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全てのエヴァンゲリオン
私はTV版放送時に高校生でしたが、バイトをしている時期と被っていたのでリアルタイムでは見ていません。ただクラスメイトのオタクが「これはすごい作品だ!」と力説していたので見ていないのにずっと印象に残っていました。
何年後だかに深夜に一挙放送されたのを機に見てみることにしたのですが、ここで即ハマり、録画したものを何度も何度も繰り返し見ました。二カ月くらいテレビはエヴァしか見ないという狂気的ドはまりでした。
TV版の終わり方には賛否あったようですが、私もスッキリしませんでした。正しいとか正しくないとかではなく、ただただスッキリしなかった。
時が過ぎ、新劇場版も完結しました。「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」のキャッチコピーのとおり、私と同じような気持ちだった多くの人たちがシンジと一緒にエヴァンゲリオンを卒業することができたことでしょう。
できたかな?
できてないよな!
エヴァはいまだに多くの考察がなされています。その気になればいくらでもしゃぶっていられます。飴やガムというよりは、おしゃぶりのようなものです。まだ味があるかどうかは問題ではなく、しゃぶること自体が目的なのです。なくなる味がないのだから、要するに、キリがないということです。
作品とどう向き合い、決着をつけるのか。あるいはつけないのか。それはやはり自分がどうするかということに尽きます。考察や資料を追い続ければいつかゴールにたどり着ける類のものではありません。
もっとも、私は作品を繰り返し見ていただけで、関連資料や記事などを熱心に追ったことはありません。スキゾとかパラノとかANIMAとか、知ってはいますがどれも読んでいません。漫画版に関しても同様で、実はほとんど興味もなかったのです。たぶんはじめに見たTV版が原点で頂点だと思っているからでしょう。新劇場版も同様です。私が求めているのは「仕切り直し」ではなく、あくまでも、あのときのTV版における、納得のいく結末なのです。たぶん。
それでも、いまなお自分の中に居残り続けているこの物語に、再び別の角度(漫画版)からアプローチしてみるのも悪くないような気がしてきました。なぜか?
それは、セールで安く売っていたからです。きっかけはそんなもんです。でも、こんなことでもなければ一生読まなかった気もします。
内容に関しては一巻はほとんどTV版と変わりません。新劇場版も序はそんな感じでしたね。
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