キリスト教は「宗教」ではない 自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜

キリスト教は「宗教」ではない 自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜

880円 (税込)

4pt

4.0

本来、「生き方マニュアル」として誕生した教えから、受難と復活という特殊性を通して「信仰」が生まれた。
「宗教」として制度化したことで成熟し、広く世界に普及する一方で、様々な思惑が入り乱れ、闘争と過ちを繰り返すことにもなった。
本書は、南米や東洋での普及やその影響を通じて、ヨーロッパ世界が相対化され、近代に向かう中で、「本来の教え」が普遍主義理念に昇華するまでの過程を、激動の世界史から解読する。

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キリスト教は「宗教」ではない 自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    某グループの読書会課題図書.フランス在住の著者が外から見た日本のキリスト教を考察している面白い視点の本だ.利他、原罪と言ったキリスト教に絡む言葉が数多く出てくる.文化装置としてキリスト教という発想は新鮮だ.カトリックが"何度も信仰の「イズム」に立ち返って「宗教」を刷新してきた"と

    0
    2019年01月13日

    Posted by ブクログ

    「キリスト教」を「宗教」として捉えるのではなく、「生き方の規範」として展開してゆく。既存「宗教」が作り出す「共同体」や「聖」=「掟・禁」を否定する「自由」を有し、最も弱い者達に寄り添い人々がお互いを愛し合う事、それが「キリスト教」(=「聖書」)が説く教えである。

    自分自身、日本の「キリスト教の教え

    0
    2019年03月28日

    Posted by ブクログ

    表題に惹かれて衝動的に購入。カトリック教会の歴史を振り返りつつ、キリスト教の「主義(=イズム)」としての真髄はどこにあるのかを考察しているような印象を受けた。疑問が残る部分もないわけではないが、共感できるところも多く、それなりに面白く読めたと思う。

    0
    2019年03月26日

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