屍の街・夕凪の街と人と

屍の街・夕凪の街と人と

1,386円 (税込)

6pt

4.0

「いつかは書かなくてはならないね.これを見た作家の責任だもの」広島で被爆した大田洋子(1903-63)は,その体験をもとに原爆を告発する作品を多数著した.人や街が屍と化した原爆投下直後の惨状を記した『屍の街』,原爆に人生を壊され戦後八年を経てなお苦しむ人々を描いた『夕凪の街と人と』を収める.解説=江刺昭子

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屍の街・夕凪の街と人と のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原爆投下から3か月後に書かれた「屍の街」と1953年の「夕凪の街と人と」が1冊にまとめられている。後者は、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』の参考文献の一つ。ちなみに「桜の国」も、本書の作者・大田洋子が戦時中に書いた作品のタイトルに由来する。

    「屍の街」は大田自身の被爆とその後の疎開先での経験を

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    その当日の広島を描く『屍の街』と、数年後の街と人々を描く『夕凪の街と人と』を合わせて読むことで、瞬間の惨劇と、長きに亘って人々の心と体に残した傷、どちらもまざまざと追うことができる。特に、東京から来た博士に診てもらうために多くの患者がケロイド等の障害を負った体を人目に晒す一幕は、その惨さに心が沈んだ

    0
    2025年08月20日

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