ネタバレ
Posted by ブクログ
2015年07月29日
一年に一冊のペースでかなり待たされているのですが、待った甲斐があります。
今回の主役は、この巻で滅ぼされる朝倉義景とその家臣達でしょうか。これまで不甲斐ない大名として描かれてきた義景が最後に戦国大名らしく戦いに臨み、破れてしまう訳ですが、この作者の敗者や討死した者に対する扱いの公平さ、注がれる眼差し...続きを読むの暖かさは好感が持てます。
義景始め、山崎吉家、斎藤龍興、彼らの戦いが切ない中に笑いを込めて描かれてます。信長本で彼らに思いを
馳せたのは初めてじゃないかなあってぐらい感情が入りました。
また一年ほど待ってもいいです。こんなに面白いのなら。