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「閉店って。店、やめるってことか」
私は無言のまま、ちいさくうなずいた。
昭和29年に待兼山駅の近くで、父と母が始めた書店と喫茶店。1階の書店を兄が、2階の喫茶店を弟が継いだが、時代の流れもあり、最寄駅の名称が変わるタイミングで店を閉じることに。
喫茶マチカネの店主・今澤敦己は、店を愛する客からの提案で、残された数カ月の間、心に残る不思議な経験をゲストが語る会「待兼山奇談倶楽部」を開催する。そこで語られた、人生におけるとっておきの出来事とは……。
心あたたまる連作短編集。
(第一話:待兼山ヘンジ/第二話:ロッキー・ラクーン/第三話:銭湯のピアニスト/第四話:ジェイクとあんかけうどん/第五話:恋するマチカネワニ/第六話:風をあつめて/第七話:青い橋)
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Posted by ブクログ
待兼山駅の西口にある書店の二階にある「喫茶マチカネ」。
待兼山駅の呼称が大阪大学前駅に変わるのを機に六十五年続いた店をやめると店主がきりだす。
常連客やバイトの子らが残念がる。
あと八ヶ月と少しあるなら何か出来ないか?
そこで、「待兼山奇談倶楽部」という待兼山にまつわる話を聞く会を月に一度開くことになる。
それは、本として残すこととする。
とても興味深い話毎回が飛び出す。
そして「待兼山奇談倶楽部」の発起人でありお話しの最後を任された沖口さんからはさらに不思議な話が語られるのです。
昭和の香りを色濃く残す待兼山周辺を舞台にしたお話には驚きと感動がありました。
待兼山(石橋)をあらためて訪ねてみたくなりました。
Posted by ブクログ
昭和レトロを感じさせる「喫茶マチカネ」が舞台
店主の今ちゃん
常連客の「ほんまのパン」の店主仁ちゃん
のイマジンコンビ
喫茶店でアルバイトをしている繭子
そしてもう一人の常連客である沖口さん
1階は「らんぷ堂書店」という本屋さんで
今ちゃんのお兄さんが経営している本屋だ
古くから待兼山に
存在するこの喫茶マチカネから
待兼山奇談倶楽部は発足する
1人の強い意志と
待兼山を愛してやまない街の人々の思いによって
読み始めた時は喫茶店の日常の話なのかと思っていましたが
不思議な話がどんどん出てきて
その魅力に惹き付けられ
あっという間に読み終えました。
とても面白かったです。
喫茶店に足を運びたくなりました。
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