人文学と批評の使命 デモクラシーのために

人文学と批評の使命 デモクラシーのために

人文学の危機が現代にもつ意味とはなにか.人文学的価値観はいかにデモクラシーに寄与しうるか.生涯を通して人文主義者を体現したエドワード・サイード.他者の歴史と思想に反映する自己批判からこそ,正確な自己認識が生まれると説き,人文学の真の目的をここに論じる.人文学再生にむけた,サイード最後のメッセージ.(解説=富山太佳夫)

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人文学と批評の使命 デモクラシーのために のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    高校の時以来のリベンジ。曲がりなりにも人文学をやっていれば至極当然の、古典を重視しつつもいわゆる俗なテクストを軽視しないだとか、今まさに大事なことが書かれていた気がする。どうりで品切れなわけで。ガザの講演で、ヒューマニズムはいはい、みたいな同じ大学の人々の声にイマイチ賛同できなかったのはあながち間違

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    最終章と訳者のあとがきを読めば事足りるような気が通読して思った。第五章と訳者のあとがきを読んでから必要性を感じればそれぞれの章を読むといいように思う。内容は意義あるものだけれど、様々な異国の学者人が出てくるので、聞いたことのある人もいるけど、そこに対する知識がピンと来ないと読むのに少し難儀する。が、

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    文献学の勧めと西洋中心主義からの脱却ということだろうか。
    翻訳文にありがちな、主語と述部が「遠い」ので集中力が必要。
    とはいえ・・・、わかりやすい。
    基礎知識がないと引用が邪魔になるでしょうが、常識的な範囲でしょう。
    人文主義をヒューマニズムとルビされているのですが、ニュアンスが微妙に違うので、理解

    0
    2013年10月02日

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