キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像

キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像

627円 (税込)

3pt

価値観が多元化した社会で感じる閉塞感.「優しい人間関係」のなかで排除におびえる恐怖感.ケータイやネット,家庭から学校といった子どもたちの日常は,過剰な関係依存で成り立っている.子どもたちにとって,現実を生き抜くための羅針盤,自己の拠り所として機能する「キャラ」.この言葉をキーワードに現代を読み解く.

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キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日常の閉塞感とか優しさを強要される恐怖とか過剰な関係依存とか。「わかるわ……」っていうのから「うん?」っていうのまでいろいろ書かれてたけど、概して首肯する内容だった。ちょっとだけダメな自分と向き合える一冊だった。

    0
    2014年12月17日

    Posted by ブクログ

    人間関係のカースト化→各カースト内でのフラット化→「対立をはらまない限りにおいてお互いの差異を認め合うという基本的な態度だけ」→アイデンティティからキャラへ
    カースト化→宿命主義

    話の筋は理解しやすい。
    「キャラ化」は子供に限ったことでなく、あらゆるシーンに存在することは、思い当たるところがあるで

    0
    2012年07月02日

    Posted by ブクログ

    若者の人間関係に関する本。
    「若者は自分に好ましい物と人間だけを選択し、彼/彼女らの経験世界は狭小化の一途をたどっている(手に入る機会と情報は増加しているにも関わらず…)」ことを喝破した1冊。

    現代は個人の「個性」が重視される社会である。そこでは、共通の価値観による序列化が意味をなさない。もはや、

    0
    2010年09月03日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    価値観が多元化した社会で感じる閉塞感。
    気遺いに満ちた「優しい人間関係」のなかで圏外化におびえる恐怖感。
    ケータイやネット、家庭から学校といった日常は、過剰な関係依存と排除で成り立っている。
    子どもたちにとって、現実を生き抜くための羅針盤、自己の拠り所である「キャラ」。
    この言葉をキー

    0
    2010年07月28日

    Posted by ブクログ

     仕事の討論会のための資料。

     「ネオテニー」「文化資本」
     この二つのキーワードが両方のってる。

     ということで、この本を参考に討論のテーマを作成させていただきました。

     非常に参考になりました。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    薄い冊子だが、中身は濃い!

    現代日本の価値観多様化、人間関係複雑化の中で、我々はどうやって生き抜いていけばよいか、みたいな話。

    ・価値観の多元化によって流動化した人間関係の中で各々の対人場面に適合した外キャラを意図的に演じて複雑になった関係を乗り切っていこうとする。
    →組織毎に相手に応じて、色々

    0
    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

    意外と結構よかった。
    2009年発行の薄いブックレット。ケータイとか圏外とか、ところどころ今の時代とはずれるが、SNSで同質的な相手と簡単に繋がれる時代、という点では全く問題ない。

    自分のキャラを強くアピールしてくる子は、そうすることで、自分を守ろうとしているのかもな、という考えに至れた本。

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    一元的な価値観の下で生きることを強制される点において、近代以前は良くも悪くも安定した「静的な社会」であったののにたいし、現在の日本には様々な価値観が併存し、互いに競合しあっている。どんな判断も、別の観点からすぐに相対化されてしまう不安定で「動的な社会」である。

    特定の生き方をだれも強制されなくなっ

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    今の時代の価値観の変わりようがとても鮮明に説明されていて、読み応えがありました。

    社会が限られた価値観を押し付けていた時代と違って、これっていう価値観の基盤がない分、自分の確かさが揺らいでしまう、そのことに不安を覚える若者たちが、周りの人たちから表面的な承認を得るための方法が、キャラ化。

    人間関

    0
    2019年09月03日

    Posted by ブクログ

    友達地獄の土井先生の著書。センター試験問題にも出たことで購入。
    個性重視の檻に縛られすぎてないかと思いふける。
    キャラ化される子どもたちと同世代であるため、自分を単一化しキャラクターで生きていく楽さは納得がいく。

    0
    2019年08月24日

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