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Posted by ブクログ
現在の脳科学でどこまでSF作品の脳に関する技術を実現できるかという内容でした。
取り上げられている題材の中でも「コンピューターに心を持たせられるか」が特におもしろかったです。
この章の冒頭で心を「感情と意識から成る、生物種の繁栄のためのシステム」とする考え方が気に入りました。
コンピューターに心を持たせるうえで感情は実現できそうに思いますが、意識(自己)の実現が想像できません。
『膚の下』(神林長平)で、コンピューターの自己の範囲(無線通信でつながっていても自己の範囲)が人の感覚よりも広く困惑する場面を思い出しました。
読み終えたあと索引を見て、まだまだ読んでいないSF名著がたくさんあることを実感しました。
Posted by ブクログ
SFを導入にして脳科学の知見から何がどこまで可能か考察した本。各章それぞれ1冊の本になりそうな内容だが、簡易に読みやすく説明してくれている。
【目次】
第1章 サイボーグは「超人」になれるのか(『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ)
第2章 脳は電子デバイスと融合できるか(『攻殻機動隊』士郎正宗)
第3章 意識はデータ化できるか(『順列都市』グレッグ・イーガン)
第4章 脳は人工冬眠を起こせるか(『夏への扉』ロバート・A・ハインライン)
第5章 記憶は書き換えられるか(『追憶売ります』フィリップ・K・ディック)
第6章 脳にとって時間とはなにか(『TENET/テネット』クリストファー・ノーラン監督)
第7章 脳に未知の潜在能力はあるのか(『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督)
第8章 眠らない脳はつくれるか(『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス)
第9章 AIは「こころ」をもつのか(『2001年宇宙の旅』スタンリー・キューブリック監督)
Posted by ブクログ
SF小説や映画、アニメ、マンガなど、時代の先を予見していたような作品はたくさんある。SFは設定に頭が追いつくまでちょっと時間がかかるので敬遠しがちだけど、本書には未読のSF小説がたくさん紹介されており、どれも読んでみたくなる。特に『幼年期の終わり』『二重太陽系死の叫び声』『宇宙の戦士』『月は無慈悲な夜の女王』『順列都市』『ディアスポラ』『ユービック』など、興味をそそられる作品の目白押し。内容を忘れてしまっている『夏への扉』も再読したいところ。なかでも『攻殻機動隊』が随所に登場するのが、ファンとしてはたまらなく嬉しい。思考実験としての「テセウスの船」も、改めて深く考えさせられる興味深い問題。また、科学的な知見としての面白い発見も多数。「脳の10%神話」が科学的に否定されているとは知らなかった。記憶の固定化が行われるノンレム睡眠を、トカゲ、タコ・イカ、魚類・昆虫まで行っているというのも驚きの事実。
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ビジネス・実用
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