パチンコの経済学 内側から見た30兆円ビジネスの不思議

パチンコの経済学 内側から見た30兆円ビジネスの不思議

1,320円 (税込)

6pt

3.8

3万円を持ってパチンコに行った。2万円を使ったところで、大当たり!3万円になった。そこでやめておけば、財布の中は来店時より1万円多い4万円だが、ツイている、と思って別の台でプレイを再開した。ここで2万円を使い、ここらが潮時と判断して店を出た。財布の中は2万円になった。差引き1万円損したことになる。
さて、このときパチンコ店の売上は、いくらになったでしょう?
答えは本書をお読みいただくとして、いま全国のパチンコ店は約1万5千店。この数はコンビニの約4万店には及ばないものの食品スーパー1万8千店強に迫る。約30万人が働き、30兆円ビジネスと呼ばれる巨大な産業だ。だが、この巨大なパチンコ業界に、なぜか産業統計やガイドブックは存在しない。
ある程度の大きさの業界であれば、「よくわかるアパレル業界」とか「図解 医薬品業界ハンドブック」などのガイドブックが手に入るがパチンコ業界にはない。パチンコ本の多くは攻略本であり、経営学、経済学、社会学の視点から書かれたものは思いのほか少ない。
パチンコは好不況にかかわらず儲かる商売と思われがちだが、じつは極度の営業不振で瀕死の状態にある。現状のパチンコが違法性の高い換金行為や釘調整問題を抱えており、結果としてホール企業は株式上場できないし、これらに触れることはホール企業、遊技機メーカー、警察にとってもタブーになっている。
筆者は、大手ホール企業に(役員としての7年を含め)14年勤務した。本書は、内部にいた人間にしか書けない本音の経営書でもある。いよいよカジノ解禁も視野に入ってきたいま、パチンコホールの扉をそっと裏側から覗いてみよう。

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  • パチンコの経済学 内側から見た30兆円ビジネスの不思議
    1,320円 (税込)
    3万円を持ってパチンコに行った。2万円を使ったところで、大当たり!3万円になった。そこでやめておけば、財布の中は来店時より1万円多い4万円だが、ツイている、と思って別の台でプレイを再開した。ここで2万円を使い、ここらが潮時と判断して店を出た。財布の中は2万円になった。差引き1万円損したことになる。 さて、このときパチンコ店の売上は、いくらになったでしょう? 答えは本書をお読みいただくとして、いま全国のパチンコ店は約1万5千店。この数はコンビニの約4万店には及ばないものの食品スーパー1万8千店強に迫る。約30万人が働き、30兆円ビジネスと呼ばれる巨大な産業だ。だが、この巨大なパチンコ業界に、なぜか産業統計やガイドブックは存在しない。 ある程度の大きさの業界であれば、「よくわかるアパレル業界」とか「図解 医薬品業界ハンドブック」などのガイドブックが手に入るがパチンコ業界にはない。パチンコ本の多くは攻略本であり、経営学、経済学、社会学の視点から書かれたものは思いのほか少ない。 パチンコは好不況にかかわらず儲かる商売と思われがちだが、じつは極度の営業不振で瀕死の状態にある。現状のパチンコが違法性の高い換金行為や釘調整問題を抱えており、結果としてホール企業は株式上場できないし、これらに触れることはホール企業、遊技機メーカー、警察にとってもタブーになっている。 筆者は、大手ホール企業に(役員としての7年を含め)14年勤務した。本書は、内部にいた人間にしか書けない本音の経営書でもある。いよいよカジノ解禁も視野に入ってきたいま、パチンコホールの扉をそっと裏側から覗いてみよう。
  • 続・パチンコの経済学 21兆円ビジネスの裏で何が起きているのか?
    1,408円 (税込)
    不気味に連鎖し始めたパチンコと金融商品。 誰も語らなかった、「カジノ解禁」前夜のパチンコ大改革案。 ありそうでなかった業界案内として、2007年に刊行されるや大きな反響を呼んだ『パチンコの経済学――内側から見た30兆円ビジネスの不思議』から丸3年。待望の続編である。わずかこの3年でパチンコの市場規模は30兆円から21兆円に縮小した。一方、テレビでは毎日、大量のパチンコ関連のCMで賑わっている。いまパチンコ、ギャンブル業界にいったい何が起こっているのか? その舞台裏に迫った。パチンコとFX取引とギャンブルと……不気味に連鎖しはじめた、パチンコと金融商品。誰も語らなかった、カジノ解禁前夜の業界大改革案とは? 内部に精通し、経済学、社会学に明るい著者ならではの筆致は独壇場で、前作を超えた面白さで読ませる。 ちなみに、ギャンブルの純損失とは著者の造語だが、「お客が投資した金額から回収した金額を差し引いた純粋な損失」のことで、顧客が支払ったテラ銭の総額のことである。パチンコやカジノは粗利益高が、宝くじや公営ギャンブルは控除率があてはまる。日本人はギャンブルになんと年間5兆3387億円のテラ銭を使っていて、パチンコがその約67%、3.5兆円強をも占めている。 政府の観光立国の旗振りのもと、換金合法化からカジノ解禁へ進もうとする業界に未来はあるか? 民主党版カジノ新法(案)も収録した業界ガイドの最新版である。

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パチンコの経済学 内側から見た30兆円ビジネスの不思議 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年12月12日

    就職活動中、パチンコ業界の選考を受ける途中で、業界研究のために読んだ本。
    本当にこの業界に就職していいのか悩みまくっていたときに読みました。パチンコ業界についての本はほとんどないので大変ためになりました!
    その結果、その会社への入社を決意し、現在はパチンコホールで実際に働いています。

    選考中は、こ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    年間30兆円産業と呼ばれる
    パチンコ業界。しかし全国に
    約一万五千件あるパチンコ店の
    半数以上が赤字経営であるらしい..。

    法律的にも様々な問題を抱えている
    パチンコ業界。

    今後のパチンコ業界はどうなる?

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    そもそもパチンコをしたこともないし、店に入ったこともないのだが、なんとなく手に取ってみた。

    日本のレジャーの36%をパチンコが占めるほどの巨大な業界。
    パチンコ人口は減っているが、一人当たりからの消費額を増やすことで何とか収支を保っているとのこと。

    でも、パチンコ依存症などで破産しないように、適...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月10日

    客観的に他文献も参照してパチンコを語る。技術革新、賭博好きのカモ人種は探索が好きで数理も強くなるが胴元の狡猾な君主らに利用され戦争などで搾取される説を紹介。パチンコ愛好家は携帯電話好きでコミュニケーション能力低いらしい。業界売上変わらないが顧客数半減って統計は驚き。1人当たりの消費金額が高い。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ?ダイナムの役員だった著者。
    30兆円産業の仕組みをわかりやすく解説。
    パチンコ初心者、パチンコ従業員未経験んでもわかるし、いま話題のカジノ解禁とパチンコとの関連にも触れている。

    0

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