盾と矛

盾と矛

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

罪を犯した者を必ず捕らえて有罪にする「絶対に逃さない探偵」草津正守。旧友である霧島は、草津の「助手」として彼の探偵事務所に勤めている。
ある日、雪山の別荘で発生した殺人事件の調査が舞い込み、霧島は現地調査へ向かう。事務所に戻った霧島から報告を聞いた草津は、すぐさま犯人を見抜く。
早くも事件解決――と思われた矢先、犯人確定に必要な証拠が「消失」してしまう。
事件を隠蔽・捏造して犯人を確実に逃がす「必ず無罪にする仕事人」ヒミコが裏にいると気づく草津。
「事件は犯人が分かってからが本番だよね」
草津は霧島と共に現地へ臨場し、仕事人ヒミコとの上書き推理合戦に挑む!

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盾と矛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    方丈貴恵さんの本はおもしろい!!
    登場人物たちが生き生きしてるように感じます。アミュレットホテルもそうですが、描写にはないけど、このキャラは裏でこんなことしてるんだろうな~みたいな想像が容易にできる。
    今回の「盾と矛」ってタイトルからしてすごく良い。
    探偵と仕事人の相容れない関係性とか、その助手の存在とか。
    探偵と助手というのはミステリー物のなかでもお決まりだけど、今回の探偵は今までの出会った探偵のなかでも曲者だな~という印象でそこが良い!!
    「犯人がわかった後がおもしろい」っていうのが最高によかったな~。
    普通であれば犯人を追い詰める仮定と推理がメインだけど、この物語はその後、というか予期しないことが起こりすぎて(笑)
    悪運を引き連れる探偵ってなんだ(笑)
    こういう一癖も二癖もある登場人物たちの物語は最高に好物です。
    続きあるかな~

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    真実を追求して「絶対に犯人を逃さない」探偵・草津と、事件を上書きして隠蔽し「絶対に犯人を逃す」仕事人ヒミコ。
    2人が同じ事件に関わった場合、果たして勝つのはどちらなのか?という異色の推理対決のお話です。

    草津さんは以前事故に遭い、車椅子での生活を余儀なくされたため、助手の霧島さんが行なった調査結果を草津さんに伝え、その場で事件を解決するといういわゆる安楽椅子探偵です。
    わたしも草津さんと一緒に調査結果をフムフムと聞いていたのですが、まだ説明途中にも関わらず草津さんには謎が解けてしまい、その早さに毎回呆然としてしまいました。
    残念ながら、わたしには安楽椅子探偵の素質はなさそうですΩ\( º﹃º` )チーン

    探偵と仕事人の対決という発想は斬新で面白かったのですが、推理の難易度としては北山猛邦さんと同じレベルで結構高めだったので、推理モノを何度か読んだことがある方におすすめしたいです。
    評価は、物語が個人的には☆3だったのですが、特に最後の章でこのトリックをよく考えついたものだと感心いたしましたので☆4にしました。

    もし安楽椅子探偵の草津さんよりも早く謎を解く自信がある方がいらっしゃいましたら、ぜひこの作品を読んで挑戦してみてください(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    依頼人(犯罪者)を無罪にするためには、証拠の捏造・さらなる犯罪も厭わない仕事人氷見。氷見が暗躍する事件を解決しようとする名探偵草津と助手霧島。
    3人はかつて同じ学校の友人だった。

    車いす探偵に代わって現地調査を行った助手からの報告を受け、あっという間に犯人を指摘する草津。
    ただし、その間に氷見による証拠の改ざん等が行われ、かつての旧友とやり合いながら、犯人を諦めさせ自白させる-というパターン。
    いくつかこのパターンの短編が続いたのち、最後にこれまでの事件が繋がってくる。

    ひとつずつの設定は目新しいものではないのに、組み合わせるとこうなるのか!という驚き。面白かった。

    0
    2026年07月28日

    Posted by ブクログ

    手がかりを捏造し、犯人を逃す仕事人という設定でいつもの多重解決にスパイスを加えている感じ。連作短編ながら3章とも技アリの不可能犯罪というのは流石でどれも独創的な状況を作り上げている。3つ目が人気そうだが、個人的にはチープなトリックと探偵に腐されている1つ目の密室が結構好き。麻耶せんせーが帯で言ってるとおり、ライバルとの対決がこの終わり方はズルい。もっと読みたかった。

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    方丈貴恵さん=特殊設定ミステリと勝手に思ってしまっていたけど、そこまで特殊な設定ではなかった気がする。

    章を追うごとに盾vs矛が緊迫していって面白かった。
    たしかに「犯人がわかってからが本番」という話で、感想を書いている今、『虚構推理』が頭に浮かんだ。

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    うーん、急いで読みすぎたか。なんだか誰が語り手なのか途中混乱してしまい楽しめず。
    草津と霧島はまぁいいコンビなんだけど、天敵の氷見が最後にねー、なんでこうなるんだか。
    ミステリーにハッピーな結末を求めすぎるのがダメなんだ、とは思うけど、あきらかに大切な情報を隠して書いてるでしょう、と読者に思わせたら負けなんじゃないの?村の設定が無理すぎて、田舎を馬鹿にしてないか?とか。私には合わなかったな。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    安楽椅子探偵草津と助手霧島。密室だったり割とオーソドックスな殺人事件を二人で解決、というそれだけだと普通の本格ミステリなんですが、二人の旧友ヒミコが「必ず無罪にする仕事人」として立ちはだかる。お互いに証拠品の捏造とかありありで戦うのがちょっと面白い。
    けど、話数からしてしょうがないんだけど「必ず無罪にする」ところが見られないからヒミコの凄さがそんなには伝わらないのが残念なところではある。ページ数的にはなかなかのボリュームのある一冊なんだけど、二人のそれまでとか背景を描き切るにはそれでも足りなかった印象。だから最終話の彼女の選択とかがどれだけの凄さなのか頭ではわかっていても感覚的にもう一つピンとこない。
    面白いんだけどもっと伸びしろがあったようにも思いました。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    「絶対に逃さない探偵」と「必ず無罪にする仕事人」の対決…という小説。でも、想像したよりもこの仕事人である、ヒミコの存在は主ではなかったな。もちろん大事な要素だったけれど、ちょっと想像とは違いました。

    3つの事件のエピソードが書かれた短編集。いつもの方丈作品らしい、二転三転する展開が今回は控えめだったかな、という印象。読みやすかったです。
    主人公の1人である、霧島のフィリピンでのエピソードも気になります。これは続編があるのか、無いのか??

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    安楽椅子探偵の草津は、「絶対に逃さない探偵」であり、その助手の霧島は現場調査をする。
    彼らは旧友であり、事件を隠蔽・捏造して犯人を逃す「必ず無罪にする仕事人」氷見朱鳥(ヒミコ)もかつての旧友であった。

    名探偵と仕事人のバトルが、第一章から繋がっていることに気づくのは終盤であり、そのときにはヒミコの最悪の結末を知った時だった。

    望まぬ犯罪に手を染めてしまった人を一人でも多く救いたかったのは、その村の古いしきたりのせいでヒミコ自身が理不尽な経験をしたからかもしれない。

    中盤までの頭脳バトルと後半からの流れに上手く気持ちがついていかなかった。



    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    最初、盾と鉾は、幼なじみの霧島と草津の事かと思ったら、すぐにもう一人の幼なじみの氷見と草津のことだと書かれていた。
    が、やっぱり読み終わって、霧島と草津の方がしっくりきた。

    設定も面白いが、ちょっと事件が強引だったり、なんとなく集中できない推理小説で、正直うーん。と思ったが、最後、これ1冊を総じて見た時に成る程と思った。

    でも、やっぱり物足りないかな。
    草津が氷見に執着する理由として、まだ足りない気がする。

    そして、そんな終わり方は、彼女からすれば爪が甘いような。

    続きがあったら、まぁ、読んでもいいかなーってところでした。

    0
    2026年08月31日

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