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Posted by ブクログ
駐在であり 刑事である という二役を行なう小林健。
ちまたでは、『鬼コバ』といわれ、恐れられている。
世田谷の高級住宅があるところの 小林健は、
部下である 加藤を 殉職させた。
そして、加藤の妻 陽子と 修平を 見守り、
結婚に 踏み切った。
浪花節的な 人生を おくるオトコである。
駐在という役割が 日本の事件を未然に防ぐ
抑止的な役割をしている。
そこで、様々な事件が起こるが、
親子三人惨殺事件が 一番痛ましい。
そして、その犯人を 地道に おいもとめる 鬼コバ。
組織的暴力集団にたいする 毅然たる態度と
複雑な形で 忍び寄る ヤミ社会。
そこへも、敢然と切り込んでいく。
警察組織の 事なかれ主義や縄張り意識が
様々な形で 犯人を捕まえるという本来的な機能をないがしろにする。
組織も やはり 人材によって 左右される。
たしかに 鬼コバは 頼れる存在である。
違った視点で 犯罪や警察組織を浮き彫りにする。
Posted by ブクログ
主人公の小林健は、私たちが身近に知っている駐在所にいるおまわりさんとは少しだけ違う。
暴力団の担当刑事を指導する「全国指導官」であり、同時に山手西署組織犯罪対策課第四係長でもある。
暴力団関係者からは「鬼コバ」と怖れられ、警察上層部からも一目も二目も置かれる存在だ。
地域に根づき、住民たちとコミュニケーションをとり、情報の収集を怠らない。
分析し、把握し、未然に事件を防いだり、発覚していない事件を掘り起こしていく。
濱さんの他の作品と同じように、やはり小林も徹底したプロの警察官である。
けっして手を抜かず、奢らず、謙虚に仕事に向き合う姿勢は、他の作品の主人公たちとよく似ている。
事件に対しては冷静に、犯人に対しては極めて冷徹である。
その精神は「鬼手仏心」に基づいている。
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