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Posted by ブクログ
ひなたシリーズ。
このシリーズはすごく好きだけど、この「ひなた商店街」は、その中でもかなり面白かったなー。
役者になりたくて上京したけど、結局ダメで故郷の佐賀に戻って来た近江貴仁。
シャッター商店街といわれる場所で親戚営んでいるおでん屋を手伝うことになる。
既に5店舗しかない商店街で、近い将来はたち行かなくなるのではという思いを皆が抱いていた。
しかし、商店街の文具屋に居候中の女子大生の菜実に忍者装束を着せられ、忍者の役を付けられ、そこから何かが動き始める。
寂しかった商店街に明るい光が…
ただ、何もなくすんなりとは行くはずもなく…
障害が立ちはだかる。
それでも、なにやら楽しげに進んで行くのでござる…
2026.4.1
Posted by ブクログ
『ひなた弁当』、『ひなたストア』、『民宿ひなた屋』に続く、山本甲士さんのひなたシリーズの新刊第4弾。このシリーズは、中年男性が挫折しても、最後は大逆転するような、いつも泣けて感動する話が多い。
売れないアクション俳優を辞めて帰郷し、おでん屋で働き始めた独身アラフォー男。そこは5店舗しか残っていないシャッター通りの商店街で、更地にして企業誘致するという計画もささやかれていた…こんな話。ネタバレになるが、主人公はおでん屋で忍者『ひなた三十郎』にふんして接客し、YouTubeなどSNSを駆使して大バズり、たくさんの人で商店街がだんだん賑わいを取り戻していく…
地方都市にいくと駅前の商店街が段々と寂れていく感じがよくわかる。シャッターの閉まったお店のほうが多かったり…行政も経済活性化のために、地域通貨を発行したり、さまざまな工夫で生き残りをかけていることも。
小説ゆえ、話がトントン拍子にうまくいきすぎるが、たくさんの理解者に包まれ、商店街がふたたび生き返っていくさまは、地方都市復興に勇気を与えるはず。
一点欲を言えば、『ひなたシリーズ』にはだいたいある『主人公が打ちのめされたドン底から人のあたたかさに触れ、勇気出して立ち上がる』ような『泣かせどころ』があまりなく、一回も泣けなかった。登場人物がほとんど善人ばかりだし…それだけが惜しい。←小説で泣きたい還暦おやじのワガママ。
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