国立天文台の常田佐久教授が、太陽に異変を感じ始めたのは08年のこと。以降、NASAも認める世界一の観測衛星「ひので」によって、黒点数が減っていることや、規則正しかった活動周期が延びている事実が次々と明らかになっています。似た状況は、地球がミニ氷河期だった17世紀にもあったとか。果たして地球は寒冷化に向かうのか? 生命の誕生との関係は? 太陽は私たちにとって最も身近な星なのに、解明されていない謎が多いのです。「ひので」の最新観測結果を駆使して、46億年間輝き続けるそのエネルギー源に迫ります。
Posted by ブクログ 2018年10月31日
黒点やフレアの発生メカニズム、コロナが高温である理由が仮説ながら説明されていて、おもしろかった。
磁極は黒点数の極大期の時に入れ替わり、22年周期。
太陽の外側30%は対流層で、原子核と電子がばらばらになったプラズマ状態。その内側に薄いタコクラインがあり、ここで磁場が強められている。その内側の50...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月09日
近年太陽活動は低下して,周期も延びてきてるそう。太陽研究三十年のキャリアをもつ著者が,この太陽の異変をつかみにして,太陽の科学とその歴史についてやさしく解説。
太陽については,黒点と磁場の関係,太陽嵐などある程度解明されているけど広く知られてはいないことが多いし,まだまだ解明されてない謎もたくさ...続きを読む