今夜、喫茶マチカネで

今夜、喫茶マチカネで

1,760円 (税込)

8pt

「閉店って。店、やめるってことか」
私は無言のまま、ちいさくうなずいた。

昭和29年に待兼山駅の近くで、父と母が始めた書店と喫茶店。1階の書店を兄が、2階の喫茶店を弟が継いだが、時代の流れもあり、最寄駅の名称が変わるタイミングで店を閉じることに。
喫茶マチカネの店主・今澤敦己は、店を愛する客からの提案で、残された数カ月の間、心に残る不思議な経験をゲストが語る会「待兼山奇談倶楽部」を開催する。そこで語られた、人生におけるとっておきの出来事とは……。
心あたたまる連作短編集。
(第一話:待兼山ヘンジ/第二話:ロッキー・ラクーン/第三話:銭湯のピアニスト/第四話:ジェイクとあんかけうどん/第五話:恋するマチカネワニ/第六話:風をあつめて/第七話:青い橋)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

今夜、喫茶マチカネで のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さんだったのですが、まず思ったのは、なぜ増山さんは同志社なのに石橋界隈に詳しいのか、という素朴な疑問。で、増山さんのプロファイルを調べたのですが、Wikiになく。。。あるサイトに「嘉門達夫と同級生」という情報があったので嘉門達夫のWikiをみると春日丘高校出身とある。そうか、茨木の人なの

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    初作家さん。
    装丁がとても好みで書評もよくつい購入。
    大阪にあるマチカネという喫茶店のお話。
    関西弁が読んでいて心地良く、優しい不思議な話の数々に心が癒される。
    待兼山奇譚のラストのゲストの話にあれそんな展開になるの?と予想もつかなかった展開に驚く。
    とはいえ、この街ならこんな展開もありかなと思える

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    読み終わりこの作品はファンタジーの感動作で胸が熱くなりました。昭和世代のとっての事象や事件が懐かしく感じました。マチカネタンホイザ、はっぴいえんど、大阪万博、などなどです。増山実さんの作品は何作か読んでいますが、この作品が最高傑作だと思います。そしてラストの最終話は驚きと驚愕の結末でした。あなたも読

    0
    2024年05月30日

    Posted by ブクログ

    軽く読める本だと思って読み始めたはずが、
    全然進まず、やっとで読み終えた。
    軽いようでいて、ひとつひとつをじっくりしっとり楽しむような内容で、
    最後の沖口さんの奇譚からは目が離せない。
    あちらとこちらの世界を楽しみました。
    なかなかずっしりな本でした。

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    個人的に超地元のお話で、読みながら「ここのことね〜」と照らし合わせながら読めるのが面白かった。地元のいつまでもノスタルジーな雰囲気がよく描かれていてよかった!

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さんです。喫茶店が舞台のお話というだけで、テンション上がってしまう私なのですが、第一話の『待兼山ヘンジ』の伝説がロマンティック。そして舞台となる喫茶店「喫茶マチカネ」とその下にある「らんぷ堂書店」の雰囲気がとっても素敵。商店街もノスタルジックでそれだけでかなり好みの小説。

    更にこの喫茶

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    増田実の今夜、喫茶マチカネでを読みました、
    物語は、差出人の名前しか書いてない本が届いたところから始まります。
    最後にその原因が分かるのですが。
    昭和の香りが残る待兼の街。
    一階がらんぷ堂、二階が喫茶マチカネ。
    駅名が変わることを節目として店を畳むことに。
    それまで、月1回閉店後喫茶マチカネで奇妙な

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    マチカネワニ化石発掘や吹田事件など史実を膨らませた話は、ロマンを感じながら読んだ。パラレルワールドも、もしかしたら本当にあるかも。。と思えてしまった

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    待兼という街の名前の由来が素敵で、そこから広がっていくストーリーも心惹かれるものばかりだった。
    ちょっぴり不思議で優しい物語。本当にあったんじゃないかと思えるような奇譚は、終わりを迎えようとする喫茶マチカネで語るのにピッタリ。
    最後の沖口さんの願いも優しさがこもっていて、温かい気持ちになれた。
    ちょ

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    気が張って落ち着かない気分のときに読みましたが喫茶マチカネで語られる不思議な物語の世界に引き込まれ没入感によって心が自然と安らいでいきました。
    睡眠前に読むとぐっすり睡れそうでオススメです。

    0
    2024年08月23日

今夜、喫茶マチカネで の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文芸単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

増山実 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す