認知科学への招待

認知科学への招待

1,430円 (税込)

7pt

『認知科学と人工知能の未来 ― 超情報場仮説への招待』
人間の思考とは何か?脳はどのように情報を処理しているのか?
本書では、アメリカの大学院で最先端の「認知科学」を学んだ著者が、人工知能とともに進化してきたこの学問分野を、やさしくかつ本質的に解説します。

コンピュータはどのように論理を理解し、推論を行っているのか。人間の脳はそれとどう違うのか。行動主義から機能主義、そして神経ネットワークの進化まで、AIと認知科学の歴史と理論を踏まえつつ、「意味」と「構造」の深層に迫ります。

さらに、著者独自の理論「超情報場仮説」にも言及し、認知科学では解決できなかった“フレーム問題”への新たな視座を提示。情報と思考の未来を展望する、知的興奮に満ちた一冊です。

第1章 私と認知科学(認知科学とは構造主義に取って代わったパラダイム認知科学との出合い ほか)
第2章 認知科学とストロングAI(行動主義と機能主義ミンスキーの「フレーム理論」 ほか)
第3章 人工知能と神経ネットワーク(人工知能のニューラルネット学習可能な人工知能 ほか)
第4章 文法が先か、意味が先か(統語論と意味論ニューラルネットを解析したら文法ができていた ほか)
第5章 認知科学を超えて(認知科学が解決できない「フレーム問題」人間はなぜ「ここはレストランだ」とわかるのか ほか)

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認知科学への招待 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    認知科学の歴史をふりかえって、やさしく(本当にやさしいかはノーコメント)説明。
    そして、認知科学のパラダイムをへて、著者が考える新しいパラダイム『超情報場仮説』と論を展開している。
    私は意外と超情報場仮説の方がしっくりいくような気がしています(^^

    0
    2014年03月28日

    Posted by ブクログ

    人工知能研究を通して、認知科学を分かりやすく解説している書。
    特に、ノーム・チョムスキーの統語論と、ロジャー・シャンクの意味論を対比させ解説して、未だ解決されないフレーム理論から、アフォーダンス理論の展開、そして、自身の「超情報場仮説」へと話は展開する。

    苫米地英人の本を読んだことのない人が、第5

    0
    2014年03月09日

    Posted by ブクログ

    最後の超情報場仮説の内容が非常に興味深い。そしてわかりやすく噛み砕いた内容で認知科学の発展を解説していて非常に理解しやすいものだった。人工知能を巡って今後の発展が楽しみになる内容だった。

    0
    2014年02月09日

    Posted by ブクログ

    超情報場の仮説が本当に面白かった。確かに指摘されてみれば、世界を認識する上で3次元以上の何かメタ的なもの(或るものの、他のものとの関係性とか?)が必要だろうと感じられる。それが、(認知科学を含めた、従来までの)科学で扱えるかどうかはさておき。そもそも人間はなぜそのメタ的なものを感じ取れるのだろうか。

    0
    2019年06月01日

    Posted by ブクログ

    期待していたより面白かった。相変わらずの苫米地さんの自慢やカーネギーメロン大学がいかに素晴らしいかという賛美が鬱陶しいが、しかし、自身の興味を持った流れなどとともに分かりやすく認知科学のいち側面を紹介していてとても楽しみつつ学ぶことが出来た。

    0
    2015年03月29日

    Posted by ブクログ

    人工知能の歴史がザックリとわかる。
    だがそれ以上のものを求めるための資料が少ない。
    著者の唱える超情報場は面白いのだが、肉体が先か精神が先かでは、ニワトリが先かタマゴが先かという話と変わらないので物足りない。

    0
    2023年06月18日

    Posted by ブクログ

    人間はレストランに入るとき、看板やメニューや客などを見て自然にレストランであることを認知しているが、人工知能にどうやって人間の認知を理解させるか。

    ・私はりんごが好きです。
    「私」と「りんご」と「好き」を覚えさせれば理解できる
    →統語論(チョムスキー)

    りんごといってもリンゴスターなのか、アップ

    0
    2016年03月21日

    Posted by ブクログ

    認知科学についての入門書。
    今まで認知科学というものがよく分からず、漠然と脳科学寄りの分野だと思っていたが、本書では言語学・人工知能の説明を織り交ぜながら、心の機能について解明する。
    全体として勉強になる内容だったが、最終章の超・情報場理論だけは、説明が投げやりで、どうにも受け入れられない。

    0
    2015年09月23日

    Posted by ブクログ

    何故人はレストランをレストランと認識できるのか。機械にも同じことをさせるにはどのようにすれば良いか。

    そんな命題をひもときながら、認知科学について解説をしている。

    0
    2015年04月10日

    Posted by ブクログ

    認知科学者でもどういう学問か説明できない人がいる。
    人が物事をどの様に理解していて人工知能にどの様に覚えさせていくかどうか。

    0
    2015年01月16日

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