪発祥説、戦後普及説などなど…その中で今回、個人的に目から鱗的に理解できたのはお好み焼きの発祥でした。イカ天、エビ天が具材の標記とか味のバリエーションではなく、料理の形態模写であったこと。浅草染太郎のシューマイ天も食べたことありますが、なんでこれがシューマイなのだろうと不思議な気持ちになったことを思い出しました。でもそのワンダーな気持ちが、お好み焼きのDNAだったのだとは!日本人と小麦粉の関係、製粉機、製麺機の歴史、鉄板ファーストフードビジネスの来歴、ソースと人工甘味料の関係、どんどんソース焼きそばから拡がる社会と文化と政治の変化に振り回されました。もはや「焼きそば学」と言える世界だと思いました。たまたまNHK特集の再放送で1978年11月17日の番組「食卓のかげの星条旗 〜米と小麦の戦後史〜」観ましたがその内容であるアメリカの小麦輸出戦略とも重なり合います。そうとうにドメスティックなソース焼きそばですが、鉄板の上から見る世界は広い!そしてスパイシーで濃厚でした。

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    なぜ醤油ではなくソースなのか?という文句に興味をそそられ手にとることに。単に「ソース焼きそば」の来歴に留まらず、お好み焼きとは一体何か、焼きうどんとの関係性など、膨大な歴史的資料をもとに「謎」に迫っていく探偵小説のような展開にワクワクしながら読み進めることになりました。特に折に触れ挟まれる著者の考察は、非常に納得させられる説得力がありましたね。またカラー写真も食欲をそそられました。ところで我が町所沢のご当地フードは「醤油」やきそばであります。これもまた美味なので、機会がありましたらぜひご笑味くださいませ。

    0
    2023年08月03日

    Posted by ブクログ

     焼きそばといえば、ソース焼きそばである。
     しかし、よくよく考えると不思議だ。焼きそばに使うのは『中華麺』なのである。そう普通にラーメンと同じ麺である。ラーメンの味は、今は色々あるけれど『醤油』『みそ』『塩』が昔からの味だろう。それなのに、焼きそばになったとたんに『ソース』である。今は『塩味』の焼きそばもあるけれども、『ソース』なんである。ラーメンから派生したなら、醤油あたりが主流になりそうなモンであるのに……ソースなのだ。
     タイトルをSNSで見かけて、私の脳裏に上記のことが駆け巡った。これはもう……読むしかない。
     面白かった。著者の本業はITエンジニアだそうだが、細かく文献を調べてあり、引用先もはっきりさせている。そうした意味でも誠実にまとめられているし、細やかな論の展開に、本の構成もわかりやすくて大変読みやすかった。
     焼きそばの今についての記録も残されているので、半世紀も経過したなら、この本自体も貴重な資料として扱われるのだろうと考えると、ロマンを感じる。
     

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    ・無性にソース焼きそばが食べたくなる。近所のお店が紹介されていたので行ってみよう
    ・思っていたより真面目にきちんと調べられている本で、焼きそばに必要な麺、小麦粉、ソースの明治以降の生産や貿易、文化がとてもよく整理されている。「関税自主権の回復」がなぜ明治政府の悲願だったのか、焼きそばを例に中高生に解説するよい教材になるのではないか。
    ・岩波新書だと「ソース焼きそばの日本史」というタイトルになるだろうな

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    ソース焼きそばの発祥を文献や取材から丁寧に読み解いた本。大阪発祥じゃなかったとは!という驚きと共に食文化の歴史への興味をくすぐられる。

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    ソース焼きそば、考えてみれば不思議な食べ物である。うどんでも蕎麦でもなく中華麺を蒸して鉄板で焼き、醤油でも塩でもなくソースで味を付ける。東洋起源と西洋起源の素材がなぜ日本で出会って全国で花開いたのか。そんなソース焼きそばの歴史について、複雑怪奇な謎を1つ1つ丁寧に紐解いていくミステリー仕立てで物語は進んでいく。

    それもそのはず、この本の出版社は早川書房でありタイトルは『ソース焼きそばの謎』なのだ。諸説あるソース焼きそばの起源についても、戦前戦後の時代背景をベースにかなり確実なところまでアプローチしているので、文献的な価値もある。そして全国各地に派生するご当地焼きそばの流れについても、様々なローカル的要素の影響を受けつつも進化している様子が理解できる。

    個人的には、某食品メーカーで焼きそばの担当だったこともあって、一日20食は作って試食するような生活を送っていた。どうしてソースを後で加えるのか、焦げてしまう以外の合理的な理由を見つけられたのは最も納得した瞬間だった。

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

    ソース焼きそばのルーツを探る。ご当地グルメに登場するほど全国に普及したソース焼きそば。その謎多い起源を多くの1次資料から考察する。
    東武鉄道が関係しているところが意外。

    0
    2024年05月12日

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