メルロ=ポンティ入門

メルロ=ポンティ入門

715円 (税込)

3pt

4.7

われわれはこの世界に生きており、現代の歴史に属している。それにしては、そのことがぴんとこない。世界や歴史と無関係に、ささやかな人生がここにある。だからといってとるに足らないことなど何一つなく、ものごとを考えて決断する時には、歴史の論理の中を、同じ世界の他者たちとともに生きる。現実的とはどういうことで、真実を語るとはどのような意味か。メルロ=ポンティ哲学をひもときながら、われわれのもとに到来する出来事を真剣に取扱う姿勢について考える入門書。

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メルロ=ポンティ入門 のユーザーレビュー

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    購入済み

    コースで言うところの前菜

    2022年01月19日

    入門書としてはあまり評価できない、というのが第一印象であろう。
    これは著者のエッセイである。いつまで経ってもメルロ=ポンティについての解説や解釈などは登場せず、著者の実体験に基づいた様々な「出来事」を淡々と記述し、その支えのためにメルロ=ポンティがたびたび顔を出す。
    だから入門書としてはあまりお...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月18日

    読み終えました。
    次は、『知覚の現象学』です。
    (2015年09月18日)

    2回目です。
    2007年2月12日に、一度、読んでいます。
    (2015年09月02日)

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月14日

    メルロ=ポンティの入門書のはずですが、著者もあとがきで認めている通りにメルロ=ポンティの考えと著者の考えとが混在してしまっていて、メルロ=ポンティの思想を系統立てて理解するのには分かりにくくなっています。しかし、「なぜ、そういう問いを立てるのか」という観点から哲学的な諸問題を論じているので、それはそ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年10月08日

    メルロ=ポンティの解説ではなく、根源的な「問い」に対して、メルロ=ポンティとともに考察していく、という体裁。哲学とは根源に向かい、そこから生きる力を得ていくものであることを実感した。書名と内容の乖離はあるが、内容的には非常に良書。

    以下、気になった記述
    ・人生に意味はない。なぜなら、意味というのは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月26日

    「メルロ=ポンティ入門」というタイトルですが、メルロ=ポンティの哲学に現われる独創的な概念をわかりやすく解説することをめざした本ではありません。本書では、著者自身がメルロ=ポンティの思想という視点に立つことで、倫理学上の問題についてのどのような光景が見えてくることになるのかということを語った本であり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    実存主義について、生活の中での例など挙げながら説明してあります。
    サルトルとの比較などもあるのでわかりやすいです。

    0

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