今夜、喫茶マチカネで

今夜、喫茶マチカネで

1,760円 (税込)

8pt

「閉店って。店、やめるってことか」
私は無言のまま、ちいさくうなずいた。

昭和29年に待兼山駅の近くで、父と母が始めた書店と喫茶店。1階の書店を兄が、2階の喫茶店を弟が継いだが、時代の流れもあり、最寄駅の名称が変わるタイミングで店を閉じることに。
喫茶マチカネの店主・今澤敦己は、店を愛する客からの提案で、残された数カ月の間、心に残る不思議な経験をゲストが語る会「待兼山奇談倶楽部」を開催する。そこで語られた、人生におけるとっておきの出来事とは……。
心あたたまる連作短編集。
(第一話:待兼山ヘンジ/第二話:ロッキー・ラクーン/第三話:銭湯のピアニスト/第四話:ジェイクとあんかけうどん/第五話:恋するマチカネワニ/第六話:風をあつめて/第七話:青い橋)

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今夜、喫茶マチカネで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和レトロを感じさせる「喫茶マチカネ」が舞台
    店主の今ちゃん
    常連客の「ほんまのパン」の店主仁ちゃん
    のイマジンコンビ
    喫茶店でアルバイトをしている繭子
    そしてもう一人の常連客である沖口さん
    1階は「らんぷ堂書店」という本屋さんで
    今ちゃんのお兄さんが経営している本屋だ

    古くから待兼山に
    存在する

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    閉店間近の喫茶マチカネで『待兼山奇談倶楽部』が発足され6人の登場人物が体験した不思議なお話が語り口調で書かれてます。
    どのお話も奇談というより素敵な奇跡のようなお話で感動しました。

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    エピソードの一つ一つ、読み応え十分。
    泣いてしまうけど幸せな気持ちが残る。
    ラストも秀逸。何度も読みたくなると思う。

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    途中中だるみ部分も感じましたが、
    オリックスの試合見る主人公たちが出てきたので星5です。
    オリファンも兼ねてる私のゴリゴリのえこひいきです。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつの物語は読みやすく読みごたえもありました!まとめかたも興味深く、おもしろく読ませていただきました…!

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    名曲喫茶、レトロ喫茶巡りが好きな私には表紙だけでもうこの世界に入り込めた。
    まず、第二話の「ロッキー・ラクレーン」からつかまれた。ビートルズ尽くしのこの短編。ホワイトアルバムの中にポールの曲があった!何度も聴いたアルバムなのにスポッと抜けていた。改めて聴くとストーリーと重なり、感慨深い。
    「銭湯のピ

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    阪急宝塚線石橋駅の話で、宝塚線の駅名や馴染みのある名前がたくさん出てきて、入り込みやすかった。
    短編に分かれているが、全て繋がっていて、毎回ほろっとくる物語ばかり。最後は不思議な感覚の内容だったけれど、素敵な本でした!

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    ・不思議な街を行ったり来たりした人たちの不思議な物語。
    ・時代や場所についてよく調べられていて、光景がくっきりと浮かぶよう。優しい文章で丁寧に描かれているので読みやすい。
    ・出てくる登場人物も皆魅力的!
    ・妙子さんが来年、愛する人に会えますように。

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    不思議なお話だった。いや、最初は、待兼商店街にある喫茶マチカネのお話だった。お店を閉める決意をした店主。1Fの書店はお兄さんが経営。もともと両親が1Fの書店と2Fの喫茶店を開いた。

    閉店になる前に、この街の不思議な話をするお話会を月に1度開くことになった。
    それが各章のお話。たくさんではないけれど

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    昭和レトロ感溢れるカバーの雰囲気が気になって手に取ってみた。

    長年にわたり営業してきた喫茶マチカネが閉店を迎える。残された数ヶ月間で、喫茶店の営業後に街にゆかりのある人達が不思議な体験談を語る夜会『待兼山奇談倶楽部』を発足する。
    そこで語られるちょっと不思議な7編の連作短編集。

    移ろいゆく季節を

    0
    2025年03月19日

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