「ビアトリスは実家の力で強引に俺の婚約者におさまったんだ。俺は最初から不本意だった」
婚約者であるアーネスト王子がそう言っているのを知ってしまった、公爵令嬢ビアトリス。彼女は王子との関係改善をあきらめて、距離を置くことを決意する。
「そういえば私は今までアーネスト様にかまけてばかりで、他の方々とあまり交流してこなかったわね。もったいないことをしたものだわ」
気持ちを切り替え、美貌の辺境伯令息や気のいい友人たちと学院生活を楽しむ彼女に、今まで塩対応だったアーネストが、なぜか積極的に絡んでくるようになり――!?
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心理描写が抜群で、ヒロインに感情移入して最後までハラハラしながら一気読みしてしまいました。切ないですがいい話でした。この作家さんの書いたものを他にも読んでみたいと思いました。あと猫かわいい!
新たな道を掴み取ったベアトリス!
初恋は実らなかったけど、大切なものは近くにあるものですよね!
続きはあるのかな・・・・
続きが読みたい!きになります!
完璧な正義も勧善懲悪もないので、すっきり皆が幸せになりましたというお話が好きな人にはおすすめしない物語です。でも、完全じゃないからこそ陥りがちなことや、些細なことで酷く悔やむことになること、あるあるです。これからの皆の幸せを願うばかりです。特に王太子の成長と幸せになれる日が来るといいなぁ。