ラスト・メッセージ ～結婚生活をはじめから～

小中大豆 / 二駒レイム

伴侶である自分に手を触れることもなく、ある日突然、夫が事故で亡くなった。政略結婚のような夫夫生活。それでも、スバルにとっては夫・エイダンは特別で――平民から侯爵家の養子となった偏見を抜群の成績で蹴散らし、いじめから助けてくれた、唯一無二のヒーローだった。ところが彼の遺品の中に「愛する妻へ」というメッセージと指輪を見つけ、スバルは混乱する。今になって何故――。錯乱の中、スバルは命を落とすが、気づいた時には結婚式当日に時が遡っていて――！？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川ルビー文庫
• 電子版発売日: 2025年05月30日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[たーたん · ★★★★★]

すれ違い冷遇からの溺愛ものが好きなので試し読みした時点で購入を決定｡表紙から異世界ファンタジーかと思いましたがSFファンタジーの世界でした。ミステリー要素もあってよかったです♪

[匿名 · ★★★★★]

作者様買いです。
今回のお話も良かったです。
主人公の途中までのお話しが不憫で辛くて切なかったです。だんだんと解き明かされる謎がすごかった。最後は良くなるとわかっていてもほっとしました。また読み直します！

[匿名希望 · ★★★☆☆]

本題の話が半分ちょっと…

設定に凝っていて、人工惑星で暮らしていたり、貴族は同性婚しか認められていなかったり、そのため子供は体外受精で自動人形が赤ちゃん育てたり、自動人形が家のことやったり、貴族は仕事しないで遊んで暮らすか死んだような目をして生きるか…。貴族と平民の差別が酷すぎ、見下し、家族間の愛情なし、貴族は愛人囲うの当たり前の世界…。

て、ここまで凝った設定いります？？汗
ラブを求めて読んだら無機質過ぎて気持ち悪いです…。

夫が亡くなり、主人公も毒で殺され…。夫婦生活やり直し、の部分まで来たときには、全体の4割が終わっていました。
本題に入るまでにページさきすぎでは…？？？
しかも世界観の説明だとかでさすがにつまらない…。ページ飛ばしてようやく本題に辿り着きました…。

二人が夫婦生活をやり直す部分は良いんですが（さすが小中先生）、犯人捜しを始めたくらいですでに全体の7割が終わり…。
当然のごとくあっという間に犯人が見付かり、罠にかけて逮捕、で終わりました。

あの…。これびーのえるですよね…？
サスペンスでもないし、科学でもないし、ラブも少ないし…。
なぜこの話を…？？

個人的に好みじゃなかったのだろうな、と思います。
あと小中先生あるあるの、設定凝りすぎてて説明文ばかりで面白さが台無しになるタイプの本でもあったなという印象でした…。

小中先生じゃなかったら星3もつけなかった…。

[yurichitian20 · ★★★☆☆]

イラストに惹かれて購入

すれ違いの結婚生活
「平民」と「貴族」だったために
自分の気持ちを死ぬまで伝えられず後悔しながら死んでいく
「ゆびわ」が割れた？ことで時間軸が巻き戻り二度目の人生を過ごす
さすがに上手く行かなきゃおかしいよ

＃ドキドキハラハラ

[ブクログ · ★★★★★]

先生のお話はとにかく最後までハラハラです。
世界観が面白く、今回はヨーロッパ中世風なのにSFでもあり死に戻りやり直しetc…。
スバルの生い立ちが悲しくて。
スバルは生きている意味が分からなかったけれど唯一興味を持った人、エイダン。
スバルはエイダンが好きで結婚出来たのに思い違いすれ違いで冷たい夫夫生活の後3年後にエイダンは事故死しスバル自身も殺させる。
けれどスバルは死ぬ間際にエイダンのスバルへの愛を指輪と共に知り悔いが残り気づくと結婚式に戻っていてそこからはしっかりと気持ちを伝えていこうと決めたスバルが心を開きエイダンに向かい合い、やがて自分やエイダンの様々な誤解などを知りお互いに惹かれあっている事を知り、そこからはとにかく甘い2人には良かったとホッとしました。
けれど3年後にお互いが死ぬのを回避する為にどうしたら良いのかを考え、2人の命を狙った人物を探して掴んだ犯人がスバルの姉でろくでもない人なのには呆れてしまいました。
3年後に無事に生きてお互いに愛を伝え合う場面、幸せな涙が止まりませんでした。
やり直す事が出来たこと、本当に良かったです。

エイダンの怖い睨みとかが所々出てきてそれにスバルが怯えていたけれど実は全く違っていたのには苦笑いでした。

[ブクログ · ★★★★★]

　近未来ぽいけど雰囲気は中世ヨーロッパ風な世界観。
　手紙（ラストメッセージ）により、死の間際に夫の本心を知ることになる主人公。
　巻き戻った人生では自分から心を開いて歩み寄ったので上手くいく。
　殺した犯人を暴くラストはちょっとあっけなかったけど、ちゃんと悪役たちが断罪されてすっきりした。

[匿名 · ★★★★★]

面白くて

あっという間に読んでしまいました。スピード感ある内容で、サラッと読めちゃいます。
一度目の結婚生活が　あまりにも悲惨だったので、二度目の結婚生活の変わり様に驚いてしまいました。ハピエンが好きな私には大満足な作品でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

最早性癖なのだと思う。
冷酷な旦那と、健気に思い続ける妻のお話w
旦那が酷ければ酷いほど良いw
今回のお話もとても良かった。さすが小中先生！一筋縄では行かない設定と展開と、そこにしっかりとある人間関係の話。とても素敵でしたー！良かった！

[ブクログ · ★★★☆☆]

騎士団長を勤める夫を失くし自らも殺害された主人公が過去にタイムスリップし、冷え切った夫婦関係をやり直すお話。

というあらすじだったので、なるほど中世ヨーロッパ風の世界観ねと思い購入しました。
違いました。まさか人工惑星やロボットが出てくるSFだったとは……！
貴族や騎士団の制度が残る、科学技術がとても発達した架空の国が舞台だったのです。
貴族は生活の全てが最先端科学技術任せ。さらに男女交際が一般的な下級市民とは違い、同性婚と人工肺を用いた妊娠が可能でありむしろ貴族のステータスとしています。

このSF設定いるのか……？　
と思いましたが、犯人捜しパートでこの設定が必須だったのでいるようです。
むしろ、他の似たようなやり直し系ファンタジーものから一つ飛びぬけた世界観が癖になるかも？

本書は主人公がタイムスリップをする序盤・SF世界観の説明や攻めと何故心がすれ違ったのかを説明する走馬灯シーン・攻めとの結婚式からのやり直しと犯人捜し、この３つに分かれています。
走馬灯シーンも辛いことばかりですが、やり直し以降はとんでもなく甘く攻めとイチャイチャしてるのでご安心ください。
二度目の結婚式シーンでは爆笑しました。
個人的には愛に疲れた愛情深い紳士・ギデオンが大好きですよ。