近代の呪い

近代の呪い

814円 (税込)

4pt

『逝きし世の面影』の著者が人類史の視点から近代を総括する注目の講義録。私たちはどこから来て、どこへ向かおうとしているのか──。この混沌たる時代を生き抜く現代人のための必読の書。 私たちはどこから来て、どこへ行こうとしているのか──。無限の経済成長にのみ幸福を見る時代は終わった。単線的な進歩主義に基づく近代史観から脱し、人が人らしく生きうる共同社会を取り戻すために、近代化の意味を再び問い直すときがきている。豊かさの背後に刻まれた呪いを自覚し、これからを生きる術を考える。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

近代の呪い のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    非常におもしろかった。高校時代本書の内容に沿った授業を
    受けていることが出来たらきっともっと歴史好きになったと
    思う。

    0
    2018年12月09日

    Posted by ブクログ

    近代史の専門家である渡辺京二氏による、講演を本にまとめたもの。研究が深い。論旨も明確であり、学術的で説得力がある。特に、最初の「近代と国民国家」が参考となった。近代から現代にかけて、人類が何を追い求めてきたのか、国家とは何かを示している。面白い。
    「(中国人留学生秋勤しゅうきん)秋勤さんは横浜で日

    0
    2018年10月23日

    Posted by ブクログ

    いつもながら慧眼。次第に繰り返しも増えてきたがそれも味わいなり。大佛次郎を読まねば、という気にさせてくれる。
    20151130追記
    また最近読んだ。電子化も考えているが紙で持っておきたいという気持ちもあり。

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    一つめの呪い。近代とは、民衆がお上から口だしされないでも自分たちで成り立たせている自主性が撃滅された時代。世界経済は、民衆が国民として統合された国家同士が地位を競うインターステイトシステム。国民国家が進むにつれ、個人は社会の管理を受けざるを得なくなる。
    二つめ。資本主義によって衣食住に困らない豊かさ

    0
    2017年10月29日

    Posted by ブクログ

    著者の近代観はほんとうに勉強になる。自分が常識としていることをぐるっとひっくり返してくれ、新たな探求を促してくれる。

    0
    2015年11月05日

    Posted by ブクログ

    近代以降の世界において、われわれはインターステートの体系に所属せざるをえない。近代において人権や生活水準の向上が進んだことは事実であって、そのことは絶対的に良い方向なのだが、代わって個人は否応なしにインターステート・システムに取り込まれてしまい、ヒトどうしや自然との交感を喪失し、自分の身近な生活空間

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ




    平凡社新書
    渡辺京二 「近代の呪い」


    近代を批判的に捉えた講演集。とても面白い見方だった。学校教育では こういう歴史の見方を伝えれば、歴史好きが増えるのに。


    近代化=西洋化というシンプルな定義づけにはじまり、近代化により民衆社会の自主性が解体され、知識人が民衆を国民に改造したという論調

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    渡辺京二さんが、熊本大学で講演されたものが新書となった作品である。
    第1話 近代と国民国家――自立的民衆世界が消えた
    第2話 西洋化としての近代――岡倉天心は正しかったか
    第3話――フランス革命再考――近代の幕はあがったのか
    第4話――近代のふたつの呪い――近代とは何だったのか
    つけたり
     大佛次郎

    0
    2019年01月10日

    Posted by ブクログ

    15/5/28 明通寺読書会 若泉さん担当の本です 渡辺京二 著 フランス革命など視点が違っておもしろい

    0
    2015年05月28日

    Posted by ブクログ

    熊本大学での講演が中心で、そのため非常に読みやすい。もし講演を実際に聴いていたら、一生懸命メモをとっただろう。実は、まるで学生のように、本に線を引いて、簡単なレジメを作ってしまった。なんというか「お勉強心」が刺激される。

    「近代」の両義性についての著者の考えが、かみ砕いて語られている。「近代化とは

    0
    2014年02月07日

近代の呪い の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

平凡社新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

渡辺京二 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す