ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
記憶の書き換え、意識のデータ化、潜在能力の活性化……SFに描かれる「脳の未来」は実現するのか? 第一人者が大真面目に検証!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
現在の脳科学でどこまでSF作品の脳に関する技術を実現できるかという内容でした。 取り上げられている題材の中でも「コンピューターに心を持たせられるか」が特におもしろかったです。 この章の冒頭で心を「感情と意識から成る、生物種の繁栄のためのシステム」とする考え方が気に入りました。 コンピューターに心を...続きを読む持たせるうえで感情は実現できそうに思いますが、意識(自己)の実現が想像できません。 『膚の下』(神林長平)で、コンピューターの自己の範囲(無線通信でつながっていても自己の範囲)が人の感覚よりも広く困惑する場面を思い出しました。 読み終えたあと索引を見て、まだまだ読んでいないSF名著がたくさんあることを実感しました。
SF小説・SF映画を素材に、脳科学などの知見から実現可能性を探る思考実験のような書。 幾つか興味深い記述はあるが、脳は身体なくして意識活動を維持することは難しいらしい。 これは「唯脳論」などというタイトルの本を書いた養老孟司が、実は身体の重要性を説いていることにも繋がることだろう。 また、量子論でい...続きを読むう多世界解釈を、人間の意識のありようと結び付けて論じるところも印象的であった。 私の記憶が確かならば、「神星記ヴァグランツ」では、多数のパラレルワールドを認識可能な超AIが登場していたが、この超AIが出てくるエピソードについて本書の著者の解説が聞きたいと思う。
SFを導入にして脳科学の知見から何がどこまで可能か考察した本。各章それぞれ1冊の本になりそうな内容だが、簡易に読みやすく説明してくれている。 【目次】 第1章 サイボーグは「超人」になれるのか(『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ) 第2章 脳は電子デバイスと融合できるか(『攻殻機動隊』...続きを読む士郎正宗) 第3章 意識はデータ化できるか(『順列都市』グレッグ・イーガン) 第4章 脳は人工冬眠を起こせるか(『夏への扉』ロバート・A・ハインライン) 第5章 記憶は書き換えられるか(『追憶売ります』フィリップ・K・ディック) 第6章 脳にとって時間とはなにか(『TENET/テネット』クリストファー・ノーラン監督) 第7章 脳に未知の潜在能力はあるのか(『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督) 第8章 眠らない脳はつくれるか(『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス) 第9章 AIは「こころ」をもつのか(『2001年宇宙の旅』スタンリー・キューブリック監督)
はじめに 第1章 サイボーグは「超人」もなれるか 第2章 脳は電子デバイスと融合できるか 第3章 意識はデータ化できるか 第4章 脳は人工冬眠を起こせるか 第5章 記憶は書き換えられるか 第6章 脳にとって時間とはなにか 第7章 脳に未知の潜在能力はあるか 第8章 眠らない脳はつく...続きを読むれるか 第9章 AIは「こころ」をもつのか おわりに さくいん
神経科学の第一人者という著者が、サイボーグ、リアル脳の電脳化・データ転送、記憶改変、人工冬眠、時間旅行、脳の潜在能力、不眠化、自意識を持つAIなど、SF小説でお馴染みのテーマについて、最先端の科学の知見を元に実現可能性を探る。 一言で言えば、脳の機能が複雑すぎて、人工物と置き換えることは不可能と思...続きを読むわれる。 人工冬眠は可能性がありそうだが。 著者の直接の専門外である相対性理論や量子力学にも手を広げて平易に解説されており、SF好きの好奇心を刺激する良書。 著者自身も小説からコミック、アニメまで手広くカバーする相当のSF好きと思われる。
SF小説にあるような脳をどうこうする科学は現実として可能なのか、という話。 人は脳の10%しか使っていない、なんてことはない。そして記憶にしても心にしても脳の機能ではあるけれど、その前提として体が必要。そりゃそうだよな…と思った
脳科学によって現時点で明らかになっている科学的な理解とSF作品で扱われているテクノロジーを比較して、どのようにしてそれが実現されるのか・実現可能としたらどのような技術が必要なのか、といった視点で語ることで最新の脳科学を紹介する本。 本書の目玉は後半部にある時間の章だと思われる。時間を理解する観測者た...続きを読むる人間の神経細胞はエントロピーを利用した仕組みで働いており故に時間が逆行したとしてもそれを認識できないという。
昔のSF小説やアニメ、映画などに出てきた科学技術(記憶移植や時間旅行など)が、現在いろいろ解明されてきた理論・現象を元に、どれだけ難しいかを解説する本。 面白いと思ったのはそれを「不可能」ではなく、かなり難しいと書いているところ。著者は、いつかは実現すると思ってるようだ。
種々なSF設定、背景を 実際の現状、理論等々で検証すると言う なかなか面白い。ただ こちらの基礎的な知識もいるので、気楽によむのは難しいかな。でも いずれ実現されるんだろうなぁという感じは受けました。
情報番組で紹介されていたので手に取った一冊です。 本書は、SF小説に描かれる未来像(サイボーグ化、脳とデバイスの融合、人工冬眠、記憶の書き換え、眠らない脳など)を、現代の脳科学や技術から見て「実現可能か」を検証していてとても刺激的でした。 テーマは大きく、①原理が未解明でまだ不可能なもの、②仕組み...続きを読むは分かりつつも技術が追いついていないもの、③実現が極めて困難なもの、の3つに分かれています。未来を考える面白さと同時に、科学技術と脳研究の進歩が不可欠だと実感しました。 「おわりに」の木星探査のショートストーリーで語られる「体験の価値」は特に印象的でした。どれほど技術が進んでも、自分自身の経験は代えがたいと改めて感じました。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか
新刊情報をお知らせします。
櫻井武
フォロー機能について
「ブルーバックス」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!
サクッとわかる ビジネス教養 睡眠の新常識
食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
睡眠と覚醒をあやつる脳のメカニズム ~快眠のためのヒント20~
睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
睡眠の大研究 しくみと役割をさぐろう
「櫻井武」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか ページトップヘ