タテ社会の人間関係 単一社会の理論

タテ社会の人間関係 単一社会の理論

869円 (税込)

4pt

日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。「単一社会の理論」によりその本質をとらえロングセラーを続ける。(講談社現代新書)

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タテ社会の人間関係 単一社会の理論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本的な『ウチ』と言う時の西洋的な『私たち』とは異なる自己中心的で排他的な意識や、日本人は働き者や怠け者と言う考えはあっても、個人間の能力の差を認めない素朴な人間平等主義を持つと言う点など、改めて考えるとすごく腹落ちする部分がありましたが、人間平等主義なのに上まで行ける人は一握りで、下層では同じよう

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    中根千枝の著書『タテ社会の人間関係』は、日本人の人間関係や集団構造の特質を「タテ社会」という概念によって明らかにしようとした画期的な研究である。本書は、日本社会における人間関係のあり方を、西洋的な個人主義社会と比較しながら、文化人類学的・社会構造的に分析している。

    中根は、日本では個人の資格や能力

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    紛れもなく名著。

    日本の対立軸としてインドを持ってくることで説得力を増している。

    社交、家族、本当の血縁、日本人的一方で所属、ステータスソサイエティ、その組織に一番早く入った人という意味での老人天国など目から鱗だ。

    日本は商売下手で製造が得意というのも、本論の枠組みで理解できる。

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    東大で名誉教授を務めた社会人類学者である中根千枝による書籍。
    1967年発行。

    日本の社会的構造を他国のそれと比較する形で分析し、その特徴を解明することが本書の主題とされている。

    本書における筆者の主張をまとめると、下記の3つである。

    ①日本社会における集団意識では「場」が優先される

    ② 日

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    本書は1967年に初版が出されたものではあるが、現代社会の会社の中に、そして政治を動かす政党、官僚組織にも概ね当てはまる内容である。少なくとも私が所属する会社も一般的には社員規模数万人の大企業と言われ、本社組織だけでも1000人以上が働く会社であり、本書の言うタテの構造が全く当てはまっている。今日も

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    1967年2月に初版が発行されているが、小生が大学1年の時だ.日本社会の形態を見事に描写している好著だと感じた.大学卒業後、会社生活を40年間過ごしたが、本書にある「タテ」社会は本当に実感するものだった.「ヨコ」「コントラクト」に関する記述もあったが、そのような形態をゴリ押しすると、必ず反発があった

    0
    2020年05月02日

    Posted by ブクログ

    1967年の本だそうだが、今でも全く古びてないと思う。社会構造はそう変わらない訳だが、単一社会ではなくなりつつあるので、実は変化が起こりつつあるのかもしれない。

    0
    2020年04月03日

    Posted by ブクログ

    50年前に書かれた本とは思えないほど現代社会にも通じる良書。身分や職業などの「資格」を重視する社会と家や会社など「場」を重視する社会。日本は後者でそれ故よりエモーショナルな繋がりが深くなり、ウチとよそ者の境界が濃くなる。日本が多文化コミュニケーションや共生が苦手な理由もここにあるのだと思いながら読ん

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    1967年に書かれた本なのに、今となんら変わっていない。日本社会の単一性、「場」による集団の形成は、身をもって感じているが、認識は出来ていなかった。インドや他の国との対比では、こんなにも違うのかと驚いた。

    複数の場への所属は、日本人は心理的にすごく抵抗があるが、中国の方はどんどん転職されていた。

    0
    2019年11月20日

    Posted by ブクログ

    1967年発刊だが,色あせない.日本のタテ社会(資格ではなく場を強調する社会),ウチ/ヨソ者的発想のムラ社会を冷静に考察.批評や議論する際に,論理より感情が優先されるという指摘は確かに.FBなどTwitterなどコミュニケーション方法が変わっても本質的には変わっていない.

    0
    2018年10月09日

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