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罪を犯した者を必ず捕らえて有罪にする「絶対に逃さない探偵」草津正守。旧友である霧島は、草津の「助手」として彼の探偵事務所に勤めている。
ある日、雪山の別荘で発生した殺人事件の調査が舞い込み、霧島は現地調査へ向かう。事務所に戻った霧島から報告を聞いた草津は、すぐさま犯人を見抜く。
早くも事件解決――と思われた矢先、犯人確定に必要な証拠が「消失」してしまう。
事件を隠蔽・捏造して犯人を確実に逃がす「必ず無罪にする仕事人」ヒミコが裏にいると気づく草津。
「事件は犯人が分かってからが本番だよね」
草津は霧島と共に現地へ臨場し、仕事人ヒミコとの上書き推理合戦に挑む!
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Posted by ブクログ
方丈貴恵さんの本はおもしろい!!
登場人物たちが生き生きしてるように感じます。アミュレットホテルもそうですが、描写にはないけど、このキャラは裏でこんなことしてるんだろうな~みたいな想像が容易にできる。
今回の「盾と矛」ってタイトルからしてすごく良い。
探偵と仕事人の相容れない関係性とか、その助手の存在とか。
探偵と助手というのはミステリー物のなかでもお決まりだけど、今回の探偵は今までの出会った探偵のなかでも曲者だな~という印象でそこが良い!!
「犯人がわかった後がおもしろい」っていうのが最高によかったな~。
普通であれば犯人を追い詰める仮定と推理がメインだけど、この物語はその後、というか予期しないことが起こりすぎて(笑)
悪運を引き連れる探偵ってなんだ(笑)
こういう一癖も二癖もある登場人物たちの物語は最高に好物です。
続きあるかな~
Posted by ブクログ
真実を追求して「絶対に犯人を逃さない」探偵・草津と、事件を上書きして隠蔽し「絶対に犯人を逃す」仕事人ヒミコ。
2人が同じ事件に関わった場合、果たして勝つのはどちらなのか?という異色の推理対決のお話です。
草津さんは以前事故に遭い、車椅子での生活を余儀なくされたため、助手の霧島さんが行なった調査結果を草津さんに伝え、その場で事件を解決するといういわゆる安楽椅子探偵です。
わたしも草津さんと一緒に調査結果をフムフムと聞いていたのですが、まだ説明途中にも関わらず草津さんには謎が解けてしまい、その早さに毎回呆然としてしまいました。
残念ながら、わたしには安楽椅子探偵の素質はなさそうですΩ\( º﹃º` )チーン
探偵と仕事人の対決という発想は斬新で面白かったのですが、推理の難易度としては北山猛邦さんと同じレベルで結構高めだったので、推理モノを何度か読んだことがある方におすすめしたいです。
評価は、物語が個人的には☆3だったのですが、特に最後の章でこのトリックをよく考えついたものだと感心いたしましたので☆4にしました。
もし安楽椅子探偵の草津さんよりも早く謎を解く自信がある方がいらっしゃいましたら、ぜひこの作品を読んで挑戦してみてください(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ
Posted by ブクログ
依頼人(犯罪者)を無罪にするためには、証拠の捏造・さらなる犯罪も厭わない仕事人氷見。氷見が暗躍する事件を解決しようとする名探偵草津と助手霧島。
3人はかつて同じ学校の友人だった。
車いす探偵に代わって現地調査を行った助手からの報告を受け、あっという間に犯人を指摘する草津。
ただし、その間に氷見による証拠の改ざん等が行われ、かつての旧友とやり合いながら、犯人を諦めさせ自白させる-というパターン。
いくつかこのパターンの短編が続いたのち、最後にこれまでの事件が繋がってくる。
ひとつずつの設定は目新しいものではないのに、組み合わせるとこうなるのか!という驚き。面白かった。
Posted by ブクログ
安楽椅子探偵草津と助手霧島。密室だったり割とオーソドックスな殺人事件を二人で解決、というそれだけだと普通の本格ミステリなんですが、二人の旧友ヒミコが「必ず無罪にする仕事人」として立ちはだかる。お互いに証拠品の捏造とかありありで戦うのがちょっと面白い。
けど、話数からしてしょうがないんだけど「必ず無罪にする」ところが見られないからヒミコの凄さがそんなには伝わらないのが残念なところではある。ページ数的にはなかなかのボリュームのある一冊なんだけど、二人のそれまでとか背景を描き切るにはそれでも足りなかった印象。だから最終話の彼女の選択とかがどれだけの凄さなのか頭ではわかっていても感覚的にもう一つピンとこない。
面白いんだけどもっと伸びしろがあったようにも思いました。
Posted by ブクログ
安楽椅子探偵の草津は、「絶対に逃さない探偵」であり、その助手の霧島は現場調査をする。
彼らは旧友であり、事件を隠蔽・捏造して犯人を逃す「必ず無罪にする仕事人」氷見朱鳥(ヒミコ)もかつての旧友であった。
名探偵と仕事人のバトルが、第一章から繋がっていることに気づくのは終盤であり、そのときにはヒミコの最悪の結末を知った時だった。
望まぬ犯罪に手を染めてしまった人を一人でも多く救いたかったのは、その村の古いしきたりのせいでヒミコ自身が理不尽な経験をしたからかもしれない。
中盤までの頭脳バトルと後半からの流れに上手く気持ちがついていかなかった。
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小説・文芸
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