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【あらすじ】
「ある日突然、45歳の夫が若年性認知症と診断された」
佐藤彩は、夫・翔太の物忘れが増えたことを最初は気に留めていなかったが、決定的な出来事が起き、病院へ連れていくことに。
そこで医師から言い渡されたのは「若年性認知症」という残酷な宣告だった。いずれ時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病。
なんとか前を向こうとする彩だったが、病状が徐々に悪化するにつれて夫は知らない一面を見せるようになっていき―――。
若年性認知症と向き合う家族の3年間を描いた闘病セミフィクション。
【解説】
古和久朋(認知症専門医) 「認知症の共生社会を目指して」
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
Posted by ブクログ 2023年12月13日
解決はきっとしないけど着地点を見つけるってこう言うことなんだなあ
普通じゃなくなったけど、変わることを受け入れて、今の形の普通で、穏やかに過ごしていく家族のお話でした
介護する側もされる側もしんどくて孤独を感じてでもお互いどうにか受け入れようとする姿に涙しました。
大切な人の存在が当たり前にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
若年性認知症を発症した旦那さんと、その奥さん、家族のお話。
若年性に限らず認知症は、当事者も記憶が失われていくことをわかるだけに、とてもとてと辛い。
そして、家族も忘れていく過程を見、いつか自分のことも。。。と、考えるととてもとても辛い。
双方にとって辛い病であると思う。
それに、社会的にも、病名...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月22日
兄に勧められて一気読みしたけど重かった…自分の家族と重ねると辛くて…でも!だからこそ、家族で過ごす時間をこれまで以上に大切にしようと思えた。夫や自分がこうなったら…なんて今は考える必要はないと思うけど、そのときは一人で悩まずにすぐに友人やカウンセラーなどに相談しようと思った。介護は一人(家族だけ)で...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
Instagramにて、著者吉田氏の『若年性認知症の父親と私』を読み、本書に関心を持ちました。
昨年亡くなった祖父も、生前認知症を患っており、自身の体験を重ねて、著者の思いがひしひしと伝わってきました。
きっと本人もわからないことが悔しく、カタチにできないことに苛立ちが募り、寄り添う人々への負担が...続きを読む
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