実践者が語る 体験的電子出版 第一回 それでも小説を出したい会議
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実践者が語る 体験的電子出版 第一回 それでも小説を出したい会議

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なぜ彼らはセルフパブリッシングに挑戦したのか?実践者だからこそ語れる、電子出版の現実とは?

数年前に比べると一気にハードルが下がった電子書籍によるセルフパブリッシング。しかし一般的に商業出版と比べると「売れない」「儲からない」と言われているのも事実です。今回の3人のスピーカーは全員商業出版の経験者。その彼らがなぜ、セルフパブリッシングに取り組んだのか? その理由は? そしてその結果は? 体験から得たものは希望かあるいは落胆か……。三者三様のスタイルで電子出版に挑戦した3人が「本音の」電子出版体験を語りあいます。
(講演日2017年11月18日)

【目次】
第1部 それぞれのセルフパブリッシング
〇〇な人たち/三者三様のセルフパブリッシング/漫画原作者ならではのこだわり/インディーズかプロかの選択、80年代と今/推理作家と立ち上げた電子書籍事業/音楽付小説、英語版同時発売…企画はするも挫折の繰り返し/編集者からジャズ・シンガー、再び編集者へ/絶版本を電子化する/編集者としての性(さが)
第2部 電子出版、ここが嫌い
電子書籍の「企画」ここが困る/電子書籍の表紙がつくれない/「電子書籍でしかできないこと」がなぜかできない/電子本制作は、家内制手工業/ビジネスが電子出版をつぶす?/電子書籍の「制作」ここが困る/音楽・映像付き小説、原理的には可能だけど…/電子書籍なら世界を狙える/電子書籍は「校正」に苦労する/電子書籍の「販売」ここが困る/電子出版は漫画が有利?/電子書籍の「読書」ここが困る/本は最初の10ページが勝負/床抜けの心配がない電子書籍/「所蔵」「処分」は、紙より電子のほうがいい?
第3部 セルフパブリッシングをやる理由
紙の本のコスト感覚と制作予算の考え方/下がり続ける、紙の本の印税率/電子書籍制作は、1部限定の手書き同人誌感覚


【著者】
今岡清
1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。
天狼プロダクション:http://tenro.music.coocan.jp/

梶原秀夫
1949年甲府生まれ、横浜育ち。慶應義塾大学法学部卒業後、出版社入社。以来40数年間、数々のパズル本、タレント本、番組関連本などを企画・構成・編集。現在は、ノアズブックス(推理作家の吉村達也氏[2012年に急逝]と『氷室想介100冊シリーズ』を実現するために創立した会社)で、自著の漢字パズル本および出版物の企画・編集を行う。

北沢未也
1970年生まれ。小学館ビッグコミックスピリッツ・ヤングサンデー2誌で新人賞入選。同誌で漫画家デビュー後、漫画原作者に転身。漫画家が漫画原作者として週刊連載を分業するというシステムの先駆者。漫画原作者の年齢・性別は不問という意味でハードルを下げた立役者でもある。代表作は『D-ASH』『バロンドリロンド』(共に小学館ビッグコミックス)。2017年、短編小説をKDPで自己出版する愉しい趣味に目覚めるが継続するかは不明。2018年6月より「マンガスクール中野」にて《猫にも描ける漫画原作講座》を開始。

波野發作
1971年東京生まれ、信州育ち。高校卒業後浪人業をこじらせたが、運よく大手出版社でバイトにありつく。その後、編プロや印刷会社で編集ライターとしての修練を積んだのち、独立して「本屋横丁」を起業した。SideBooksの開発にも関与。昨年、独立系兼業作家として勝手にデビューし、電子書籍、電子雑誌を中心に活動を開始した。『トルタル』、『マガジン航』、『月刊群雛』にも寄稿している。野良編集者としても現役。

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日本独立作家同盟セミナー講演録 のシリーズ作品

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  • 電子出版、独立作家の執筆・出版手法—日本独立作家同盟 第一回セミナー〈藤井太洋 講演録〉
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    セルフ・パブリッシングから4年で日本SF大賞を手にした作家、藤井太洋の実践的な創作ノウハウを知る一冊 通勤時間にiPhoneで書いたという初めての小説『Gene Mapper』から4年、藤井太洋は『オービタル・クラウド』で2015年日本SF大賞を受賞した! この間、藤井太洋はどのようにして構成力を上げ、筆力を磨いてきたのか。なぜ、iPhone、iPad、Kindle、文庫、単行本、あらゆる形態の本に文章を合わせられるようになったのか。デジタルメディアを使いこなし、セルフ・パブリッシングから商業出版へと進んだ藤井自身が作家志望者に向けて執筆ノウハウを実践的に解説する。(講演日2015年5月16日) 【目次】 第一部 電子出版、独立作家の執筆・出版手法  ご挨拶  執筆/編集  小説を書く前に ピッチ(梗概)を書いてみよう  要素を検討  視点  背景  文体  参考になる書籍  いつ書くか  続けるためのTip  小説の構成  テンプレートではない。パラダイムだ  より実践的に  ポリティカル・コレクトネス  文章力を付けるトレーニング  リーダビリティ:情報量  予感の文を効果的に  リフローで阻害されやすい文  推敲  工学的アプローチ  出版  「本」の4P Product, Price, Promotion and Place  「本」の情報  著者  ジャンルを味方に  広告  ソーシャルと「ホームページ」  プロであろうがなかろうが 第二部 藤井太洋×仲俣暁生×鷹野凌 “独立”を語る  独立作家のプロモーションではホームページが重要  確実に良くするために紙に印刷して赤字を入れよう  ハリウッド映画の三幕構成を試してみよう  好きな作家の作品を筆写してみよう  プロットを紙に書いてみよう  ジャンルを味方にしてみよう  読者が手にする形を意識して、書いてみよう  読んでほしくない人には届けない工夫をしよう  藤井さんの推敲手法を真似してみよう  海外ドラマでプロットを鍛えよう 講演者プロフィール NPO法人日本独立作家同盟について 本冊子は、2015年5月16日に東京・渋谷で開催された日本独立作家同盟 第一回セミナー「電子出版、独立作家の執筆・出版手法」(講演 藤井太洋)をまとめたものです。 【著者】 藤井太洋:作家。1971年生まれ。2012年、電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題に。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、第35回日本SF大賞を受賞する。最新作は、個人情報の危機を描く警察小説『ビッグデータ・コネクト』 (文藝春秋)。 仲俣暁生:フリー編集者、文筆家。1964年東京生まれ。『シティロード』『ワイアード日本版』などの編集部を経て、『季刊・本とコンピュータ』に参加(03〜05年は編集長)。同誌終刊後、フリーランスで書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる。09年に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメディア「マガジン航」を創刊。現在、編集発行人。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)ほか 鷹野凌:NPO法人日本独立作家同盟理事長。フリーライター。ITmedia eBook USER、ダ・ヴィンチ・ニュース、INTERNET Watch、マガジン航などのWebメディアを中心に、著作権やセルフパブリッシング(自己出版)、電子出版、書評などの記事を数多く執筆。著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)。ブログ「見て歩く者」: http://www.wildhawkfield.com/
  • 文章生活20年。現役ライターが初めて教える文章のコツ講座—NPO法人日本独立作家同盟 第二回セミナー〈古田靖 講演録〉
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    WEBマガジン、キュレーションメディアのライターから、プロのライターになるために何をすればいいのか? 5W1Hは書けて当たり前。通り一遍の取材を超えて、取材相手当人すら気がついていなかった言葉をもらうために何をすればいいのか? 取材に同行する編集者やカメラマンの役割は何なのか? 予備知識を整理する4折メモや取材ノートの使い方を含めて、ライター業を知り尽くした古田靖が創作にもノンフィクションにも使えるプロのノウハウを解説する。好奇心を持て、相手をリラックスさせろ、読者を意識しろ、玄人ぶるな、出されたお茶は飲め、うなづきマンを連れて行け等、数々の成功例、失敗例が語られる(講演日2015年6月20日) 【目次】 第一部 文章講座第一回「取材のコツ、構成のキモ」  自己紹介  ライターとは何か(個人的定義)  ライターとは(本日の定義)  「得意」「専門」はほどほどに  書くだけなら誰でもできる  取材のススメ 取材力アップのススメ  取材とは仕入れである  仕入れ素材の決め方  原稿に登場しない3人のWhoで仕入れ方針を決める  ①取材・執筆する「私」が文中に登場する場合  ②取材相手が「私」として文中に登場する場合  ③文中に一人称が登場しない場合  ④創作の場合  原稿の一人称の具体例  取材の準備はこんな風にしています  4折メモにする理由  違いの出る取材 「取材の向こう側」への道はここから  「取材の向こう側」を見るために僕がやっていること  加工、構成について駆け足で  「取材の向こう側」について、もう一つ  原稿添削について 第二部 トークセッション「文章で食う。文章を食う。」  4折メモは必ず一つ  インタビュー時間は1時間まで  固い相手には雑談から入ることも……  忘れられない失敗  機先を一気に制する最初の一言  創作でも取材は必要  必要事項は早めに仕入れよう  大失敗転じて、大成功  リラックスしてもらい、徹底的に話してみよう  あえて黙ってみる  僕はゴーストライター?  3人のWho、使い分けのメソッド  自分から好奇心を高める  日常的な仕入れ活動  他人とは違うことに気がつきたい Q&A 講演者プロフィール NPO法人日本独立作家同盟について 【著者】 古田靖:1969年愛知県生まれ。名古屋大学工学部中退。ライター。電子雑誌トルタル編集長。1995年ライターとして活動開始。「大相撲」から「噂の真相」「大人の科学」までジャンル不問の30以上の雑誌、100冊前後の書籍・新書・電書・ムックに原稿を執筆。その他WEB、広告、チラシ、パンフ、占いアプリ、博物館の説明文など、文字あるあらゆる場所に出没している。著書は『アホウドリの糞でできた国』(アスペクト文庫)など。 仲俣暁生:フリー編集者、文筆家。1964年東京生まれ。『シティロード』『ワイアード日本版』などの編集部を経て、『季刊・本とコンピュータ』に参加(03〜05年は編集長)。同誌終刊後、フリーランスで書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる。09年に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメディア「マガジン航」を創刊。現在、編集発行人。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)ほか。 波野發作:1971年東京生まれ、信州育ち。高校卒業後浪人業をこじらせたが、運よく大手出版社でバイトにありつく。その後、編プロや印刷会社で編集ライターとしての修練を積んだのち、独立して「本屋横丁」を起業した。SideBooksの開発にも関与。昨年、独立系兼業作家として勝手にデビューし、電子書籍、電子雑誌を中心に活動を開始した。『トルタル』、『マガジン航』、『月刊群雛』にも寄稿している。野良編集者としても現役。
  • 日本の作家よ、世界に羽ばたけ!—NPO法人日本独立作家同盟 第三回セミナー〈大原ケイ 講演録〉
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    文芸で世界デビューのチャンスをつかめ! 中村文則等の実例を示しつつ、ジャンルやテーマの狙い方を解説 ニューヨークで文芸エージェントとして活動する大原ケイが、日本の作家が世界デビューするためのステップをエンタメ産業の視点から解き明かす。契約、印税、副次権などの金銭面、制作工程、流通、PRなどの導入面の他、エージェントの役割、ウケるジャンル、ストーリー、キャラクター構成を、中村文則、東田直樹、吉本ばなな等の実例を交えながら解説。第2部では、映画「かぞくのくに」のヤン・ヨンヒ監督、フリー編集者、出版プラットフォーム開発者とともに、デジタルの生かし方、心のパンツの脱ぎ方、人付き合いの大切さを語り合う。 【目次】 第一部  世界の書籍マーケット  今世紀の世界的ベストセラー  ベストセラー作家の稼ぎっぷり  日本の出版社と違うところ  アメリカで本が出せたら?  例外としてのHaruki Murakami  その他の日本人著者のケーススタディ  Gatekeeper  米インディー作家は…  売れているインディー作家の特徴  インディー作家のシンデレラ  どんな本なら売れるのか?  どういう本がダメなのか?  他 第二部  作家はみんな自転車操業?  ギャラを前借りして作る  出版社は何のプロ?  Kindleで5000万円を稼いだ作家のTips  出版社はインディー作家を狙っている  他 (講演日2015年7月11日) 【著者】 大原ケイ 日米で育ち、バイリンガルとして講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わり、2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。GoogleのブックスキャンプロジェクトやAmazonのKindle発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。ブログ(oharakay.com)やツイッター(@Lingualina)を発信中。 ヤン・ヨンヒ 1964年11月11日大阪府大阪市生まれ。ニューヨークのニュースクール大学大学院修士号取得。6年間ニューヨークに滞在後、初の長編ドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」を発表しベルリン国際映画祭ほかで受賞。2012年初の劇映画「かぞくのくに」を発表、ブルーリボン賞作品賞、讀賣文学賞ほか映画賞、文学賞多数受賞。 西野由季子 編集者。西野事務所株式会社代表取締役。1993年法政大学文学部卒業後、出版社勤務、フリーランス編集者/ライターとして書籍、ムック等に携わる。2012年より電子書籍の企画・編集・制作を始め、近年は商業誌、同人誌の漫画作品をフランス語圏に電子書籍としてプロデュースしている。NPO法人日本独立作家同盟理事。Facebook: https://www.facebook.com/yuki.nissy Twitter: @NishinoYukiko http://nishino-office.co.jp/ 鎌田純子 1957年生まれ。北海道大学薬学部卒。1981年パイオニアLDC入社、レーザーディスクの市場導入に参加、映画作品のレーザーディスク化、マルチメディア作品の企画・制作に従事。1992年株式会社ボイジャーの設立に参加。CD-ROMやWEBのプロデュース、電子出版関連ツールの制作、販売を担当。株式会社ボイジャー、取締役企画室長等を経て、2013年10月、代表取締役就任。
  • 凡庸な作家のサバイバル戦略——結局どうすりゃ売れるのさ—NPO法人日本独立作家同盟 第四回セミナー〈佐渡島庸平 鈴木みそ まつもとあつし 講演録〉
    完結
    792円 (税込)
    面白い作品を作るだけじゃ売れない!ブログやSNSを使ったセルフ・ブランディングによる作家サバイバル術 KDP作家としても注目されるマンガ家の鈴木みそ氏と、デジタル時代の作家エージェント稼業を営む佐渡島庸平氏が、フリージャーナリスト・まつもとあつし氏と共に、「面白い作品を作れば売れる」という方程式が成り立たない現代の最新作家サバイバル術を語り尽す。Facebook、LINE、Twitter、メルマガなどの使い方、読者との付き合い方などを皮切りに、出版社との今後の契約はどうあるべきかにまで踏み込んで「作品を埋没させず、読者の目に留めてもらい、ヒットへとつなげていくことができるのか?」を本気で考える。 【目次】 なぜ売れない? 現在の出版市場の大変さ ネットではセルフ・ブランディングにしか価値がない 作品のファンを作家のファンに転換する方法 「鈴木みそ」と「銭」の認知度を比較する デビューできるのは創作力と制作力を兼ね備えた天才だけ? 呼吸するように書(描)ける人だけが作家になれる プラットフォームよりブログで3年やってみる 原稿料という課金ポイントは過去のものになる 新しいキャッシュフローに対応できる作家は生き残る 作家と読者のコミュニティづくり1〈接触頻度を上げる〉 作家と読者のコミュニティづくり2〈メディアのつかい分け方〉 メルマガとLINEは読者にプッシュできる 作家と読者のコミュニティづくり3〈作家と作品の紐付け〉 他 (講演日2015年7月25日) 【著者】 佐渡島庸平 株式会社コルク 代表取締役社長。2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。井上雄彦、三田紀房、安野モヨコ、小山宙哉、伊坂幸太郎などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを設立。現在、漫画作品では『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『テンプリズム』(曽田正人)、『インベスターZ』(三田紀房)、小説作品では『マチネの終わりに』(平野啓一郎)の編集に携わる。 http://corkagency.com/ 鈴木みそ 漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。Twitter: @MisoSuzuki 鈴木みそオフィシャルBlog『CHANGE』 まつもとあつし フリージャーナリスト・コンテンツプロデューサー。ASCII.JP・ITmedia・ダ・ヴィンチ・毎日新聞経済プレミアなどに寄稿、連載を行う。著書に『知的生産の技術とセンス』(マイナビ/@mehoriとの共著)『ソーシャルゲームのすごい仕組み』(アスキー新書)など。東京大学大学院博士課程で、電子書籍をはじめとしたデジタルコンテンツや出版プラットフォームやメディアの学際研究を進める。法政大学社会学部兼任講師・デジタルハリウッド大学院DCM修士。http://atsushi-matsumoto.jp/
  • インディーズの護身術 —表現とアイデアを分ける著作権のツボ—
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    自己出版の前に、作品が他人の権利を侵害していないかを見極めるための著作権法のツボを解説。 インディーズ作家が出版前に解決しなければならない問題。それは作品が他人の権利を侵害していないかを見極めること。『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス刊)、通称クリ権の著者、鷹野凌が作家視点で著作権法のツボを解説する。TPPで変わろうとしている著作権について、コミケ、青空文庫、TV番組のDVD化などへの影響をクリ権の監修者で知的財産権分野の第一人者福井健策弁護士をゲストに招き解説する。 (講演日2015年12月19日) 【目次】 第1部 インディーズ作家が知っておくべき権利や法律を教わってきました  はじめに  テーマは「攻めの著作権」  構造を真似る「盗作」は基本技術だ  「アイデア」は盗んでもいい  アイデアの範疇に入るのはこれ  「表現」の盗作はアウト!  「偶然似た」は許される?  「法律」が許しても「世論」は許さない  東京五輪エンブレムを不採用に追い込んだもの  作家によるパクリ批判とネット炎上  著作権が保護しないデザイン  自分の身を守る3つのアドバイス  谷崎、乱歩を自由に使える「パブリック・ドメイン」  作家による作品の開放「クリエイティブコモンズ」  積極的な開放で広がる創作の輪  大英図書館やNASAの写真を自由に使える「flickr」  「パブリック・ライセンス」を活用しよう  パブリック・ライセンス利用にもルールがある  ほかにもある! 著作物を無断利用できるケース  図書館が権利侵害にならないワケ 第2部 TPP大筋合意でどうなる著作権?  TPPで著作権はどう変わる?  アメリカ著作権は「ミッキーマウス保護法」?  等 【著者】 鷹野凌 NPO法人日本独立作家同盟理事長。フリーライター。実践女子短期大学非常勤講師。アイティメディア、ダ・ヴィンチニュース、INTERNET Watch、マガジン航などのWebメディアを中心に、著作権やセルフパブリッシング、電子出版、書評などの記事を数多く執筆。著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)。 ブログ「見て歩く者」:http://www.wildhawkfield.com/ 福井健策 弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)。骨董通り法律事務所代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授、国会図書館審議会・文化庁などの委員、「本の未来基金」理事、think C世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。著書に『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)、『著作権とは何か』『著作権の世紀』(集英社新書)など多数。 http://www.kottolaw.com/ Twitter: @fukuikensaku
  • ライター志望者が知っておくべきおカネのはなし それでも文章を仕事にしたいあなたに現役ライターが伝えたいこと
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    792円 (税込)
    2人の現役ライターが語る、文章をお金に換えるための具体的ガイドブック 「生まれ変わっても、絶対に著述業をやります。」と語る古田靖と「書いていることだけじゃなくて、いろんなことが楽しい」という鷹野凌、2人の現役ライターがいまどのように文章をお金に換えているのかを語る。紙媒体とウェブ媒体の違い、原稿料の判断基準、金額交渉のコツ、商業出版社との仕事のし方、仕事のもらい方、SNSでのアイコン戦略やブログの効果など、2人の体験を解説。著述業を始める人のための具体的ガイドブック。 (講演日2016年4月24日) 【目次】 ●第一部 いま稼ぐ文章 著述業は楽しい商売ですか? 紙媒体とウェブ媒体 ウェブライターでも生活できます ブログ広告も仕事になる 文字数と原稿料 原稿料の判断基準 3日で2ケタ、1週間で3ケタ万円! 原稿料1000円よりもタダのほうが良い 金額交渉のコツ 1%でも印税契約しよう 適正価格を主張するか、どこかで折り合うか 原稿料は時間とのバランスで決める ほか ●第二部 これから稼ぐ文章 著述業のはじめ方 募集のない雑誌に原稿を送り付けた 文芸も新人賞や投稿サイトだけが入口ではない 炎上ネタかブログか ペンネームならゼロからはじめられる 鷹野凌のアイコン戦略 アイコンで読者をフィルタリングする イメージ戦略としてのアイコンとペンネーム 自己出版でも売れた!〈実例1〉 みんなが動く前に動け 自己出版でも売れた!〈実例2〉 文芸の自己出版はまだ黎明期 『トルタル』『月刊群雛』はコミュニティである インディー雑誌創刊のロールモデルは菊池寛? NPOを立ち上げて良かったこと、苦労したこと NPO法人は新しい形の出版社 ライターでも家は買える? ほか 【著者】 古田靖 1969年愛知県生まれ。名古屋大学工学部中退。ライター。電子雑誌トルタル編集長。1995年ライターとして活動開始。「大相撲」から「噂の真相」「大人の科学」までジャンル不問の30以上の雑誌、100冊前後の書籍・新書・電書・ムックに原稿を執筆。その他ウェブ、広告、チラシ、パンフ、占いアプリ、博物館の説明文など、文字あるあらゆる場所に出没している。著書は『アホウドリの糞でできた国』(アスペクト文庫)など。 ◆独立作家同盟講演録:『文章生活20年。現役ライターが初めて教える文章のコツ講座』 鷹野凌 フリーライター。『INTERNET Watch』『ITmedia』『マガジン航』『DOTPLACE』などのウェブ媒体を中心に、出版業界関連の記事を数多く執筆。セルフパブリッシングについての情報交換や作家同士の交流などを目的とする団体、NPO法人日本独立作家同盟の理事長で、同団体が発行する雑誌『月刊群雛』の編集長(※2016年8月で休刊)。著書は『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)など。
  • それでは小説にならない 元編集長が語る創作の作法
    完結
    792円 (税込)
    星新一、ブルース・スターリングら国内外のSF作家の逸話をまじえ、作家の資質、名作の条件を解説する 編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作品を手がけ、神林長平、大原まり子らを育て、SFWA(アメリカSFファンタジー作家協会)会員として海外作家と交流し、作家・栗本薫の夫として日常的に創作現場に立ち会った人間から小説を書こうという方へ、自己出版の活用も含めたアドバイス。名作の条件などもわかりやすく解説するほか、手本とする作家や作品を紹介。ハインラインとガンダムにまつわる『S-Fマガジン』時代の秘話のほか、作家の逸話を多数収録。 (講演日2017年3月5日) 【目次】 第1部 小説を書くということ 小説を書きたいのか、作家になりたいのか/シミュレーション力は身体で覚える/編集者の「面白いところ」発見力/「文章は誰でも書ける」は誤解/小説の視点:一人称と三人称/練習のススメ:一人称と三人称/最初に主人公の名前や設定を説明するのはアリ?/読み進めやすくするテクニック「モードの提示」/ストーリーパターンは2つしかない?/「ストーリーの引き出し」をつくる/練習のススメ:絶対的ストーリー/小説家とは書かずにはおられない人(栗本薫の思い出) 第2部 名作を書くために 名作には記憶に残る場面がある/目標を高く持ち、名作を目指す/上手いけれど心に残らない、下手なのに残る/40年経っても忘れられない投稿原稿/リズム感で読ませる(中島梓「中島塾」の思い出)/ツールとしてのストーリー『グイン・サーガ』の例/ストーリーは教養・体験・知識から生まれる/作家たちの得意技(半村良、クラーク、ハインライン)/作家と締め切り/質疑応答 【付録】今岡清さんロングインタビュー 【著者】 今岡清 1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。 天狼プロダクション: http://tenro.music.coocan.jp/index.html
  • 実践者が語る 体験的電子出版 第一回 それでも小説を出したい会議
    完結
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    なぜ彼らはセルフパブリッシングに挑戦したのか?実践者だからこそ語れる、電子出版の現実とは? 数年前に比べると一気にハードルが下がった電子書籍によるセルフパブリッシング。しかし一般的に商業出版と比べると「売れない」「儲からない」と言われているのも事実です。今回の3人のスピーカーは全員商業出版の経験者。その彼らがなぜ、セルフパブリッシングに取り組んだのか? その理由は? そしてその結果は? 体験から得たものは希望かあるいは落胆か……。三者三様のスタイルで電子出版に挑戦した3人が「本音の」電子出版体験を語りあいます。 (講演日2017年11月18日) 【目次】 第1部 それぞれのセルフパブリッシング 〇〇な人たち/三者三様のセルフパブリッシング/漫画原作者ならではのこだわり/インディーズかプロかの選択、80年代と今/推理作家と立ち上げた電子書籍事業/音楽付小説、英語版同時発売…企画はするも挫折の繰り返し/編集者からジャズ・シンガー、再び編集者へ/絶版本を電子化する/編集者としての性(さが) 第2部 電子出版、ここが嫌い 電子書籍の「企画」ここが困る/電子書籍の表紙がつくれない/「電子書籍でしかできないこと」がなぜかできない/電子本制作は、家内制手工業/ビジネスが電子出版をつぶす?/電子書籍の「制作」ここが困る/音楽・映像付き小説、原理的には可能だけど…/電子書籍なら世界を狙える/電子書籍は「校正」に苦労する/電子書籍の「販売」ここが困る/電子出版は漫画が有利?/電子書籍の「読書」ここが困る/本は最初の10ページが勝負/床抜けの心配がない電子書籍/「所蔵」「処分」は、紙より電子のほうがいい? 第3部 セルフパブリッシングをやる理由 紙の本のコスト感覚と制作予算の考え方/下がり続ける、紙の本の印税率/電子書籍制作は、1部限定の手書き同人誌感覚 他 【著者】 今岡清 1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。 天狼プロダクション:http://tenro.music.coocan.jp/ 梶原秀夫 1949年甲府生まれ、横浜育ち。慶應義塾大学法学部卒業後、出版社入社。以来40数年間、数々のパズル本、タレント本、番組関連本などを企画・構成・編集。現在は、ノアズブックス(推理作家の吉村達也氏[2012年に急逝]と『氷室想介100冊シリーズ』を実現するために創立した会社)で、自著の漢字パズル本および出版物の企画・編集を行う。 北沢未也 1970年生まれ。小学館ビッグコミックスピリッツ・ヤングサンデー2誌で新人賞入選。同誌で漫画家デビュー後、漫画原作者に転身。漫画家が漫画原作者として週刊連載を分業するというシステムの先駆者。漫画原作者の年齢・性別は不問という意味でハードルを下げた立役者でもある。代表作は『D-ASH』『バロンドリロンド』(共に小学館ビッグコミックス)。2017年、短編小説をKDPで自己出版する愉しい趣味に目覚めるが継続するかは不明。2018年6月より「マンガスクール中野」にて《猫にも描ける漫画原作講座》を開始。 波野發作 1971年東京生まれ、信州育ち。高校卒業後浪人業をこじらせたが、運よく大手出版社でバイトにありつく。その後、編プロや印刷会社で編集ライターとしての修練を積んだのち、独立して「本屋横丁」を起業した。SideBooksの開発にも関与。昨年、独立系兼業作家として勝手にデビューし、電子書籍、電子雑誌を中心に活動を開始した。『トルタル』、『マガジン航』、『月刊群雛』にも寄稿している。野良編集者としても現役。
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    完結
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    めざましい発展を続けるAI技術。小説家にとっても脅威となるのか? 作家と元編集長が語り尽くします。 古くは「電子頭脳」と呼ばれ、これまで多くの小説や漫画、映像作品の中に登場してきたAI(人工知能)。今やスマートフォンや家電、ネットなど、さまざまなところで我々の生活の中に入り込んできています。2015年、AI小説家が書いた作品が、ある作家賞の一次審査を突破し話題になりました。近い将来、作家の仕事はAIに取って代わられるのでしょうか? また、AIに「面白い小説」や「ヒットする小説」を書かせることは可能なのでしょうか? SF作家と元SF雑誌編集長が「AIと小説」をテーマに縦横無尽に語ります。 (講演日2018年1月27日) 【目次】 第1部 SFのなかのAI 計算機と電子頭脳、陽電子頭脳、そして人工知能 SF作家はコンピュータを知らなかった 人間が意識しているようには、機械は仕事をしていない SFにおけるロボットの「頭脳」と「身体」 人間も鳩も同じ行動をする?「スキナー箱の実験」 神話、迷信、宗教、戯曲、そして小説へ 小説に「型」はあるのか ニューロマンサーとGene Mapper<時代で変わる舞台装置> 古典SFに見るAI(意識)の萌芽 脳と全身体的意識 第2部 AI作家に限界はあるのか? 『第二内戦』におけるAI 最新型ロボットより対話型プログラムに感じる「AIっぽさ」 AIかプログラムか人間かの線引き問題 自分で組んだプログラムの動きが読めない時代 日本語IMEというブラックボックス 機械に小説を書かせるのはかわいそう? AIのモチベーションは読まれた回数? ディープラーニングでは、AIの小説執筆能力は高まらない AIが書く小説は自動書記かシュールレアリスムか シミュレーションによる小説創作はAIにできるか 選択肢を刈り込む能力 人間にはないAIの「愚鈍さ」 Q&A 講演者プロフィール NPO法人日本独立作家同盟について 【著者】 今岡清 1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。天狼プロダクション:http://tenro.music.coocan.jp/ 藤井太洋 1971年鹿児島県奄美大島生まれ。小説家、SF作家。国際基督教大学中退。第18代日本SF作家クラブ会長。同クラブの社団法人化を牽引、SF振興に役立つ事業の実現に燃える。処女作『Gene Mapper』をセルフパブリッシングし、注目を集める。その後、早川書房より代表作『Gene Mapper -full build-』『オービタル・クラウド』(日本SF大賞受賞)等を出版。

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