テンペスト（２）

阿仁谷ユイジ

＜男＞は＜女＞に造られる。――かつて、男女ほぼ同数であった地球に突如として出現し、人類のY染色体を滅亡させた、サキュバス現象。2000年の時を経て、今度は女性滅亡（フィメールロスト）が近づく。人類を救う唯一の方法として、人工的な男性創出実験が繰り返される一方、ウイルス保持者（キャリア）として隔離された皇（コウ）。愛する人を救うため、世界唯一の男性、姫（ヒメ）が選ぶ道とは――。

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: ＩＴＡＮ
• 電子版発売日: 2012年09月14日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 57MB

[よる · ★★★★★]

テンポがいい

段々謎やキャラクターたちの事情が明らかになってくるが、そのテンポがよくて飽きないで読み続けられる。早く次が読みたい！

[ブクログ · ★★★★★]

世界観がますます深く、素敵に耽美な方向に掘り下げられてる！肝心な姫と皇の距離が尚開いてるけど、すごく、ドキドキします。いささか震えながら読み進め、悶絶して待つ３巻！

[カラり · ★★★★☆]

人工授精

女性同士でいままで生殖してきたが凍結精子による人工授精の実験が始まる。
被験者のカヤシマとナナセのキャラクターがいいな。

[ブクログ · ★★★★☆]

　メインヒロインというかヒーローの皇さんの今が描かれ、少しずつこの世界がどういう状況なのかが明らかにされていく。
　この説明する手順というか表現が上手い。
　登場人物たちが「なぜ男性が生まれなくなったのか」「今の状況はどうなっていくのか」を探ることで示されるから、素直に読める。

[ブクログ · ★★★★☆]

でかいし、骨張ってるし、姫を形容する言葉が『美しい』というのは違和感があります。この世界では美の基準が変化していて、失われてしまった男性的な要素に価値があるのか。それとも姫が放つフェロモンみたいなものに反応して、脳内補正で美しく見えてしまうのか。モテすぎな姫だけどキリエのような強烈な愛情表現の人に好かれてしまうのは厄介ですね。でも可愛い困り顔が見たくて、つい苛めてしまう気持ちは少しわかるかな〜。

[ブクログ · ★★★★☆]

〈男〉は〈女〉に造られる…この壮大なテーマにおける、なんちゃってB級感がたまらない！阿仁谷さんの新境地だな、これ。参考文献だけでもハンパない(~_~;)
登場人物全てが妖しくて歪んでいたりするのだが、ベースにあるのは姫と皇の性を超えた純愛！そこに入り込んできた霧江の狂気にぞくぞくする…今後の鍵になりそうだ。

[ブクログ · ★★★★☆]

姫がフード脱ぎ捨てて、開き直ってキビキビ仕事してる(笑)
全部皇のためなんだね〜、いじらしい！
でもいい加減【女】のフリは厳しいんじゃ…
いゃ【男】を見たことないから、周りもわからないのか。

阿仁谷さんの描くぐじゅくじゅの表情はホントに素晴らしい。
そして霧江は今巻も憎い(｀ε´)

[ブクログ · ★★★☆☆]

霧江さんから姫への愛情というか恋心は小学生男子みたいで本当に可愛いですね！！！！！！！！
特別番外編の悪ふざけすごく好きなんですけど、上げて↑落とす↓感が凄まじくて何とも言えない読後感でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

姫が大人の男へと身体が成長していってかっこいい
でも、男を知らないからか明らかに男なのに気づかない。
でも、本能だけはどこかで気づいてる女達
なんか怖い

[ブクログ · ★★★☆☆]

なんちゃってSFファンタジー百合漫画、第２巻。話が進んでるようで進んでない。ヒメが「男」だということになぜ周りは気づかないのか？コウが男を毛嫌いする理由は？伏線なのか作者が何も考えてないのか怪しいところがちらほら。浦沢直樹みたいにならないことを祈ります。