やさしいがつづかない
  • 完結

やさしいがつづかない

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

やさしいほうの自分でありつづける
画期的論考。

「やさしいは性格ではありません。
自分と他人の間のコントロールの問題です」
現象学を専門とする哲学者が
やさしいの内実にせまります。

◎なぜ「やさしい」はつづかないのに、
「嫌い」はつづく?
◎咄嗟ならやさしくできるのに、
関係が深い人ほどやさしいが困難な理由

「やさしい」の明確な定義が手に入り、
思考と言動が変わります。
読んだらやさしいがつづく確率が高まる本です。

★本書で提示する「やさしい」の定義
①コントロール権を手放し、相手にゆだねること(ソフトな意味でのやさしさ)
②その結果、起こることの責任は引き受けること(ハードな意味でのやさしさ)

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やさしいがつづかない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「やさしい」とはなぜか、なぜ「やさしい」を持続させるのが難しいのか、「やさしい」を持続させるためにどのような観点で自分を客観視すべきかを哲学者の先生が解説した本。読みやすい。

    0
    2026年08月06日

    Posted by ブクログ

    「やさしさ」=性格…と思い込んでいたが、「気持ちや性格の問題ではない」と分かって、自分が求める「やさしさ」に解決の糸口が見えた。性格の問題ではないなら何かというと、振る舞いや行為の問題。自分の性格を責める必要はないし、行為はいつでも新しく変化させることができる。

    身近な大事な人(両親、子どもたち、同僚、友達)のことが大好きだし、優しくしたいと思っているのだが、時にイライラしてしまい、まさに『やさしさがつづかない』状態になってしまう。初対面の人や第三者にはあんなに感じよく振る舞えるのに、何故だろう…と思っていた。別に自分をよく見せたいというわけではないのだが。今回本を読んでみて、その原因がわかった。

    そもそも、やさしさの定義とは以下の通りである。
    ①コントロール権を手放し、相手に委ねること(ソフトな意味での優しさ)
    ②その結果、起こることの責任は引き受けること(ハードな意味での優しさ)

    人は責任が問われないからこそ、他人に優しくできる。無責任でいられる限りでの優しさが存在する。初対面の人や第三者に優しくできるのは、だからなのだ。優しいが続かない。本当の原因は②にある。
    疲れていたり、忙しかったり、苛立っていたり、不安だったりと心に余裕がないと、他人をコントロールしたくなってしまうものだからだ。そのためには、自分自身の余裕を作り上げる状況が必要。その余裕とは、①経済面、②時間面、③健康面、こうした当たり前のことがきちんとあるかどうかにもかかっている。精神的余裕を持つには、1日のどこかで、10分でも20分でもいいので、1人になって、スマホを置いて、テレビを消して、何もコントロールされない。自分の時間を体験すること。何もしない時間を過ごすと言うのは、とても贅沢な時間の使い方。外部から切り離された時間を持つことだけでも、自分自身をリセットして、明日につなげるための余裕を育むことになる。余裕の力を回復されることが、すごく大事。

    なぜ、マインドフルネスがとても重要視されるのか、この点からもよくわかった。そして、日々の「ありがとう」という感謝を忘れず、「あたりまえ」と身近な人にフリーライドしないこと、このことを意識していけば、少しは優しいが続くかな?

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    面白かった。このタイトルに惹かれて興味を持った人の多くは、この本を面白いと感じるだろうと思う。
    全体的な構成としては、やさしいをつづかせるためのコツを伝えるハウツー本のようなものではなく、やさしいをつづかせるために、そもそもやさしいとはどういうものなのか、そしてそれを取り巻くものは何なのかを、社会学や心理学、哲学といった様々な視点を取り入れながら理解していくものである。その展開の仕方が個人的に非常に興味深かった。
    簡潔で直接的なアドバイスを求めている人には適していないかもしれないが、自己理解を目的としているのであれば非常に参考となる1冊だと感じる。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    優しさとは、コントロールを委ね、その結果を引き受けることという説明がとってもしっくりきた。
    優しくなりたいと思って自らすすんでとっている言動で、気づいたら疲れ果ててるってことは何度もあって。その仕組みがよくわかった。
    難しくも説教臭くもなく、すんなりと読める文体も好み。時々読み返したい本。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    『やさしいがつづかない』ってタイトルが好き。

    「やさしい自分でいられる人」のそばで生きたい。

    一緒にいて「自分のやさしいが枯渇する人」からは距離を取るのが1番!

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    「サイレントヒルfを本人がやります」で話題の自称清純派女優、加藤小夏さんがおすすめの書籍。

    やさしいとは自分のコントロール権を手放し、手放した結果の責任をもつことであるという前提で考えると、そもそもつづくものではないのですね。

    多くの人が優しさに包まれた世界に生きていたいと願う一方で、争いが絶えない理由の一つなのでしょうか。

    自分のやさしいが続かない時、自分の余裕の土壌(経済、時間、健康)はどうなのか、相手にコントロール権を取られたく無い、もしくは相手をコントロールしたいと思っているのか、客観的に見ていきたいです。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    タイトルが今の自分にドンピシャ。
    善意で父の介護を一人で支えていましたが、いつしか当たり前に私をこき使う父に怒りと、それに対する罪悪感、また本心から支えたい気持ちが波のように交互に現れ疲れ果てていました。
    やさしいを続けるのがいかに難しいか分かっただけでも自分を責める気持ちが減り、少し落ち着いたと思います。
    今日はゆっくりお風呂に入って、保湿もして、7時間は寝て自分を労わります。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    自分のことを人に優しいと思っている人、今までは優しく出来ていたのに出来なくなった人に読んでほしい良書◎

    大学教授ということもあり、論文っぽさを若干匂わせる雰囲気で読みにくいという方もいるかもしれませんが、段々と慣れてきます。

    自分自身、優しい人と言われることが多く、優しいって一体なんだ?と思い、この本を取りました。

    ネタバレは避けますが、優しいが定義化されており、個人的には納得感があります。優しい人、優しくない人、優しくあるための"余裕"の大切さ、非常に面白かったです。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    とても分かりやすく"やさしい"について説明してくれていた。やさしくなれないとき、やさしくしたいとに、今一度自分の内心や状況を冷静に確認したいと思った。
    コントロール権を手放し、相手に委ね、その結果起きたことの責任を取る。私がしたい子育ては全部これかもしれない。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    やさしいがつづかない、というのは当たり前の事象として認識しているが、それを分解して具体的な要素や要因として見せてくれる良書である。
    そもそも、やさしいはつづかないことが当然なのだ。そして、やさしいとは性格や気持ちの問題ではなく行動の問題であるため、自分を責める必要もなければいつでも変化させられる。

    一番印象的だったのは本書が定義する「やさしい」の定義。
    1. コントロール権を手放し、相手に委ねること
    2. その結果起こることの責任は引き受けること
    特にふたつめ。その人の今後に全く責任を負わないからこそやさしくなれる、というのは2がないからだと強く思った。見知らぬ人との会話だからこそ開示できる自己があったり、二度と合わないだろう人との会話が心地好かったりするのもそのせいだろう。

    貸し借りや義務、責任が入り込むと1も2も成立しなくなる。本書では人間関係を四つに分類できるとし、やさしさが続く人間関係は“共同的分かち合い”という。何でも分かち合い相手をコントロールしない関係のことである。他は、上下の権力勾配が存在する“権威ランクづけ”、相手との対等さを維持しようとし少数のフリーライドを許さない“平等マッチング”、相手の社会的・経済的価値によって評価がなされる“市場価値づけ”である。

    もういくつか覚えておきたいことは、「悪意とは、たとえ自分が損をしてでも、相手のコントロール権を奪い、損害を与えること」という特徴づけ。
    そして、自分の中で悪意が首をもたげたときに自分を客観視し、余力を育む土壌を耕すこと。余力の土壌がなければやさしいを実行できないこと。

    0
    2026年08月23日

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